雪山登山の投稿はどうすべきか。とりあえず思った事をそのまま投稿する事にします。緩い坂や急な坂などの表現はあくまで私の主観です。100キロマラソン13時間半で完走、手ぶらならコースタイム250%で歩ける者の主観です。YAMAPとヤマレコでは未踏と思われるルートを通っており、このような投稿は望ましくないという意見があれば今後の投稿は限定公開にします。こういう投稿をするとフォローしてくれる方が増えますので皆さん興味があるのは明らか。 大朝日岳への挑戦 先日今季の最終目標だった中島台から鳥海山へ。残雪期で歩きやすかった事もあるが7時間で下山でき案外あっけなかった。大朝日岳は鳥海山の距離、標高差共に1.3倍くらい。同じ雪質なら登れるのではないか。 ルート計画 地図を見ると熊鷹山という山があり、スタート近くから尾根伝いに急坂無く登れ距離の短縮にもなりそう。10度以下の斜面はスピードダウン無く歩けるので、細かいアップダウンのタイムロスは無さそう。 痩せ尾根と、藪漕ぎしたくないので雪が残ってるかが心配。尾根に登るかは現地の積雪量で決める事にする。 駐車 皆さんの投稿を参考に根子の県道27号線最終除雪地点に駐車。他の方も停めてるから大丈夫だと思ってしまいますが、仙台神室登った後に駐車してた所が完全に閉鎖された事もある。一応交通ルールを調べてみた。交差点から5m離れていて反対側3.5m以上あるので駐車禁止ではなさそう。12時間以上の駐車はダメなので12時間以内で帰ってくる。登山口側の除雪最終地点とゆったり館に停めないでとの事。 熊鷹山まで 登山道側の最終除雪地点でも積雪が1.5mはある。予定通り熊鷹山への尾根から登ることにする。登るポイントを探しながら歩き、緩やかに登れそうな斜面を見つけた。他に登れそうな尾根もあったが、下山時に林道から見た感じではここが正解だったか。 地図のイメージよりはアップダウンは多かったがどれも大した事はない。2回ほど尾根の雪が無くなったためスノーシューを外して藪漕ぎをした。 熊鷹山山頂部は広い雪原。振り返ると月山が見えるが朝日連峰の主稜線は林の隙間から確認できるくらい。 熊鷹山〜ハナヌキ峰 広い雪原を歩く。泉ヶ岳の長倉尾根のよう。 ハナヌキ峰〜古寺山 広い尾根をひたすら登る。今回1番長い登りだった。ガリガリに凍っている時に滑落すると下までの一気に落ちる。登りの最後は雪庇が待ち構えているが、今回は一部切れていて問題なかった。例年の積雪では雪庇の切れ目は無いかもしれない。 古寺山〜小朝日岳 数mの幅がある雪庇が続いている。木の生えてる際から全て雪庇と思われる。スノーシューを外すの面倒だが何回か雪庇を避けて雪が無い夏道を歩く。 小朝日岳〜山頂 夏は小朝日岳の奥が絶壁で怖いですが特に問題無かった。小朝日岳からの下りは半分雪のない夏道。下りきってから尾根にはまた雪が無さそうなので斜面をトラバース。今回は大丈夫でしたがガリガリの時に滑ったら数百m下の谷まで一気に落ちる。 銀玉水から最後の急坂。古寺山の登りに比べれば大したこと無い。登りきり安堵し、また雪のない夏道を歩き山頂の小屋へ。 小屋からは山頂まであと少し。 山頂 長かった。苦労した分最高の景色が待っていた。360度の眺望。飯豊山もよく見えた。 下山 小朝日岳は登らずトラバースしましたが、今回の装備では失敗でした。ここもガリガリなら谷底まで落ちる。 ハナヌキ峰からは日暮沢へ。やはりひたすら長く急な坂。こちらは雪が無くなる所は無し。最後に渡渉。 下りきってからは8キロの林道。長い。精神がやられる。ピストンだったら精神がもたなかった。林道の横は崖なので雪崩の跡が何ヶ所かあった。 感想 100キロ除けば過去一くらい疲れた。鳥海山の1.5倍くらい疲れた。体力も精神も使い果たした。私の残雪期に登れる山の限界だろう。東北で大朝日岳以上は飯豊山だけか。残雪期でこのタイムだと厳冬期は無理ですね。厳冬期の限界は月山かな。
5時過ぎはこんなに明るかったか。5時スタートでも良かった。いつもスタートは不安だが、今回は天気がいいためか不安感はなし。 根子の県道に駐車場。皆さん停めてるから停めてしまうが、一応調べて駐車の交通ルール的には大丈夫そうだ。
いつものネージュウォーカーだとBRSのアイゼンが外れるのでタイオガブーツ履いてきた。来季に硬い靴で長距離歩けるか試すためもある。
熊鷹山への尾根へここから登ってみます
落ちても脱出不可能なツリーホールはなさそう
多少のアップダウンを何度も繰り返し標高を上げていく
人が来た形跡があると安心する
地図の痩せ尾根が心配だったが問題なし
月山。ここで少し眺望あり。 ぴょんぽーぷーさん達登ってるのかなと思いましたが、本当に登られてましたね。
ここの尾根から登っても良かったかなと思いましたが、下山の時に林道から見た感じでは登って来た尾根が急坂が無くて良さそう。
ピンテがあり登山道ぽい🤔
スタートは−3℃でしたがもうTシャツに。もちろん飯豊山朝日を愛する会Tシャツ。
雪が無い所が何ヶ所かありスノーシュー外して藪漕ぎします
もう少し雪があると歩きやすかった
前半の難所の藪漕ぎ
1回あ"ー💢と叫びました。ブッシュハイカー案件。
尾根は藪のため左から巻いて登る。短いですが滑ったら下まで滑落の斜度。朝は気温が低いため少しガリガリ。TUBBS VRTのえげつない爪なら大丈夫でした。
日が当たる斜面はシャリシャリになりスノーシューが滑ってきました。残雪期は雪が硬いうちに距離を稼いだほうがいい。
熊鷹山山頂は広い。熊いそうな名前なので熊スプレー持ってきました。
熊鷹山からの眺望。朝日連峰の主稜線はまだ木々の隙間からしか確認できない。
尾根歩いていけば間違うことはなさそうだ、と投稿するつもりでしたが早速間違えてました。ルート確認はこまめに。
熊鷹山からハナヌキ峰までは広い雪原
仕事のストレスか朝あまり食べられなかった。カロリー足りないので珍しく補給。
数mの巨大な壁
もうすぐハナヌキ峰
雪庇を避けるため夏道へ。脱着しやすいスノーシューで良かった。 ここでGPSが止まりスマホ再起動。スマホ2台と予備バッテリーでGPSを常に確認できるようにしているが、GPSが狂うのは非常に困る。
パックリ
今回1番長くてキツかった古寺山までの登り
十字架の木
一部雪庇が無い所がありそこから上がる。もっと雪がある年は雪庇を越えないとならないのだろうか。 下山もここを通るのが上からは雪庇かわからないのでしっかり覚えておいたほうが良い。帰りにトレース不明瞭で下りる地点が分からず雪庇に乗っていそうで怖かった。
小朝日岳からの稜線が歩けるのか不安でしたが、下山してきた方に大丈夫だと教えて頂きました。
何度も振り返って月山を見る
月山の奥に鳥海山見えました。拡大するとガッケちゃん見えるとか見えないとか。
ハナヌキ峰から小朝日岳までの雪庇はかなり幅があります。灌木から左側は雪庇だと思ったほうがいい。
ここも雪庇を避け夏道へ
スキートレースがある。帰りは小朝日岳巻くかな。
小朝日岳で2回目の補給。飲み込めずコーラで流し込んだ。
小朝日岳からは南側も眺望あり
山頂と奥に飯豊連峰
小朝日岳から大朝日岳は少し夏道を歩く
小朝日岳の崖怖いですよね
すぐにスノーシュー履く。何度も何度も履いては脱ぐを繰り返す。
稜線は雪なさそうなので斜面をトラバース。TUBBS VRTは縦に長いブレードがあるためトラバースは得意。
振り返って小朝日岳
履いては脱ぐ
出羽撒き岩が見えた。大朝日岳は撒かれて以来か。
このシュプールの描き方はどうですか嵐さん。来年は一緒に来ましょうね😊
水場は雪の中
人がいる。小屋の近くで話しましたが以東岳から来て龍門小屋に戻るとの事🙀凄い!
安全に登るなら夏道歩いたほうが無難。大丈夫だろうとこのまま歩いたが反省。
もう少し
苦労が報われる
素晴らしいですね
鐘がない
少し寒くなりアームカバー装着。 アシックスのマークこんなだっけか。
歩いてきた稜線
今年は朝日連峰縦走したいが問題は下山後どうやって帰るか。1番簡単なのは二人で反対から縦走して車交換か🤔
登頂!
南側
白太郎山から祝瓶山縦走できるかな
新潟側
風が無いので大朝日岳から飯豊山を入れて飯豊朝日を愛する会Tシャツ自撮り
ひょっこりはん
下りはBRSアイゼン。タイオガブーツとの相性はどうか。
ずっと晴れてました
グリベルのアイゼンは紐引っ張っただけで外せたが、このアイゼンは少しコツがいる
雪ある方が歩きやすいので条件良ければ残雪期が1番歩きやすい
エアボード使える雪質でしたが、時間短縮最優先で置いてきました。走った方が速い。
尾根は雪が無いので斜面をトラバース。アイゼン外せばいいだけなのですが。
このアイゼンはこうなる。トラバースに弱い。固定の金具が前すぎる。ネージュウォーカーよりはマシでしたが、50歩歩いてズレたらポールで叩いて戻しながら進みました。 来季にはアイゼンをガッチリ固定できる靴を買う予定ですが、なるべく歩きやすい靴とアイゼンの組み合わせでオススメがあれば教えて下さい。
ここも左側全部雪庇ですよね。トレースが安全とは限らない。
ガリガリなら失敗は許されない斜面
スキートレース辿って小朝日岳巻きましたが、キツかった。小朝日岳登ったほうが安全だし楽だったかもしれない。
走ってたらアイゼンの前爪引っ掛けて頭からダイブしザックが木に挟まり身動きできなくなった。ここで人生終わりかと思ったがザック外せばいいだけでした。
奥の穴に落ちたら脱出不可能
木の生えてる所から右は全て雪庇。
下山は日暮沢の方へ
アイゼン外しスピードアップ。1mmゴム板スノープレートは問題なさそう。2mmまな板スノープレートは今日も割れました。
今回笹や灌木の上を歩いても踏抜きはありませんでした。最後の下の方では雪が腐りこのくらい埋まります。
飯豊と朝日は登山口が1番急。うける😆
ちょっと渡渉あり
川に落ちたくない
橋怖い。雪の重さに耐えられるのか。
腐れ雪のためスノーシューでスピードアップ。 最後の下りで少し埋まりながら走ったためか、タイオガブーツの中が防水ソックスでも防げないくらい濡れてしまった。防水の夏靴は雪の滲み込みには弱いのか。
ねこやなぎ?
懐かしの日暮沢小屋。 ここでお会いした方が車をどこに停めたか聞いてきた。県道なら大丈夫だと。kozouさんの投稿にもあるように近隣の方は迷惑してるのだろう。
去年左の川にみたいな所車で通りましたが、右に橋できました?
山の中なのにこんなに大きな川
歩かなければ見ない滝
YAMAP見た熊が食べに来そうなので場所は非公開に
林道の横は崖なので雪崩の跡が何ヶ所かあり。まだ上から雪の塊が落ちてきそうで写真撮ってる場合かと怒られそう。
急に後ろからスキーの方が。かなりビックリしてビックリした!と声がでました。スキー速くていいですね。
林道長すぎて吐きそうになりました。気持ち悪くていつものもやしラーメン食べられずうなぎしか食べられそうになかったのでまっすぐ帰宅しました。 林道ピストンだと雪崩の危険がある8キロの林道歩いてそこからハナヌキ峰まで一気に登りさらに古寺山の長い登りもあり精神的にもやられそう。雪が腐らなければ林道の終点までスノーハイクデポもありか。