去り行く夏の利尻へ。

2022.08.25(木) 日帰り

活動データ

タイム

08:05

距離

16.6km

のぼり

1651m

くだり

1860m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 5
休憩時間
41
距離
16.6 km
のぼり / くだり
1651 / 1860 m
41
6
12
1 3
42
6
2
27
1 5
7

活動詳細

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…………3週間前に東京から九州への超遠征登山行って来た余韻も残ってるうちに、今度は真逆の北端へ(笑) 自分以外の一族郎党全ての出身地であり生息地 北海道に人生で初めて降り立つのでした。 最初はこの夏の不安定な天候もあるし、なかなか決めかねていたけど、なんかその日は道北が上手いこと晴れそう…… よし!もう最北の百名山に行ったれや! ということで出発の3日前にフライア予約。 新千歳空港へ到着し初めて踏んだ北の大地 めちゃくちゃ涼しい! そりゃ避暑地になるわ。 しかし、ここからが長い(笑) 稚内駅のゲストハウスまではおよそ8時間… 同じ県内で? さすがですわでっかいどー。 途中待ち時間を活用して、札幌がっかり観光名所の時計台(笑)そして北海道神宮へ、のち大通バスセンターへと戻る、この間1時間。 ほんと自分過密スケジュール大好きだな。 翌日稚内からフェリーで鴛泊へ 地図上だと2時間近くもかかるとは思えないんだけど、縮尺が狂うぜでっかいどー。 フェリーで鴛泊に近づくにつれ、まず何より感じるのは利尻山の圧倒的な存在感 鹿児島の開聞岳も良いけど、やっぱりスケールが違う そしてこれが島丸ごとだもの。 天気は晴れてくれた、これからアレを登るのかしみじみ…… 港から上がる予定組んでたけど、タクシー捕まえられたので北麓野営所まで。 登山口に到着しさぁ登るぞと だがしかし後にたいへんに阿呆な失敗と、それによる怪我の功名という幸運を体験することに。 利尻山は天気も良く、雲や霧もあったけど直ぐ晴れるの繰り返しだったので、色んな表情を見れて結果としては快晴のみより楽しめた、何より鋭く切り立ちながら山頂まで茂る緑の山体が美しかった。 ………あ、さて もうそろそろ下って 「 避難小屋で1泊の準備するか 」 本来ならそうなる予定 今回唯一の失敗です。 利尻山避難小屋は緊急時以外は使用出来ません!! なんてこった!! なんという失態 地図の登山道上に避難小屋あるからここに泊まるか止まりでろくすっぽ調べることをせずにいたと言うことと次第によっちゃ遭難直行コース!! しかしそこは馬鹿は馬鹿なりに、登山のコースタイムに限っては余裕ある予定を立てるのが信条! おかげで陽が落ちる前に下山できました。 でも結局避難小屋1泊のための、食料、水、寝床と実に10kgの無駄を追加し、24kg背負って上り下りする羽目に……… 歩荷トレーニングだと思えば軽いほうか…… さて、小屋泊はポシャった、宿は予約してない、山頂からダッシュしたおかげで帰りのフェリーも間に合う。 でもなー、まだこの利尻さんから離れがたいのが正直なところ 港の宿を調べると、安い素泊りのゲストハウスがある、とりあえず行ってみるか。 これが急な予定変更が引き寄せた幸運だった。 そこは鴛泊港そばの 「ゲストハウスうみねこ」 行ってみたらまず立地が最高 宿の左は海、後ろは高台の岬、そして真正面に港があり、挟んで向こうにはデカデカと利尻山! ………いやロケーション最高かよ。 サービスも良く この時期は六畳の部屋が貸切 温泉まで無料送迎あり コンビニまで無料の自転車貸し出し 温泉とコンビニ両方なら両方車で寄ってくれる これで1泊3800円とか安過ぎて経営心配になるレベル。 温泉行って、利尻山眺めながら飯食って、玄関のベンチで寝転がり、波音を聴きながら暮れゆく利尻山を眺めて潮風に吹かれる……… え?楽園ですかここは? ゲストハウスうみねこ、です 通常ゴールデンウィークから10月頭までやってるそうですほかのホテルとか行くより断然おすすめ。 陽が暮れたらひと眠りして、夜中に後ろのペシ岬で星空撮影、雲が多くて2時間粘った 宿に戻ってもうひと眠りしてもう一度ペシ岬へ 日の出は残念ながら雲の向こうに隠れて拝めなかったけど、概ね良い天気で朝を迎えられた そして最後の〆は聖地巡礼 グレートトラバースで知られる田中陽希さんの百名山一筆書きの記念の地、富士野園地展望台へ 利尻山が雲を被ってるけど、なんとも絵になる場所だなぁとしみじみ。 フェリーの時間が迫り、行きたいところはまだあれど、荷物をまとめて帰路へつく フェリーの甲板で利尻が見えなくなるまで感無量に浸っていました。 稚内へ戻り 帰ろうか とはいかない 旅に出るならやりたい事をギッチギチに詰め込む過密スケジュールが信条 と、いうわけで、せっかく稚内に来たなら、行かねばならぬ日本最北端宗谷岬!! しかもバスの待ち時間が勿体無いし、途中の景色も堪能したいので 行くぜ!レンタル自転車で往復70km!! 感想、めっちゃ尻痛!! やっぱ最北端といっても行った記念目的というか、感動は利尻には遠く及ばず でも海を眺めながらチャリを飛ばすのは気分が良かった。 前日の利尻山と遠距離チャリでけっこう疲労困憊……… 帰りのバスは爆睡でしたまる。 でも最高だった、毎週来たい北海道。

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