冬、登ることができないので山を見に大町に。 そこから見た北葛岳の綺麗な三角形と荒々しい岩肌が気に入って登ってみたいと思っていた。 伊藤新道の影響か七倉山荘の駐車場は満杯。七倉ダムまで戻って駐車した。 登山開始。歩き始めてすぐに熊鈴を付けようと手元を見ていると左側からガサガサ!!と大きな音が。びっくりして前を見るとカモシカが睨んでいた。こっちも相当びっくりだったけどカモシカも相当びっくりしたんだろう。ごめんね。 急坂と日陰で湿った樹林帯。ツルツル滑る石と木の根や丸太。気を抜くと簡単に転倒する。 大分涼しくなったので長袖を着て行った。駐車した七倉ダムの気温は見ていないが吐く息が白く寒かったのでいいと思ったが15分もたつと汗が流れてきて結果的に失敗だった。 頭を空にして淡々と登り進んで七倉岳に着いた時はヘロヘロ。ガスが上がったり消えたりで絶景を見ることができたが、そこから目標の北葛岳と稜線を見ると行ける気がせず複雑な気持ちになった。シャリバテ気味で補給してとりあえず進んでみる。 進むにつれて険しい稜線と見上げる北葛岳を目の当たりにして更に気持ちが削られる。 経験の浅い自分にしては厳しい岩場の下りが続く。誰もいないのが不安を増幅させ、来てはいけないところに来てしまったかという思いが頭をよぎった。 やっとの思いで北葛岳に取り付いたが、汗をかき過ぎて体調に不安が。倒れて救助も想像されて引き返そうかと立ち止まる。それでも目の前の目標に意識が向く。これが遭難の入口かもしれない。ゆっくり11時まで進んで辿り着かなかったらそこまでと決めた。 狭く、補助のない岩肌も現れる。ひとつひとつクリアして行くと視界が開けて、岩壁を越えると山頂が見えた。 登頂した達成感はなく、敗北感でいっぱいだった。 エネルギー補給して下山。体力的には七倉岳の登り返しはキツかったが精神的には下る方が厳しかった。 船窪小屋に立ち寄ることなく下山。最悪だった。 せっかく目標達成できたが達成感は全くなく安心感だけが残った。 それでも天気が良く立山から穂高、家の方まで初めての視点から見ることができてよかった。 今日(翌日)も天気が良く家の窓から切り立った三角形がよく見える。
満車で七倉ダム下のPに駐車
熊鈴付けてたらいきなりカモシカが飛び出してビビる。カモシカも相当ビビったんだね。
登りが始まる
のっけから石と根っこの急登
明けてきた
1に気づかず
ちょっと頼りないやつ
朽ち果てたベンチ
山が見えた
割としっかりしたやつ
何ヶ所もあったけどツルツル
凄い根
これも根っこか。デカイ
こんな梯子が沢山。ツルツル
3も見逃す
巨岩
結構登ったけど
キツイ
まだ半分
花崗岩は濡れてても滑らない
もうお腹いっぱい
凄い状態で
槍が見えた
上等
滑るしキツイし帰りが心配
ちょっと進んだか
長い、滑る テン泊装備の方が汗ボタボタで降りてきた
どこまでつづくんだか
先が見えてきた
北葛岳が見えた
歩きやすくなった
まあまあ急だけど登りやすい
樹林帯抜けた
行けるかなぁ
七倉ダムが見えた
開けた!
高瀬ダムも見えて
時間が危ういので写真だけ撮って
ダム湖の水の色がいい
あー、ガスってきちゃった
これがお花畑かな
ヘロヘロだからか天狗の庭から結構遠い
やっと
小屋が見えた
七倉岳に向かう。振り返って
やっと着いた!!
山の名前は分からないけど
針ノ木の左、剣岳と雄山かな
針ノ木
蓮華と北葛
さて向かうか、、 でもヘロヘロで行ける自信が全くない
オスの雷鳥。シャッターチャンスを逃す
下って上って険しそうだし遠く見える 地形がヤバそうだし、、気持ち悪くなってきた
ここから蓮華
針ノ木を撮って
余裕なくここからほぼ撮影できず
ヤバイとこは過ぎて見上げる まだまだ厳しそうだ、、体力の限界を感じ倒れて救助、頭をよぎった 11時まで登って着かなかったら帰ろうと決めて進む
ぼちぼち歩いてたら着いた 目標達成!! 標識直して欲しい
針ノ木、蓮華が目前で蓮華と北葛は家から良く見えるけど、針の木こんなに大きかったんだ
蓮華はデカイ 蓮華から何組か縦走してきたけど中々険しそう
行きでは撮れなかった可愛い花
下山途中で七倉岳 下ってる時も一瞬考えた登り返しヤバイよなぁと考えたけど、行くしかない
秋が進んでる
よく下りてきたな
険しい
登る方が楽だ
崩れたら最後
頼りないワイヤー
急足で天狗の庭近くまできた
憂鬱だがあれを下る
行きで見逃した1/10 やっっとここまで下りた 一瞬でも気を抜いたら転倒する 一歩一歩足の置き場を確認しながらだったから時間が掛かった もう踏ん張る力がない
登山口が見えた! 行きは暗くて分からなかったけど綺麗な木々 始まりから終わりまでドSな山だったなぁ