雨飾山　薬師尾根ルート

この三連休は日本中悪天候の予報です。甲信越辺りだけが、辛うじて天気が良さそうですがコロコロと状況が変わり、どこに行くか決めかねていました。そんな中土曜日の朝に、まだ登っていない山の中では比較的近い雨飾山に目的地を定め、仙台から旅立ちました。 宿泊地の糸魚川から近いこちらのルートで計画を作ると、どう見ても距離と標高差のバランスがおかしいものが出来上がります。尻込みしそうでしたが、急登のトレーニングと割り切ることとし、こちらから挑戦することとしました。 登り始めは滑る足下に悩まされ、息をつく間もない急登に削られましたが、徐々に身体が順応してきたので、休憩少なめで進んで行きます。小谷からのルートと合流する辺りから傾斜が緩み、笹平は一面の花畑が広がっています。ゆっくり写真でも撮りながら進みたい所でしたが、山頂にガスが上がっているのが見えたため、慌てて進みます。しかしながら一歩遅く、山頂は一面真っ白で何も見えませんでした。あと15分、早く出発するべきでした。 下山は急斜面のため慎重に進みますが、やはり何回か転びます。その内二回、両膝をそれぞれピンポイントで岩にぶつけ悶絶したため、ますますゆっくりと進みなんとか軽症のまま下山しました。 雨飾山は、山頂からの眺めはなかったものの、笹平から眺めた頸城山塊の厳しい山容や、一面の花畑は見事であり、遠征の甲斐がありました。 これで、百名山は49座目。次はいよいよ区切りの50座目なので、気合を入れて挑みたいです。