総延長5,000㎞に及ぶ中央分水嶺の中で、本州で最も低い、標高わずか95.45mで瀬戸内海と日本海を分かつ奇跡の地点を辿ってきました。 今回は大阪よりYuriさんも参戦・・・と言うか、当日スタートするまで、分水嶺の「ぶ」の字すら伝えてなかったとはどういうことやねん?🤣 かくして、免疫の無い純粋無垢(ただただトレランを楽しみに来ただけの)Yuriさんを☠️巻き込んでの分水嶺探査。 どうなることやらハラハラしたものの、歩を進めるにつれ、みるみる間に理解を深め、ミュージアム見学を終えるころにはすっかり分水教の信者となり、帰阪早々地元での布教活動を開始されたようです(笑) 本日の行程そのものは9km弱に過ぎませんが、現地でなければ感じ取ることのできない微妙な高低差や、分水界を巡る現在進行形の河川争奪、水分れ(みわかれ)とは打って変わって急峻な向山連峰の踏破は、この地以外では決して味わうことできない貴重な体験となりました。
朝もやのキャンプ場、やる気マックスのYuriさん
水分れの駐車場に移動してスタート❗️ (実はここに来るまでも、最低地点が見える撮影スポットで何度も停車している😚)
こーきち隊長の「それではこれから下ります」に🤷???のYuriさん
ポイントごとの案内板、漏らさず丹念に読み進む、この微妙な高低差は歩かないと分からない
踊っているのではありません。全身を駆使して分水界を熱っぽく語っているのです。「ボクらは今、凄いところにいるんですよ!分かります?この分水界を境にして左手が日本海側、右手が瀬戸内海側、ここに降った雨が・・・(略)」
・・・まぁ、こういうことです
水分れ交差点 こんな看板にすら、いちいち大騒ぎ ちなみに「みわかれ」と読む
ここは水を分けるだけでなく、『氷上回廊』として、瀬戸内、日本海の人々の交流の要衝であった。更に人の往来に留まらず、気候変動による動物の移動、植物の分布といった生態系にも大きな影響を与えたポイントだった。
このモニュメント、お餅にあらず、水が分かれるところを現している
ここも稜線と言えば稜線である。分水界という観点で見ると標高3,026mの乗鞍岳になんの引けも取らない。
分水界を跨ぐ踏切からの南側風景。瀬戸内海側に微妙に傾斜している。
ここが水分れ最低地点。実に延々5,000kmに及ぶ中央分水嶺の最低鞍部である。
氷上回廊(ひかみかいろう)を南北に分かつ全長1,250mの分水界、なめるように歩きました
Yuriさん、ついに観念したようで一生懸命プレートの文字を追っています
えぇ大人が揃いも揃って分水ポーズ。信号待ちのドライバーから冷たい視線で眺められました💦💦
西方(岡山方面)に続く分水嶺登山口・・・次回はここから、かな?
sadaken氏のレクチャー、まだまだ続きます。
分かるような分からんような・・・
「水分れ、最初の一滴から畑を作ろう」と書いてありました
この界隈、一部の限られた?人たちにとっては一大ミュージアムかもしれない
水が分かれる有名スポット ずっと不思議に思っていたが謎が解けた。加古川への流れをここで強制的に分水し、分水嶺の下に暗きょを通して由良川へと導水していた。つまり人工的に分水しているのだ。この地の分水界を分かりにくくしている要因の一つでもある。
おいおい、降りていいんか?水の流れを読み、由良川と加古川源流を一跨ぎ。日本海と瀬戸内海を繋ぎご満悦のこーきち隊長
すると次々にやり始める。彼の場合、同じように見えても「笹メーター」と「分水タコダンス」があるので紛らわしい🤣
写真を撮ろうとしている観光客のいい迷惑?
「あんた達、なってないわね、どきなさい!こうやるんよ!」やはりトリはこの方でキマリ。風格に満ちた土俵入り、これは不知火型ですね😆
暗きょを抜けた水路はやはり由良川に向かって流れていた
その流れを使っての稲作。これこそ分水ブランド米「水分れ」だ、ってそんな銘柄ありません😅
やれやれ😥、やっと登山口
この人達から🏃逃げねば・・・さっさと先を行くYuriさん
そうはさせじと被せるsadakenさん
二の山着、ここは古墳でもあるらしいが、痕跡見つけられず
一瞬フラットになる
この分岐の南尾根が分水界のようだ
ナイスツーショット!でしょ?
ひょっとしてこのポーズ、まだ分水界の説明が続いているのか?
ここまで来ると目指す向山が見えてきた、まだまだ登りが続く
三の山
亜炭展望所 亜炭とはナニって語っていたらその答えはミュージアムで解けた。 (石炭に亜(つ)ぐ意) 炭化度の低い石炭の一つ。褐色または黒褐色で木質組織を残しているものもある。(コトバンクより)
四の山
「木が邪魔」とか言いながら撮りまくる
松の台展望所
北部展望が開けてきた
右端の城山は黒井城跡らしくフラット、この稜線も気持ちよさそう
Yuriさん、調子が出てきた、こぎみ良く駆け抜けます
田植えシーズンならではのパッチワークが広がる
深坂北峰
後方を振り返ると辿って来た稜線が見降ろせた。中央は四の山、その左手が三の山
本日の最高地点向山
北部風景 当初このラウンドも計画されていたが、とてもそんな時間はなかった、こちらだけで十分!
この辺りもフラットで走り易い
紅葉みたいな場所も...
ここからピストンでちょっと寄り道
宝来山は、近年登山道を整備した方々が、標高にあやかりシャレで仮称したものがそのまま山名に定着したようです
陽当たり良好のええラインじゃ😁
そして主稜線に戻る
テンポ良く進む
珪石山に着いても更にその先を偵察して「おー、いいラインじゃん」の連発😄
あれっ!?なんだか不思議な地形を発見。谷を塞ぐ岩板、下部には水抜き用?の穴が・・・
誰も頼んでいないのに率先してトンネルに潜り込むYuriさん
それを見たら居てもたってもいられず続いてしまう悲しい性
オギャー!
足から生まれたので逆子だね~ちなみにこちらは胎内側、この辺り二重山稜というか、不思議な地形をしていて面白く、つい遊んでしまった
清水山までやって来た
あとは降るのみ
イルカ岩 有名な岩らしい
ラストピークの剣爾山からは、先ほど辿った四の山方面が一望できた
南側の展望
Yuriさん、ますます調子よくガンガン行きます、あれっ、故障者じゃなかったの?
展望岩があればしっかり登るし
なかなかの高度感。
この風景もそろそろ見納め
樹林帯をトラバースすると
下界に飛び出した
きっちり駐車場に到着したのに、もう一度登り返す。620円のぜんざいに手が出せず、立ち去ろうとしたその時!水分れフィールドミュージアム発見。入場料210円、普通の観光客だったら入りそうにないが、我々は?もちろん入る😆
こんな石膏細工に10分以上もへばり付くとは呆れたもんだ(-_-;)
これは分かりやすい‼️
実は今も続いている河川争奪
ここ石生の分水界は扇状地だった。だから緩やかに盛り上がっていたのだ、納得🤓
すっかり仲良しになったスタッフ女性の依頼でアンケート書いちゃいました。帰りぎわ記念撮影して貰いました。 終始ハイテンションなアホなオッサンに付き合ってくれたYuriさんには心より感謝申し上げます☺️ありがとうございました🎵