谷川岳は「耳二ツ」といわれ、麓の沼田や月夜野方面から見ると、ちょうどネコの耳のような双耳峰に見えるので、手前をトマの耳、奥の高い方の峰をオキの耳と呼んでいます。トマの耳(1963m)は古くから薬師岳とも呼ばれ、山頂には石造りの薬師瑠璃光如来が祭られていたそうです。一方、オキの耳(1977m)には富士山の浅間菩薩が降臨したとの伝説が残り、別名谷川富士と呼ばれているそうです。 梅雨明け直後の日曜日、西黒尾根から登り天神尾根で下るコースを歩いてきました。この日朝は晴れ間が見えていましたが、終始ガスが多い日でした。しかしながら、耳二ツを歩いている時は青空が見え、美しい稜線を垣間見ることができました。 途中で意気投合した同世代の女性と終始楽しくお話ししながら歩いてきました。楽しい時間をありがとうございました。 (コース)谷川岳ロープウェイ駐車場〜西黒尾根〜ラクダのコル〜谷川岳肩の小屋〜トマの耳〜オキの耳〜天神尾根〜ロープウェイ天神平駅 ※下山ロープウェイ利用 🌻Special thanks🌻 @akko_chan さん😁
地元を3時前に出発して、6時過ぎに谷川岳ロープウェイ駐車場に到着しました。駐車料金は1日500円、前払い制でした。今日はテンクラAですが、展望は一日中イマイチの予報でした。朝はよく晴れていて涼しかったです。
まずロープウェイ駐車場から林道を登り、西黒尾根登山口を目指します。
谷川岳登山指導センター前の熊の絵が、とても可愛かったです。
西黒尾根登山口。4年前は家族全員で歩きましたが、息子たちが巣立ったので旦那さんと2人で行ってきます。
まずは湿度の高い樹林帯歩きです。かなりの急登に汗を絞られます。ヤマアジサイが綺麗でした。
樹林帯で一息入れていたら、ベアクロー発見しました😅
長い樹林帯を抜けると、一気に視界が開けます。遠くに天神平ロープウェイ駅が見えました。
稜線上でヨツバヒヨドリの蕾が薄紅色に染まっていました。
薄暗い林床にツルリンドウの蕾を見つけました。
西黒尾根は稜線上に出ると日陰が全くないので、4年前は蒸し暑さに体力消耗しました。今回は爽やかで良かったです。
標高が上がってくると、北側にある一の倉沢の絶壁と雪渓が見えてきます。冷たい風が上がってきて気持ち良いです。
これから歩く道が全部見えているのは励みになります。
クガイソウ(九蓋草)の薄紫色の花が綺麗でした。
ハンゴンソウかなぁと思います。黄色い花は似てるのが多くて分別が難しいです😅
一の倉沢を前に旦那さんに撮ってもらいました☺️
山頂付近はガスに覆われていますが、時折太陽の日差し遮ってくれるのでありがたいです。
クルマユリが至る所に咲いていて、目を引きました。
群生してるクルマユリ。立派な株です。
トリアシショウマかと思います。道中沢山咲いてました。
シブツアサツキかと思います。咲いていたのはこの一株だけでした。
オオバギボウシは花数が多く、とても良い香りがしました。
クガイソウ(九蓋草)は関節炎や利尿薬になる薬草だそうです。 大きくて見やすい!比べてよくわかる!山野草図鑑 金田洋一郎著より
蛇紋岩の隙間に咲いているミネウスユキソウ。可憐です。
ミヤマウツボグサの濃紫色が艶やかでした。
ミヤマウスユキソウ。可憐です。
タテヤマリンドウ。一株だけ見つけました。青い星みたいで大好きな花です。
ザンケ岩が見える頃には、ガスが稜線を覆ってきました。
西黒尾根には、氷河が削った一枚岩を鎖で登る場所が数カ所あります。蛇紋岩でツルツルなので、慎重に行きます。
ハクサンフウロの透明感ある薄紅色が綺麗でした。
お目当てのホソバヒナウスユキソウを見つけました。この株は花の見頃をすぎて、ドライフラワー化しつつありました。西黒尾根ではほんの少ししか見かけなくなってしまい、とても心配です。
ヒメシャジンかと思います。大きなベル状の花が可愛らしいです。
この頃からご一緒させて頂いた同世代の女性。沢山話をしながら、終始楽しく歩けました☺️
シモツケソウとトリアシショウマ。黄色いのは⁈
切れ落ちた崖に咲くキオン。
ザンケ岩の下はカラフルな花園でした。
ニッコウキスゲの山吹色がとても綺麗でした。ニッコウキスゲは1日で萎れるそうなので、とても貴重でした。
稜線上はトンボ天国でした☺️
ヨツバシオガマ。艶やかな赤紫色です。
あたりはガスで真っ白ですが、肩の小屋まで登ってきました。小屋の近くに咲いていたニッコウキスゲが可憐でした。
肩の小屋で購入したコーラで乾杯🥂キンキンに冷えていて最高でした🤤
本当は小屋の先には上信越の美しい稜線が続いているのですが、心眼で💦
まずは手前のトマの耳(1963m)。真っ白です😅
トマの耳に到着したら、稜線上のガスが少しずつとれてきて、オキの耳が見えてきました。私たち持ってるなぁと思った瞬間でした😁
谷川岳とつながる新潟の山々が見えてきました。
耳二ツの間を歩いていると、トマの耳がマチュピチュみたいでした。
太陽に照らされた尾根の明るい緑色と山並みの青色が最高に綺麗でした。対角魚眼レンズで撮影しました。
カッコイイ後ろ姿です☺️
ほぼ180度の視界が得られる対角魚眼レンズ。新鮮な写真が撮れます☺️
天空の花園とトマの耳。
オキの耳(1977m)に到着。青空が見えてます☺️
旦那さんのガッツポーズ。分水嶺にガスが当たり、上昇気流でガスがなくなる感じでした。
踊るように降りてる旦那さんの後ろ姿。荷物は肩の小屋にデポしてきました😁
日曜日のトマの耳は沢山の登山者で撮影待ちでした。
小屋に戻ってくると、また山頂はガスに包まれていきました。
谷川岳肩の小屋は漫画ヤマノススメの聖地です。小屋の中に貴重な色紙が飾ってあります。
田中陽希さんとは、百名山チャレンジの時に谷川岳ですれ違ったことがあります✨私たち家族に優しい声をかけて下さって、大ファンです☺️
キラさんもファンです☺️
西黒尾根の終点に建つ道標。風雪に耐えられるように石で組まれています。熊笹の稜線に映えてました。
肩の小屋の前で食事休憩して、帰路につきました。帰路は天神尾根を降ります。天神尾根は熊笹に覆われていて、お菓子みたいでした。
天神尾根を降りてくると谷川岳ビューポイントがあるのですが、山頂付近はガスに覆われてしまいました。
私たちが登ってきた西黒尾根が全部見えてる感じでした😁
天神峠分岐を過ぎて田尻尾根コースの分岐に到着。この看板は、みんなをロープウェイに誘導してるようにしか見えなかったです😅
谷川岳ロープウェイ天神平駅に到着しました。やっぱり下界は青空です😁
白毛門(しらがもん)の読み方を初めて知りました😅
天神平駅の駅長さん😁帽子2個被ってて偉いンですね✨
下山は文明の利器を利用しました。片道切符は1800円です😁
フニテルであっという間の空の旅でした😁
2人で歩いている所を撮って頂きました。貴重な写真、ありがとうございます☺️
帰りにみなかみ名物の"大とろ牛乳"を食してきました。お店は関越道みなかみインター近くにあります。
私はてっきり牛乳寒天かと思ってましたが、牛乳のジェラートでした。季節限定のブルーベリーのせ🫐。余りの美味しさにぺろっと食べてしまいました。 今日は素敵な出会いがあって、とっても充実した1日になりました。最後まで読んで頂きありがとうございました✨
この活動日記で通ったコース
土合口駅〜天神平駅|西黒尾根・谷川縦走コース
- 06:41
- 7.4 km
- 1433 m
- コース定数 29