マイケルチミノ監督の1978年公開映画ディアハンター。ベトナム戦争下で傷つくアメリカ地方出身の若者たちを描いた不屈の名作。スタンリーマイヤーズの物悲しげなギターの旋律が印象に残る音楽映画でもあります。 70年代後期のアメリカ地方都市と丹波山の風景を重ねながら鹿の家族の足跡を辿り親川から三条の湯に向けて入った。前回、クマさんの低い唸り声を聞いて引き返した分岐奥の波線道をMJTK氏と踏み込む。 鹿の足跡を見失わない様に傾斜キツめの道を水平移動。1時間ほど進むと奥多摩アルアルの盛大な崩落地点へ。鹿の足跡はさらに奥に伸びているも人が通れる感じはしない。通れないことはないかもだが時間がかかり過ぎる予感しかしない。300メートルほど直登しデンデイロの登山道に繋げることも考えたが斜面でのビバークは避けたいので引き返すことに。 振り返りヤマレコの軌跡を確認すると人の通ったオレンジ線は鹿の足跡の50メートル上の崩落地点を避けて通過している。そりゃそうだ。鹿さんには通れても人は無理。 一般登山道に戻りデンデイロの深雪の中で飲もう!となりワカンを装着し登り進めるもグズグスモナカ雪のためさらに時間がかかる。良いところで早々に切り上げ宴開始。結果、夕方4時の寝酒から翌日朝6時まで豪快に寝入る。恐るべしデンデイロ。 獣の雪トレースがまんま登山道になっていることを改めて知った週末でした。
いつもの遭難時用写真。
獣道を進む
進む
良い感じの斜面を水平移動
雪がグズグス過ぎる
崩落地点
トラバースいけないこともないがコレが一発目。と言うことはこの後もきっとこんな感じ。のはず。
オレンジの点線が人の通過線。波線が作業道。ピンクが自分たちが通った道。オレンジ点線が崩壊場所を避けて通っている。早く確認すれば良かった^_^
ワカン装着
テン場開墾
早々に宴開始
ワイエスな風景
雪山は水の確保を心配しなくても進めるのが良し
就寝
来た道を帰ります
名残惜しいデンデイロ。また来よう。
奥多摩の戦利品。そういえば映画のラストもローリングロックだったか。