年に何回あるかわからない2連休。最近はずっとホームの金華山や水中ウォーキングのみの日々が続いていたので、久しぶりにたくさん歩きたい欲望が溢れ出そう😁その上で渋滞を避けた目的地選びとなりました。 初日は高島トレイル赤坂山😁ここは雪山の時期に登りたいと思っていましたが、タイミングが合わず5月まで持ち越してきた山でしたが…🤭 ズバリこの日季節、この日に登って大正解❗️ここには山登りの楽しさの全てがギュッと詰まっていた😄 日本一の琵琶湖を眺めながら歩く絶品の稜線は、比良山地の蓬莱山を思わせ、荒々しい「明王の禿」は鈴鹿セブンマウンテンの鎌ヶ岳や釈迦ヶ岳を彷彿させてくれました😆😆 この姿を知った上で来シーズンの高島トレイルはスノーシューハイクをしたいと思いました😁 滋賀県は面白い山が多い!久しぶりの西方見聞録は大満足の山行になりました😉
行きの養老SAで撮影した養老山地。 新緑眩しく、青空で堂々とした姿😁 あの養老山地縦走も4/17の出来事。あれからガッツリ歩いていないからなあ。 あの日は養老山地縦走を歩きましたが、高島トレイルという可能性もあった日でした。
マキノ高原まで車を走らせ、登山者駐車場は満車。少し離れたところに車を置きました。 いきなりこの山の姿❗️緑が眩しいのです。 ややてっぺんが禿げた山の姿もここから眺めることができます。
ゴールデンウィークということで、マキノ高原キャンプ場にはたくさんの家族連れが。 もうコロナ禍の雰囲気は無いですね。
高島トレイルの説明看板とトレッキングセンター。 このトレイルの整備は鈴鹿十座や比良比叡トレイル同様、滋賀県と自治体が一体となって取り組んでいる自然保護活動でもあるのです。
このだだっ広い芝生の広場に高島トレイルの山々が。 大学生の頃、サークル活動で地域の子どもをキャンプ場やユースホステルを使っての屋外活動に連れて行く取り組みがあり、その時にマキノ高原にきた覚えがあります。すごい昔ですが☺️
キャンプ場を背に登山道へ向かいます。迷うことはありません。
とてもわかりやすい登山口になっています。 出た!「寒風」の名前が❗️
こんな一面の芝生広場から山道へ向かうわけです。 緩やかな傾斜で子どもとフリスビーでも飛ばして遊べそうな場所です。
とても気持ちいい傾斜。スノーシュー向きの場所ですね。
振り返るとキャンプ場が遠ざかっていきます。 子どもたちが坂で遊んでいる様子が。 世間はゴールデンウィーク真っ只中ですからね。
登りはじめて間もない段階で琵琶湖が望めるのです。
新緑が綺麗な土道を気持ちよく歩いて登っていきます。とても歩きやすい❗️
ピンクで可愛らしいイワカガミです!今年初かも❗️ 3月くらいの鈴鹿だと花の蕾すら見えませんが、7月の白山で見ることができたりします。 この花で大体の山域のシーズンを見極めることができます。
なかなか正面を向いてくれないが充分キレイです。 イワカガミの咲き具合から考察すると、5月の高島トレイルと7月の白山が同じくらいの気候ってことですよね。
気持ち良すぎるブナ林。野鳥の声もたくさん聴こえてきます。この山域には自然が溢れていますね。
たくさん咲いていますね。まさに群生です。 この時期の鈴鹿、比良山地も同じくらいのイワカガミが見られるに違いない😄
歩きやすくてスイスイ登って行けます。 こんなに眺めがよくて清々しいルートを歩かせてもらえるのは富士見登山で石割山を歩いた時を思い出しますね。
お花も上手に撮ってくれとPRしてきます。 昨年の4/25の蓬莱山の時もこの花を見たような覚えがある。
カタクリだ❗️今年も見ることができてよかった😆
冬の残骸が…。 ここは標高は低いながらも滋賀県屈指の豪雪地帯ですからね。
南の方角は比良山地ですね。 武奈ヶ岳が聳えるのがわかります。
スイスイ登って行けばあっという間に山頂へ❗️ 比良山地が横に広がっています。 昨年武奈ヶ岳への道中で眺めた「比良山地かと勘違いした白い山域」こそ、この高島トレイルだったのです。その頃からこの山域は気になっていました。
「寒風」と書いて、カンプウなんですね。 その名の通り、涼しい風が通り抜ける素敵な稜線にこのピークはありました。冬本番はまさに寒い風の通り道。鈴鹿の竜ヶ岳のような場所なのでしょうね。
伊吹山が左、中央は霊仙山でしょうか。 眼下には水が張られた田んぼが見えます。
こんなに気持ちいい稜線歩きができるところなんて久しぶりだ❗️天井には何もないのです❗️ 寒風から大谷山までいったん向かいます。 ここはなだらかで膝に優しく、それでいて広大❗️
伊吹山と鈴鹿山脈を一気に見渡すことができる眺望…。
これはワクワクの稜線ですよ❗️ 標高は800〜900メートルに過ぎないのに森林限界😀
中央分水嶺高島トレイルのテープ。 この山域を境に琵琶湖側に流れる水と日本海側に流れる水が分かれるということなんです。高島トレイルは「水の分け目」の山域なんですね。
この稜線もある意味「ハゲ」ですね。木が生えているところはありますが、生え際からくっきりとハゲの部分とが分かれています。
広大なハゲの部分を気持ちよく登らせてもらいます。とにかく足の進みが速い❗️ あれが大谷山ピークですね。 景色がよくて道がいいと疲れなんて全くありませんね。
本日二座目の大谷山。 今日の登山計画からするといったん横にそれる形にはなりますが、寒風からの稜線歩きを楽しませてもらいたかったので寄っちゃいました。
大谷山からの琵琶湖。琵琶湖の向こうには鈴鹿の山々が見えます。雨乞岳や綿向山が見えていますね。 高島トレイルからの琵琶湖は蓬莱山からの琵琶湖ほど大きく俯瞰して見ることはできませんが、これも一つの琵琶湖の姿ですね。 大谷山からの眺めなら竹生島を見ることができます。
昨年4月の比良山地蓬莱山から眺めた琵琶湖。 標高1,000メートルを超えたところからだとここまで琵琶湖を俯瞰できるわけです。
2年前の賤ヶ岳から眺めた奥琵琶湖。 ここは高さはないですが、近い距離の琵琶湖を眺めることができました。 こうやっていろんなところから琵琶湖を眺めるのは、富嶽三十六景で富士山を眺めることに通じるものがありますね。
さて、歩いてこれまで歩いた稜線を戻りますか! 振り返ると先程までいた寒風のピークが向こう側に見えます。 キレイな稜線が新緑と相まって美しいですね。
引き返す前に大谷山山頂から武奈ヶ岳を眺めます。 高島トレイルのこの眺望からは伊吹山、鈴鹿山脈、比良山地と滋賀県を代表する山域全てが眺められるわけですね。ここは凄いところです❗️
ズームで武奈ヶ岳と比良山地を。 そして武奈ヶ岳の向こうは比叡山です。琵琶湖を眺められる山としてこちらも登りたいですね。 武奈ヶ岳にも眺望リベンジをしなければ❗️
西に向くと同じ高島トレイルの三重嶽が! あちらも寒風、赤坂山の稜線同様、開放感のある山歩きができるとか❗️
寒風目掛けて戻ります。 中央に見えるのは高島トレイルの乗鞍岳と芦原岳。 彼らは賤ヶ岳から見下ろす余呉湖の方角から眺めたことがあります。
この曲線美、稜線フェチにはたまらない😆😆
あっという間に大谷山から離れてしまいました。 とにかく気持ち良かったのです❗️
寒風を越えて赤坂山方向へ向かいます。 そして向かって左手には若狭湾❗️日本海ですよ❗️
このだだっ広い稜線を眺めるだけで思わず声が出てしまうのです😳😳 何てこった!今歩いている極上の稜線を挟んで左は日本海、右は琵琶湖の眺望が見えるってわけだ❗️
向かって右手の琵琶湖方面にはこうして伊吹山、霊仙山から始まる鈴鹿山脈が見えます❗️ 御池岳、藤原岳、御在所岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、雨乞岳、綿向山は認識できました。 彼らと琵琶湖とのセットがなんとも言えない😆😆😆
そして日本海。若狭湾と同時に見える山は左は雲谷山、右は敦賀三山の野坂岳です😆😆 こうして海を見つめるといろんな山々から眺めた景色が頭をよぎります。
昨年の6月、敦賀三山の西方が岳から眺めた敦賀湾。確かここからの眺めでも伊吹山は認識できましたね。蓬莱山からの琵琶湖と変わらない大きさのように感じたことは記憶に新しい。
昨年のゴールデンウィーク同日に登った久須夜ヶ岳から眺めた小浜湾のリアス式海岸の眺め。 ここから奥に雲谷山が見えます。同じ日本海、若狭湾でも敦賀湾とは一味違うこの眺め。
そして、鈴鹿十座イブネ山頂からの琵琶湖。 イブネは山頂を挟んで西は琵琶湖、東は伊勢湾という分水嶺的な眺めを楽しむことができるのです😁 今回の高島トレイルの分水嶺を目で見ることで、イブネで感じた不思議な感覚を思い出しました。
さて回想から高島トレイルに戻ります。 極上の稜線の先には赤坂山が見えてきました。
新緑眩しい左手の雲谷山と日本海を眺めつつ…
正面は極上のトレイル😆 赤坂山に三国山、芦原岳、乗鞍岳。 さらに向こうには奥美濃の山々になります。
そして右手の琵琶湖と鈴鹿山脈の勇姿を眺めながら見惚れる私😍😍
頭上を遮るものが何もない開放感を楽しむ贅沢…。
大谷山から寒風、そしてここまでの稜線を振り返る…。
そして赤坂山へ向かいます。 こういうなだらかな稜線歩きは各務原アルプスや鳩吹山にもあるけど、頭上に何もない開放感が長く楽しめること、日本一の琵琶湖がどこからでも眺められるというところが特別なんです😆😆
トレランの方が喜びそうなトレイルだよ😆😆 禿げた稜線を気持ちよく歩いていきます。
左手には野坂岳❗️ 堂々とした敦賀三山最高峰です。
おおっ見えてきた、三角ピークが赤坂山! そしてレポでよく見る「ネコ鉄塔」が見えるぞ!
この稜線を歩いていくだけ❗️ 左は雲谷山、右は野坂岳を眺めながら。
赤坂山までの道のりは登りとはいえ緩やか。 気持ちよく登って行けます。
ネコ鉄塔と琵琶湖。そして鈴鹿山脈。 いったん峠まで寄り道します。
その帰り道にこんな冬の残骸…。 雪解け水がちょろちょろ流れているんです。
ところどころにある高島トレイルの看板はハングル文字、英語もあります。
不動明王かアシュラマンか(笑) お参りさせてもらいます。
赤坂山は人気の山ですね。降りてくる方、登る方とこの日はよくすれ違いました。 えぐれた山肌にできた登山道は蓬莱山山頂付近の道を思い出しました。
赤坂山山頂から歩いてきた稜線。 左手は武奈ヶ岳、右手には三重嶽が見えます。
手前の野坂岳、向こうの雲谷山もひとまとめに眺められます。
赤坂山の表示。 高島トレイルはこの赤坂山をまず登りたかったんです。この日三座目ですね。
琵琶湖と伊吹山、鈴鹿山脈に比良山地の端が一望できます。 ここからは伊吹山と鈴鹿山脈が横一例の巨大な山脈に見えますね。まるでアルプスです😆😆
目の前にあるのはこの日のラストピークである三国山。
そして正面にある緑が削れた部分こそ、今回の山行のもう一つの目玉「明王の禿」です。
ここを下っていきます。少しの間は樹林帯を歩きますが、そんなに気になりません。
いきなり出ました❗️これが「明王の禿」と呼ばれる奇岩群です。
アップで。 流石にあのハゲには近づけないのです。 しかし、これはすげぇ…。
遠景を入れて明王の禿を。
向かって左のハゲ。 花崗岩が風化して白い砂状になっていますね。 あちらが明王の禿の頂点側になります。
明王の禿のギリギリ近くまで寄って撮影。 足元の花崗岩が風化した砂地には注意。
明王と伊吹山を組み合わせてみた。 ここから眺める伊吹山は石灰岩を採掘するためにできた「人為的なハゲ」が目立つのです。ちなみに伊吹山のハゲはもう修復することはありません。
明王の禿を眺めるための巻道を登ってからの明王の禿。琵琶湖と組み合わせてカッコいい😆😆
明王の禿と赤坂山を一望。 赤坂山はこれくらい離れて眺めると、ピラミダルな山だとわかります。
グッと明王の禿を強調。花崗岩が砂になったデンジャラスな地帯。立ち寄ることはNGです🙅
下を覗くと断崖絶壁です。 標高800メートルちょいとは思えないこの空間。 鈴鹿の鎌ヶ岳、釈迦ヶ岳の北仙香山や三池岳を彷彿させます。鎌ヶ岳から雲母峰へ向かう途中にも「白ハゲ」というこんな感じのポイントがありますね。
ハゲの道…。めちゃくちゃ怖いのでこんなところは歩くもんじゃないです。こんなところを歩かなくてもちゃんと巻道があります。
巻道を通って明王の禿の頂点へ。
登り切ったところからの眺望は絶品。 ここで休憩します。いい風が吹いて気持ちいい😆
禿の頂点はこのように歩けるポイントがあります。 花崗岩が風化したポイントです。ビーチっぽい⛱
ギリギリのところまで寄って撮影した「禿の極み」 もはやこれは壁です。 こういう赤い岩の坂が目立つ山だから「赤坂山」なんだろうか?
明王の禿頂点から眺めた稜線。琵琶湖と鈴鹿山脈が一望。稜線と禿の極みですね。
断崖絶壁とはまさにこのこと。 標高とは比例しないこの高度感❗️高島トレイル、大谷山から寒風、赤坂山そして明王の禿までズラリです。
「明王の禿」だなんて嘘みたいな名前ですが、ほら😆 このトレイルを不動明王に喩え、このザレた部分をハゲとして表現した名前なんでしょうね。
久しぶりにとび太😉 ストラップの紐がとれて撮影場所に困っていました(笑)生まれの鈴鹿十座のみならず、比良山地に高島トレイルまで東近江市のキャラクターとして飛び出しました😆
稜線だけでなくこの禿までも魅力的。 地球の緑に火星のような岩場が同居しているこの違和感😁
明王の禿を後に三国山へ向かいます。
トレイルランの方もよく走っていました。負けじと歩くことでペースも自然に上がります。
このルートでは初の水場かな。 標高800メートルくらいで水場があるのは得した気分。
水があるところにはカタクリが群生しています。
一瞬「雪?」と思ったら、花崗岩の白が剥き出しの状態でした。
これは❗️イワカガミとは違うぞ! イワウチワ?
三国山へのルートはこの花の大群生でした。 イワカガミが咲き乱れる寒風まで登りとは花の生息区域が異なるようですね。
イワウチワとも微妙に違うような…。 何にしても春の可愛いお花だよ😍
本日ラストピーク三国山❗️ 明王の禿からここまでは今回のトレイルで一番山登りらしい感じでしたね。 新芽が伸びてきて、ややうっとおしいルートではありましたが、グングンと歩いて行けました。
三国山山頂からの芦原岳に乗鞍岳。 その向こうは伊吹山、霊仙山です。
そして鈴鹿山脈と琵琶湖。絶対的な青空のままこの日は歩き通せましたね😆😆
名残惜しいですが、明王の禿をもう一度登り返して下山します。 やはり目に焼き付けておきたくなるよねえ😆😆
この日の山行は写真多め!だってこんないい山を歩かせてもらったんだから😁
せっかくなのでドアップで最後にしよう。 この岩場と寒風の稜線はこの山行のツートップですね。 これに琵琶湖が加わりますから富士山を眺めながら登山をするくらいの価値があると思います。 日本一の山と湖ですからね。
なだらかな登り、赤坂山を越えていきます。 こんなに気持ちいい山歩きができるなら高島トレイル、続編をしたくなっちゃう❗️
赤坂山山頂から。 さっきまでの人はもういません。ほぼ貸切状態でこの開放感❗️
高島トレイルに重なる比良山地。 ここを歩きながら戻ります。
帰りは行きとは別ルートから。 琵琶湖の大眺望とはここでお別れ☺️
なだらかな登山道。こちらもよく整備されています。コースタイムの200%で一気に進んでしまいます。
行きにはなかった沢もこちらのルートにはありました。この水は分水嶺を越えて琵琶湖に流れていく水だな🤔
ブナの木平という休憩ポイント。 ここには眺望無し。
西方が岳を思い出させる、花崗岩質の高速道路のようなボブスレー街道を快適に降りていきます。
おおっ、あれはスキー場だな! 新緑眩しいポイントからこんな景色まで眺められます。
無事キャンプ場まで戻ってきましたよ! やれやれ、まだ歩けそうな感じだけど、計画よりも速く下山できました。絶景だらけだったので足が自然と前に進んでしまうんです😆
あの山は今日歩いた大谷山かな。 高島トレイルは決して高さのある山じゃないけど、冬は真っ白な姿になるんですよね。
このお礼の看板にあるように、マキノ高原キャンプ場はおもてなし精神あふれるキャンプ場だね。ありがとう!またきますよ😉
帰りの伊吹パーキングエリアからの伊吹山。 これはカッコいい❗️ やっぱり彼はこれくらいの距離で眺めたいですね。 もうすっかり夏山です。
帰りはめちゃくちゃお腹が空いたので、金沢カレーのチャンピオンで大盛りLカツジャンボ❗️ マヨネーズをかけてガッツリいただきました😆😆 久しぶりに大満足の山行!写真も撮りまくっちゃった😁これでも半分にしたんですよ。 それではチャオ✋