《百名山 五十座目》薬師岳 折立ルート

2022.08.22(月) 日帰り

活動データ

タイム

10:08

距離

21.2km

のぼり

1870m

くだり

1865m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 8
休憩時間
1 時間 11
距離
21.2 km
のぼり / くだり
1870 / 1865 m
1 7
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38
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活動詳細

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8年前、アルペンルート観光の際立山に魅了されたのをきっかけに、ついにここまで来ました。残り半分は遠いところばかりなので、多分倍以上の時間がかかるものと思います。 お盆をずらした夏休みが始まり、久々の北アルプス遠征です。当初計画では、21日に剱岳を早月尾根から往復し、22から23にかけて白馬三山を栂池から猿倉まで周回するつもりでした。しかし、天気予報が見るたびにコロコロと変わり、予定を確定できません。おまけに、20日には北陸を洒落にならない大雨が襲い、早月尾根の岩場状況が心配だったので予定を大幅にいじり、22日に北も南も含めたアルプスで一番天気が良さそうな、薬師岳に行くこととしました。 折立からのルートは、何年か前にテン泊縦走をした際のスタート地点として利用していました。その際には初めてのテン泊の荷物に押しつぶされ、更にガスで何も見えなかったため、ほぼ印象に残っていません。改めて日帰り装備で晴れ間の中歩くと、あまりに行き届いた整備でとても歩きやすく、しかも一時間ほど歩くともう樹林帯を突破し、剱岳や立山の姿もバッチリという親切設計です。リスケに伴う陰鬱な気分は、この絶景の中を歩くという事実にたちまち上書きされ、もう脚が止まりません。太郎平小屋からは、雲ノ平、黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳、槍ヶ岳など日本を代表する名峰がズラリ。北アルプスに来たんだな、と実感です。 目指す薬師岳は余りにスケールが大きく、太郎平からは全容が見えません。薬師峠のテン場を越え、沢状の岩場を越えてカールの裾にたどり着き、ようやく山頂が見えてきます。前回はここで体力が尽き、いつかまた来ることを誓っていました。改めて前に進むと、薬師岳山荘までの岩場の急登がキツく、さらに山頂までのザレ場の急登もなおキツく、宿泊用の荷物を持った人には相当辛いものだと実感です。 山頂は少しガスが出てきましたが、目の前の赤牛岳やこれまで登ってきた太郎平からの稜線はバッチリです。帰りには太郎山に寄り道し、しばらくダラダラと薬師岳を眺めていましたが、小雨がパラついてきたため慌てて下山を始め樹林帯に飛び込み、あまり濡れずに帰還しました。 久々の北アルプスですが、やはり登山道の整備状況が素晴らしくて歩きやすく、またどこまでも続いていく稜線の眺めや、谷を挟んだ反対側の山の姿、全てが見事でした。剱岳も槍穂高も後立も、まだまだ登りたい山は尽きません。

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