相変わらず仕事が忙しく記録の公開をさぼっているが、今年は東北遠征を繰り返し早くも紅葉に満足しつつあった。 一方で登山道ばかり歩いており随分楽な歩きばかりしてきたなあという自覚がある。このあたりで一発喝入れに行くと上越国境辺へ出かけることにした。 谷川から巻機山へと藪漕ぎを敢行したのは既に4年前( http://fu32miffy.livedoor.blog/archives/17144029.html )、巻機山から大水上山、そして平ヶ岳、尾瀬へと続く稜線へと思いを馳せてはいたもののタイミングをの逃し続けてここまできてしまった。小穂口の頭・本谷山・越後沢山・丹後山の区間は藪が濃いようだから一泊二日で行こうと考えていたがこの際ヘッデン歩きの日帰りで行ってしまうか。勢いで予定を決めたのが木曜の夜。みー猫さんを誘ったらOKが出たので日曜でかけることにした。 とりあえず登山道で本谷山へ。沢で水汲もうとしたら標高上げすぎて失敗したがまあいいかと先へ。ガス&暴風だが水消費が減っていいかと前向きに考える。 ガスガスの中笹薮を漕いでいくと鞍部の草地が癒し。 ゲロ藪の登り返しから溝へと逃げて岩峰上へ。 細尾根になると藪は薄くなるが灌木交じりで歩きやすくはない。 越後沢山から先へと進むとここからが本番。 鞍部あたりはまさにゲロ藪で灌木が蔓延りすぎて巻きを要求されたり。 笹の平原について一息つけるかと思ったらとんでもない高密度のモンスターネマガリ薮に蔓&灌木も合わさりここが地獄の三丁目だった。 なんとか泳いでいくも溺れかけ、偶然草地に飛び出たので後は斜めった草地をトラバースしていくことに。するとここまで全く見かけなかった獣道もあり一気に捗る。 最後は致し方なく笹薮を泳いで登山道に飛び出た。 登山道につきさえすればこっちのもの。最後はヘッデン歩きになったがなんと日帰りで歩くことができた。巻機山から小穂口の頭はまた来年か。 上越国境の藪はやはり伊達ではなかった。 詳細は下記。 http://fu32miffy.livedoor.blog/archives/30830039.html http://fu32miffy.livedoor.blog/archives/30841395.html http://fu32miffy.livedoor.blog/archives/30842554.html
ちょっと水汲んどくかと沢にトラバースしかけるが急斜面で断念。もっと下で汲んでおくべきだった。
沢の源頭の様子を見に行くが上過ぎて沢形既になし。無駄な藪漕ぎであった。
小穂口の頭
ガス&暴風
汚い池塘
本谷山
ガスガス暴風の中、越後沢山へと笹薮の海へ漕ぎだす
局所的に背丈までの笹薮
藪中の草地で休憩
岩峰を巻くように進む。ゲロ藪は5分程度。
少し藪が深い
細尾根になると藪は低くなるが灌木交じりで楽々とはいかない。右側に滑ったら死ぬ。
草地に行きたいが滑り落ちるリスクを考えてコンタクトラインを
利根川源流
ようやく越後沢山が見えてきた。相変わらず風が強い
群馬側に滑ったら都民の飲み水になる。
越後沢山へは地味に時間がかかる
越後沢山
丹後山へ。ここまでの藪はチュートリアルに過ぎなかった。
背丈を超える笹薮もあり下りだが捗らない
もう戻れない越後沢山
鞍部へ降りていくと湿った空間に
地形図ではわからない小尾根に登り上げると針葉樹が蔓延り全く動けず。溝に戻り北東に進んでから尾根上へ。
灌木ミックス藪
灌木抜けてあの笹原に行けば楽になると思っていた。しかし本当の地獄はあそこだった。
ネマガリタケ+蔓+灌木=地獄
僕達はネマガリの海で溺れないよう必死に泳いだ
灌木に追いやられて北に逃げたら草地ゾーンに
チェーンスパイクつけて草地ゾーントラバースで時短を図る
獣道あり
汚い池塘
草地に逃げ出す
逃げられない笹薮
ようやく登山道が見えた
登山道合流
案内板に巻機山の表示は必要なのか
丹後山
もう行く必要がない歩いてきた笹原