63. 白山(砂防新道ピストン)

梅雨の晴れ間を使って白山に登ってきました。大学生の従兄弟を連れてのゆるゆる山歩です。 平日にも関わらず朝6時のスタート時点で別当出合の駐車場は半分以上が埋まっていました。 今年は残雪が少なく、一部の箇所で雪渓を渡る場所はありますが、軽アイゼンも必要ない状態です。 また、例年に比べ雪解けも早いようで、クロユリやハクサンチドリが咲き始めていました。 北陸を代表する名山ということもあり、多くの方々で賑わっていました。わずかに雪を残した山上湖の浅葱色はこの時期ならではの美しさです。 仏教における五色。その中の１つの青は『禅定』を象徴する色です。心が動揺することがなくなった一定の状態を表します。 山頂でしばし周囲の絶景を眺めていました。白山信仰の盛んだった頃。各禅定道から奥宮を目指し、一心不乱に白山に詣でる信者の姿を想像していました。 古の『越の白山』は現在も変わらず、神仏の座として不動の存在感を放っていました。 今日もいい一日でした。