台高山脈 筏場道&尾鷲道 筏場からマブシ嶺へ 大台辻・川上辻・尾鷲辻経由

2023.11.03(金) 2 DAYS

筏場大台ヶ原歩道(以下、筏場道)は崩落、落橋により、釜ノ公吊橋の先から川上辻迄の区間が通行止となっております。さらに、携帯(ドコモ)の電波は全区間入らなかったと思います。遭難しても助けを呼ぶこともできませんので、このルートからの入山は避けるのが無難です。 今回は一泊二日の予定で、1日目は、筏場道(山抜けによる通行不能区間は、手前から大きく迂回して尾根筋)を歩いて標高差約1,100m、筏場から大台ヶ原に登り、心・湯治館に一泊して、2日目は、尾鷲道を歩いて大台ヶ原から堂倉山とマブシ嶺に登ります。詳しいコース状況・危険箇所等については、写真のコメント欄に記載してあります。

1日目、筏場道を歩いて、標高差約1,100m、大台ヶ原迄行きます。
筏場道は左です。林道はこの先通行止です。

1日目、筏場道を歩いて、標高差約1,100m、大台ヶ原迄行きます。 筏場道は左です。林道はこの先通行止です。

1日目、筏場道を歩いて、標高差約1,100m、大台ヶ原迄行きます。 筏場道は左です。林道はこの先通行止です。

白倉又谷に架かる橋。

白倉又谷に架かる橋。

白倉又谷に架かる橋。

滑らないよう要注意です。

滑らないよう要注意です。

滑らないよう要注意です。

岩を削って、その先に橋が架かっています。

岩を削って、その先に橋が架かっています。

岩を削って、その先に橋が架かっています。

本沢川。左岸側に筏場道が通っています。

本沢川。左岸側に筏場道が通っています。

本沢川。左岸側に筏場道が通っています。

ここはまだ通行止の区間ではありませんが、虎ロープが切れてしまっていて河原に下りられないので、ロープを出しました。川の水量次第ですが、私たちの場合、一旦、河原に降りた方が前に進みやすいと判断しました。
持参したロープは、Φ7×20m(静止破断強度12kN)です。

ここはまだ通行止の区間ではありませんが、虎ロープが切れてしまっていて河原に下りられないので、ロープを出しました。川の水量次第ですが、私たちの場合、一旦、河原に降りた方が前に進みやすいと判断しました。 持参したロープは、Φ7×20m(静止破断強度12kN)です。

ここはまだ通行止の区間ではありませんが、虎ロープが切れてしまっていて河原に下りられないので、ロープを出しました。川の水量次第ですが、私たちの場合、一旦、河原に降りた方が前に進みやすいと判断しました。 持参したロープは、Φ7×20m(静止破断強度12kN)です。

美しい遊歩道。昔はこんな感じの道がずっと続いていたのでしょうか?

美しい遊歩道。昔はこんな感じの道がずっと続いていたのでしょうか?

美しい遊歩道。昔はこんな感じの道がずっと続いていたのでしょうか?

五色湯跡手前の橋。

五色湯跡手前の橋。

五色湯跡手前の橋。

黒倉又谷に架かる橋。

黒倉又谷に架かる橋。

黒倉又谷に架かる橋。

ここに、脚立無かったけ?あると思っていた脚立がありません。何とか攀じ登れました。

ここに、脚立無かったけ?あると思っていた脚立がありません。何とか攀じ登れました。

ここに、脚立無かったけ?あると思っていた脚立がありません。何とか攀じ登れました。

釜之公吊橋。大杉谷を歩いているような雰囲気です。現在、筏場道は、釜之公吊橋の先から川上辻迄の区間が崩落・落橋により通行止となっています。

釜之公吊橋。大杉谷を歩いているような雰囲気です。現在、筏場道は、釜之公吊橋の先から川上辻迄の区間が崩落・落橋により通行止となっています。

釜之公吊橋。大杉谷を歩いているような雰囲気です。現在、筏場道は、釜之公吊橋の先から川上辻迄の区間が崩落・落橋により通行止となっています。

天理大学WV部の古い案内板に、「三重三階」と表示されています。ここが三十三荷でしょうか?これ以外に案内板が見当たりません。

天理大学WV部の古い案内板に、「三重三階」と表示されています。ここが三十三荷でしょうか?これ以外に案内板が見当たりません。

天理大学WV部の古い案内板に、「三重三階」と表示されています。ここが三十三荷でしょうか?これ以外に案内板が見当たりません。

一つ目のチェックポイント、左上方向、P955をGPSで確認。

一つ目のチェックポイント、左上方向、P955をGPSで確認。

一つ目のチェックポイント、左上方向、P955をGPSで確認。

二つ目のチェックポイント、一つ谷を渡ります。

二つ目のチェックポイント、一つ谷を渡ります。

二つ目のチェックポイント、一つ谷を渡ります。

P955を通る尾根「第1の尾根」の南側に、谷を挟んで並行する尾根「第2の尾根」の取付き地点。この地点にはマーキングテープは巻かれていませんが、山抜け区間を迂回してここから尾根を登って行き、台高縦走路を目指します。ここで一旦筏場道から外れますので、通行止の区間ではなくなりますが、台高縦走路迄の区間は登山道ではありません。

P955を通る尾根「第1の尾根」の南側に、谷を挟んで並行する尾根「第2の尾根」の取付き地点。この地点にはマーキングテープは巻かれていませんが、山抜け区間を迂回してここから尾根を登って行き、台高縦走路を目指します。ここで一旦筏場道から外れますので、通行止の区間ではなくなりますが、台高縦走路迄の区間は登山道ではありません。

P955を通る尾根「第1の尾根」の南側に、谷を挟んで並行する尾根「第2の尾根」の取付き地点。この地点にはマーキングテープは巻かれていませんが、山抜け区間を迂回してここから尾根を登って行き、台高縦走路を目指します。ここで一旦筏場道から外れますので、通行止の区間ではなくなりますが、台高縦走路迄の区間は登山道ではありません。

かなりの急登です。山友にお助けロープを出しました。

かなりの急登です。山友にお助けロープを出しました。

かなりの急登です。山友にお助けロープを出しました。

標高1,050mから1,100m位の区間が非常に難路です。この辺りで、大きな熊の糞を発見!嫌なものを見てしまった。

標高1,050mから1,100m位の区間が非常に難路です。この辺りで、大きな熊の糞を発見!嫌なものを見てしまった。

標高1,050mから1,100m位の区間が非常に難路です。この辺りで、大きな熊の糞を発見!嫌なものを見てしまった。

難所を突破すると、尾根は穏やかになり、マーキングテープも「登場」です。このマーキングテープは、私たちが登って来た尾根「第2の尾根」から谷を挟んでもう一つ南側の尾根「第3の尾根」に下る為の目印かも知れません。この「第3の尾根」を通過した山行記録は存在します。ここで、3つに枝分かれしていた尾根は1つになりました。

難所を突破すると、尾根は穏やかになり、マーキングテープも「登場」です。このマーキングテープは、私たちが登って来た尾根「第2の尾根」から谷を挟んでもう一つ南側の尾根「第3の尾根」に下る為の目印かも知れません。この「第3の尾根」を通過した山行記録は存在します。ここで、3つに枝分かれしていた尾根は1つになりました。

難所を突破すると、尾根は穏やかになり、マーキングテープも「登場」です。このマーキングテープは、私たちが登って来た尾根「第2の尾根」から谷を挟んでもう一つ南側の尾根「第3の尾根」に下る為の目印かも知れません。この「第3の尾根」を通過した山行記録は存在します。ここで、3つに枝分かれしていた尾根は1つになりました。

台高縦走路迄もう少しです。尾根は再び険しくなります。

台高縦走路迄もう少しです。尾根は再び険しくなります。

台高縦走路迄もう少しです。尾根は再び険しくなります。

台高縦走路に合流して展望が開けました。 が、、、この先、道がハッキリしません。

台高縦走路に合流して展望が開けました。 が、、、この先、道がハッキリしません。

台高縦走路に合流して展望が開けました。 が、、、この先、道がハッキリしません。

P1250付近。この先、道を間違えて東側の尾根に入ってしまいました。気付くのが早くて良かった。道はややこしいですが、歩きたかった台高縦走路を今歩いています。

P1250付近。この先、道を間違えて東側の尾根に入ってしまいました。気付くのが早くて良かった。道はややこしいですが、歩きたかった台高縦走路を今歩いています。

P1250付近。この先、道を間違えて東側の尾根に入ってしまいました。気付くのが早くて良かった。道はややこしいですが、歩きたかった台高縦走路を今歩いています。

やっと、大台辻です。本来、筏場道はここに上がって来ますが、途中大きく山抜けしている所があるらしいので、今回は尾根を登ってきました。写真右から来て左に向かいます。
大台辻で台高縦走路と筏場道が合流しました。前方にロープが張られていますが、跨いで先に進みます。筏場道は、この先で台高主稜線と別れて、山の斜面を巻くようにして川上辻に向かいます。

やっと、大台辻です。本来、筏場道はここに上がって来ますが、途中大きく山抜けしている所があるらしいので、今回は尾根を登ってきました。写真右から来て左に向かいます。 大台辻で台高縦走路と筏場道が合流しました。前方にロープが張られていますが、跨いで先に進みます。筏場道は、この先で台高主稜線と別れて、山の斜面を巻くようにして川上辻に向かいます。

やっと、大台辻です。本来、筏場道はここに上がって来ますが、途中大きく山抜けしている所があるらしいので、今回は尾根を登ってきました。写真右から来て左に向かいます。 大台辻で台高縦走路と筏場道が合流しました。前方にロープが張られていますが、跨いで先に進みます。筏場道は、この先で台高主稜線と別れて、山の斜面を巻くようにして川上辻に向かいます。

この先、危険箇所は沢山ありましたが、このように、要所要所でトラロープが張られてあり、転落せずに済みました。

この先、危険箇所は沢山ありましたが、このように、要所要所でトラロープが張られてあり、転落せずに済みました。

この先、危険箇所は沢山ありましたが、このように、要所要所でトラロープが張られてあり、転落せずに済みました。

青空とコブシ峠。ここから尾根を登って行くと、途中で台高主稜線と合流して三津河落山に行き着きます。

青空とコブシ峠。ここから尾根を登って行くと、途中で台高主稜線と合流して三津河落山に行き着きます。

青空とコブシ峠。ここから尾根を登って行くと、途中で台高主稜線と合流して三津河落山に行き着きます。

紅葉に陽光が当たって輝いています。

紅葉に陽光が当たって輝いています。

紅葉に陽光が当たって輝いています。

道が崩れてありません。虎ロープが頼りです。

道が崩れてありません。虎ロープが頼りです。

道が崩れてありません。虎ロープが頼りです。

ロープを頼りにここを下ります。

ロープを頼りにここを下ります。

ロープを頼りにここを下ります。

崩落地を登り返します。金明水は見過ごしてしまいました。

崩落地を登り返します。金明水は見過ごしてしまいました。

崩落地を登り返します。金明水は見過ごしてしまいました。

ごく最近設置されたような新しさを感じる安心橋。

ごく最近設置されたような新しさを感じる安心橋。

ごく最近設置されたような新しさを感じる安心橋。

ここは正面突破は無理だと思いました。少し手前に戻って赤系のテープでマーキングされた地点から高巻いて、最後は倒木した木の枝の上を猿のような気持ちになって突破しました。

ここは正面突破は無理だと思いました。少し手前に戻って赤系のテープでマーキングされた地点から高巻いて、最後は倒木した木の枝の上を猿のような気持ちになって突破しました。

ここは正面突破は無理だと思いました。少し手前に戻って赤系のテープでマーキングされた地点から高巻いて、最後は倒木した木の枝の上を猿のような気持ちになって突破しました。

写真後方には筏場道の石垣が写っていますが、歩いている付近は石垣は崩れて無くなっています。代わりに、鎖と虎ロープが設置されています。落ちたらかなり下の方まで転がって行きます。

写真後方には筏場道の石垣が写っていますが、歩いている付近は石垣は崩れて無くなっています。代わりに、鎖と虎ロープが設置されています。落ちたらかなり下の方まで転がって行きます。

写真後方には筏場道の石垣が写っていますが、歩いている付近は石垣は崩れて無くなっています。代わりに、鎖と虎ロープが設置されています。落ちたらかなり下の方まで転がって行きます。

木造の橋ですが、しっかりしてます。

木造の橋ですが、しっかりしてます。

木造の橋ですが、しっかりしてます。

みやこ笹がお出迎えです。ここまで来れば安全圏です。この風景を見て安堵しました。

みやこ笹がお出迎えです。ここまで来れば安全圏です。この風景を見て安堵しました。

みやこ笹がお出迎えです。ここまで来れば安全圏です。この風景を見て安堵しました。

川上辻に到着です。到着予定時刻より約2時間遅れましたが、何とか日没までに間に合いました。

川上辻に到着です。到着予定時刻より約2時間遅れましたが、何とか日没までに間に合いました。

川上辻に到着です。到着予定時刻より約2時間遅れましたが、何とか日没までに間に合いました。

本日のお宿、心・湯治館。
ここのお風呂が最高に良かった。今日一日の疲れがふっ飛びました。

本日のお宿、心・湯治館。 ここのお風呂が最高に良かった。今日一日の疲れがふっ飛びました。

本日のお宿、心・湯治館。 ここのお風呂が最高に良かった。今日一日の疲れがふっ飛びました。

2日目、尾鷲道を歩いて、堂倉山とマブシ嶺に登ります。
心・湯治館の朝食弁当。美味しかった、御馳走様。

2日目、尾鷲道を歩いて、堂倉山とマブシ嶺に登ります。 心・湯治館の朝食弁当。美味しかった、御馳走様。

2日目、尾鷲道を歩いて、堂倉山とマブシ嶺に登ります。 心・湯治館の朝食弁当。美味しかった、御馳走様。

中道を通って、尾鷲辻に向かいます。

中道を通って、尾鷲辻に向かいます。

中道を通って、尾鷲辻に向かいます。

ここで、ようやく案内板がありました。

ここで、ようやく案内板がありました。

ここで、ようやく案内板がありました。

快晴の青空は気持ちいい(^^♪

快晴の青空は気持ちいい(^^♪

快晴の青空は気持ちいい(^^♪

堂倉山山頂付近。ここから、シラサコ(尾鷲道)に合流する迄が踏み跡不明瞭です。

堂倉山山頂付近。ここから、シラサコ(尾鷲道)に合流する迄が踏み跡不明瞭です。

堂倉山山頂付近。ここから、シラサコ(尾鷲道)に合流する迄が踏み跡不明瞭です。

おお、美しい。

おお、美しい。

おお、美しい。

シラサコ。

シラサコ。

シラサコ。

尾鷲道の紅葉、まだまだ見頃です。

尾鷲道の紅葉、まだまだ見頃です。

尾鷲道の紅葉、まだまだ見頃です。

道幅が狭くて、緊張する所もあります。

道幅が狭くて、緊張する所もあります。

道幅が狭くて、緊張する所もあります。

雷峠。雷峠は誤記載も含めて何ヵ所かあるようです。

雷峠。雷峠は誤記載も含めて何ヵ所かあるようです。

雷峠。雷峠は誤記載も含めて何ヵ所かあるようです。

地倉山山頂。帰りは地倉山から雷峠を経由せずに、尾根を歩いて行きます。

地倉山山頂。帰りは地倉山から雷峠を経由せずに、尾根を歩いて行きます。

地倉山山頂。帰りは地倉山から雷峠を経由せずに、尾根を歩いて行きます。

マブシ嶺到着。
素晴らしい展望、半端ないわ!
快晴だぁ!!!
ヤッホー!!!

マブシ嶺到着。 素晴らしい展望、半端ないわ! 快晴だぁ!!! ヤッホー!!!

マブシ嶺到着。 素晴らしい展望、半端ないわ! 快晴だぁ!!! ヤッホー!!!

手前は竜口(りゅうご)尾根。後方は、大峯山脈の名峰群が丸見えです。弥山、八経ヶ岳、明星ヶ岳、仏生ヶ岳、釈迦ヶ岳等々。

手前は竜口(りゅうご)尾根。後方は、大峯山脈の名峰群が丸見えです。弥山、八経ヶ岳、明星ヶ岳、仏生ヶ岳、釈迦ヶ岳等々。

手前は竜口(りゅうご)尾根。後方は、大峯山脈の名峰群が丸見えです。弥山、八経ヶ岳、明星ヶ岳、仏生ヶ岳、釈迦ヶ岳等々。

帰りは、地倉山から尾根を歩いています。ここは、比較的歩きやすいですが、尾根は登山道として整備されていないので、進行方向が分かりにくい所が何ヵ所かありました。GPSは必須です。

帰りは、地倉山から尾根を歩いています。ここは、比較的歩きやすいですが、尾根は登山道として整備されていないので、進行方向が分かりにくい所が何ヵ所かありました。GPSは必須です。

帰りは、地倉山から尾根を歩いています。ここは、比較的歩きやすいですが、尾根は登山道として整備されていないので、進行方向が分かりにくい所が何ヵ所かありました。GPSは必須です。

ここで、尾鷲道(左)と合流しました。この少し先で、元の道が崩落で通れなくなり、代わりに崩落地を高巻くルートに付け替えられたと思われる区間がありました。登山道の整備にかなり手間が掛かっているようです。

ここから先は、尾鷲道を歩いて尾鷲辻迄戻り、尾鷲辻からは中道を歩いて駐車場迄戻りました。

尾鷲道は、マーキングテープが短い間隔で取付けられているので、迷わず安心して歩くことができました。

ここで、尾鷲道(左)と合流しました。この少し先で、元の道が崩落で通れなくなり、代わりに崩落地を高巻くルートに付け替えられたと思われる区間がありました。登山道の整備にかなり手間が掛かっているようです。 ここから先は、尾鷲道を歩いて尾鷲辻迄戻り、尾鷲辻からは中道を歩いて駐車場迄戻りました。 尾鷲道は、マーキングテープが短い間隔で取付けられているので、迷わず安心して歩くことができました。

ここで、尾鷲道(左)と合流しました。この少し先で、元の道が崩落で通れなくなり、代わりに崩落地を高巻くルートに付け替えられたと思われる区間がありました。登山道の整備にかなり手間が掛かっているようです。 ここから先は、尾鷲道を歩いて尾鷲辻迄戻り、尾鷲辻からは中道を歩いて駐車場迄戻りました。 尾鷲道は、マーキングテープが短い間隔で取付けられているので、迷わず安心して歩くことができました。

1日目、筏場道を歩いて、標高差約1,100m、大台ヶ原迄行きます。 筏場道は左です。林道はこの先通行止です。

白倉又谷に架かる橋。

滑らないよう要注意です。

岩を削って、その先に橋が架かっています。

本沢川。左岸側に筏場道が通っています。

ここはまだ通行止の区間ではありませんが、虎ロープが切れてしまっていて河原に下りられないので、ロープを出しました。川の水量次第ですが、私たちの場合、一旦、河原に降りた方が前に進みやすいと判断しました。 持参したロープは、Φ7×20m(静止破断強度12kN)です。

美しい遊歩道。昔はこんな感じの道がずっと続いていたのでしょうか?

五色湯跡手前の橋。

黒倉又谷に架かる橋。

ここに、脚立無かったけ?あると思っていた脚立がありません。何とか攀じ登れました。

釜之公吊橋。大杉谷を歩いているような雰囲気です。現在、筏場道は、釜之公吊橋の先から川上辻迄の区間が崩落・落橋により通行止となっています。

天理大学WV部の古い案内板に、「三重三階」と表示されています。ここが三十三荷でしょうか?これ以外に案内板が見当たりません。

一つ目のチェックポイント、左上方向、P955をGPSで確認。

二つ目のチェックポイント、一つ谷を渡ります。

P955を通る尾根「第1の尾根」の南側に、谷を挟んで並行する尾根「第2の尾根」の取付き地点。この地点にはマーキングテープは巻かれていませんが、山抜け区間を迂回してここから尾根を登って行き、台高縦走路を目指します。ここで一旦筏場道から外れますので、通行止の区間ではなくなりますが、台高縦走路迄の区間は登山道ではありません。

かなりの急登です。山友にお助けロープを出しました。

標高1,050mから1,100m位の区間が非常に難路です。この辺りで、大きな熊の糞を発見!嫌なものを見てしまった。

難所を突破すると、尾根は穏やかになり、マーキングテープも「登場」です。このマーキングテープは、私たちが登って来た尾根「第2の尾根」から谷を挟んでもう一つ南側の尾根「第3の尾根」に下る為の目印かも知れません。この「第3の尾根」を通過した山行記録は存在します。ここで、3つに枝分かれしていた尾根は1つになりました。

台高縦走路迄もう少しです。尾根は再び険しくなります。

台高縦走路に合流して展望が開けました。 が、、、この先、道がハッキリしません。

P1250付近。この先、道を間違えて東側の尾根に入ってしまいました。気付くのが早くて良かった。道はややこしいですが、歩きたかった台高縦走路を今歩いています。

やっと、大台辻です。本来、筏場道はここに上がって来ますが、途中大きく山抜けしている所があるらしいので、今回は尾根を登ってきました。写真右から来て左に向かいます。 大台辻で台高縦走路と筏場道が合流しました。前方にロープが張られていますが、跨いで先に進みます。筏場道は、この先で台高主稜線と別れて、山の斜面を巻くようにして川上辻に向かいます。

この先、危険箇所は沢山ありましたが、このように、要所要所でトラロープが張られてあり、転落せずに済みました。

青空とコブシ峠。ここから尾根を登って行くと、途中で台高主稜線と合流して三津河落山に行き着きます。

紅葉に陽光が当たって輝いています。

道が崩れてありません。虎ロープが頼りです。

ロープを頼りにここを下ります。

崩落地を登り返します。金明水は見過ごしてしまいました。

ごく最近設置されたような新しさを感じる安心橋。

ここは正面突破は無理だと思いました。少し手前に戻って赤系のテープでマーキングされた地点から高巻いて、最後は倒木した木の枝の上を猿のような気持ちになって突破しました。

写真後方には筏場道の石垣が写っていますが、歩いている付近は石垣は崩れて無くなっています。代わりに、鎖と虎ロープが設置されています。落ちたらかなり下の方まで転がって行きます。

木造の橋ですが、しっかりしてます。

みやこ笹がお出迎えです。ここまで来れば安全圏です。この風景を見て安堵しました。

川上辻に到着です。到着予定時刻より約2時間遅れましたが、何とか日没までに間に合いました。

本日のお宿、心・湯治館。 ここのお風呂が最高に良かった。今日一日の疲れがふっ飛びました。

2日目、尾鷲道を歩いて、堂倉山とマブシ嶺に登ります。 心・湯治館の朝食弁当。美味しかった、御馳走様。

中道を通って、尾鷲辻に向かいます。

ここで、ようやく案内板がありました。

快晴の青空は気持ちいい(^^♪

堂倉山山頂付近。ここから、シラサコ(尾鷲道)に合流する迄が踏み跡不明瞭です。

おお、美しい。

シラサコ。

尾鷲道の紅葉、まだまだ見頃です。

道幅が狭くて、緊張する所もあります。

雷峠。雷峠は誤記載も含めて何ヵ所かあるようです。

地倉山山頂。帰りは地倉山から雷峠を経由せずに、尾根を歩いて行きます。

マブシ嶺到着。 素晴らしい展望、半端ないわ! 快晴だぁ!!! ヤッホー!!!

手前は竜口(りゅうご)尾根。後方は、大峯山脈の名峰群が丸見えです。弥山、八経ヶ岳、明星ヶ岳、仏生ヶ岳、釈迦ヶ岳等々。

帰りは、地倉山から尾根を歩いています。ここは、比較的歩きやすいですが、尾根は登山道として整備されていないので、進行方向が分かりにくい所が何ヵ所かありました。GPSは必須です。

ここで、尾鷲道(左)と合流しました。この少し先で、元の道が崩落で通れなくなり、代わりに崩落地を高巻くルートに付け替えられたと思われる区間がありました。登山道の整備にかなり手間が掛かっているようです。 ここから先は、尾鷲道を歩いて尾鷲辻迄戻り、尾鷲辻からは中道を歩いて駐車場迄戻りました。 尾鷲道は、マーキングテープが短い間隔で取付けられているので、迷わず安心して歩くことができました。