三回目の村山古道歩きは7月11日。前日の10日はちょうど富士宮口の開山日です。前夜泊も兼ねて村山浅間神社での開山式を見学、浅間大社と合わせて安全登拝をお願いしてから2週前の前回の続きを歩くという、富士山を堪能する贅沢な週末となりました。 今回もふじ爺さんのフォロワーさん8人との楽しい道中。距離、高低差は前回よりも長く大きくなりましたが、ふじ爺御師の先達で歩調をキープでき、さらにみなさんと苔やキノコ、咲き始めた山野草を調べたり撮影したりと終始楽しんで歩くことができました。 ふじ爺御師、ご一緒したみなさん、ありがとうございました!
7月10日土曜日朝 前泊も兼ね、開山式を見学するためoimoとゆっきんはふじ爺御師と世界遺産センター前で待ち合わせ。 同乗させていただいて村山浅間⛩に向かう途中、まだ時間があるので山宮浅間⛩に立ち寄ってもらいました。 富士山元宮とある通り、元々はこちらから富士山を遥拝していたのが浅間神社の始まりで、現在の浅間大社は移転されたのだそうです。 世界文化遺産の構成資産のひとつ。
参道の双体道祖神 右側に万延・・とあります。幕末ですね。
参道を歩くふじ爺御師 ふじ爺さまフォロワーはきっと私服に釘付けでしょ!オフロードではレインジャー(ranger:直訳すると徘徊する者、まさに!)、オンロードではライダーのふじ爺さんです。車内のBGMはロックですよー
山宮浅間神社には社殿は元々ないそうです。 御神体は正面に鎮座する🗻富士山でここで古来から遥拝していたそうです。今日はココロの👀で。 駐車場横の社務所で御朱印をいただきました。 檜の表紙の御朱印帳も置いてあります。
村山浅間神社に到着しました。
護摩壇は祭礼の準備ができています。 行者さん装束の方たちもだんだん集まって法螺貝の練習をしたり立ち位置確認などされていました。
護摩壇前、ご神木の杉の前の石仏様
開山式の開始。行者さんたち村山道の登山口に整列します。 ここでhshuku999さんと出会いました。でもびっくりというより、やっぱり来ましたね!と思いましたヨ😁 般若心経やいくつかのお経を唱和された後、結界を張っていた注連縄を刀で断ち切って開山式が始まります。 でも…前回来た時見た太〜い縄じゃなくてほっそり縄に変わってる😅一刀両断にしないといけないですものね。ちょうど断ち切った瞬間を撮れました。この後列はほら貝を吹きながら石畳の村山道を進んで少し登っていき、境内に戻ってこられました。
浅間神社の前で玉ぐしと祈りをささげた後、護摩壇に移動します。東西南北の四方に矢を放ち、祭壇の前で刀や斧を振り下ろし邪を払います。 詳しくはふじ爺さんとhshuku999さんの活動日記をご参照ください。
例年なら京都・聖護院門跡の行者様が招待され、富士宮市の関係者、氏子さん、参拝・見学者も多く儀式の様子を見るのも大変、護摩で焚かれる納経やお札もてんこ盛りだそうですが、今年はだいぶ簡素でした。その分近くでたっぷり見学できました。
熱心に撮影されるふじ爺さん
お護摩も終了して静かになった境内。護摩壇場から少し上にある大日如来像さま。こぢんまりとした佇まい。 末代上人をお祀りした高嶺総鎮守もお参りして神社を後にします。
お昼はこちらも春に行きそびれた、どあひさんへ。 3月にご一緒したtomoさん、山楽人さん、お先にいただきました🙇十割そば、今まで食べたお蕎麦と全然違うもっちりとした食感。絶品でした! お店の木の作りと窓から見えるお庭も素敵でした。辿り着くには「車通っていいの?」と思うようなすごく狭い一本道です!
富士宮浅間大社に来ました。こちらでも朝から開山式が行われていました。 こちらの詳細はhshuku999さんの日記でお楽しみください。 これまでの感謝とこれからの誓いをお祈りし、七月十日の開山日限定御朱印(金文字!)をいただきました。
富士山からの伏流水が滾々と湧き出る湧玉池を散策 藤棚から大きな藤のお豆がぶら下がってました。お花もさぞかし。この日は梅雨明けを思わせる30度超えの熱さに。湧水の冷たさに感動。
静岡県富士山世界遺産センターを見学 この夏は企画展「富士山表口の歴史と信仰ー浅間大社と興法寺ー」が催されています。 あの「絹本富士曼陀羅図」の実物も修復された美しい状態で展示中です。ちょうど3時から学芸員さんの解説があり、より深く展示物について教えてもらえました。 この逆さ富士の内部で登山を疑似体験しながら自然と文化の歴史が多角的に学べます。15分ごとに上映される映像も必見の美しさ!
世界遺産センターの最上階テラスから富士山を望めます!ちょうど頂上をのぞかせてくれました。 4人でベタに記念撮影。hshuku999さんも左端にいらっしゃるのですが、公開NGということで隠れてます。
テラスには富士塚もあります。早速登拝&遥拝するゆっきん 静岡県は2.23の富士山の日が県民の日で小中学校はお休みなんですってね!ふつうは県の成り立ちにちなんだ日にするものでは?語呂合わせでふじさんの日=県民の日にしちゃうなんて! 唖然😅というか関心しました。ちなみに千葉県民の日は6.15です。
参道前は早々に閉店していたのでふじ爺さんに教えてもらって富士宮やきそばをテイクアウトして宿泊先で食べました。 初めて食べたのですがだし粉や桜エビもはいっていておいしかった!今日はそば尽くし。 3月にやっぱり食べ損ねた和菓子店「田子の月」の「富士山頂」も買ってきたので食後のデザートに。満足して21時前に寝ました。
7月11日、日曜日 朝3時にホテルを出て集合場所の西薄塚駐車場へ。昨日の富士山は笠雲かぶってたし、雲が多いけどどんなお天気かな。
開山日にいただいた御朱印の写真を追加❣️
駐車場脇の大渕林道から森へ入っていよいよ活動スタート!ゲートの右扉もくぐって入れます。
村山道に来ました。まずは前回も訪ねた中宮八幡堂へ向かいます。
お八幡さま、またお邪魔します。 ここで山楽人さんのザックから、なんと漆グラスが登場😳いろんな場所に置いてまるでらグラビア撮影会されています。すごいアイデア❗️思いついても私は怖くて持って来られないですよ〜💦
移動を始めると後方の山楽人さんが足を止めたようです。私も戻って覗き込みます。キバナノショウキラン! もう少し開きそうですね。確かに、先々週見た松ぼっくりモドキが伸びてほぐれて開いたみたい。前回の場所は結局私も見つけられませんでした。 この後もたくさんの小さなお花たちに合います。植物に詳しいよっさん、山楽人さんの活動日記で復習させてもらいましょう(人任せ😅)
石清水 八大龍王の祠にもご挨拶 碑伝木の前に山楽人さんの漆グラス❣️
前回の活動以降、キノコ🍄=oimoのイメージ?皆さんに教えてもらってせっせと撮ります。
苔の中からスラっと美人さん。あとでよっさんと山楽人さんの活動日記で調べます。 ⬇️ ハコネランだそうです。後ろ向きなのが残念。
熱心に調べてポンポンと植物の名前が出てくるよっさんと山楽人さん。
大樹さん
木漏れ日に輝く苔玉
よりそって
大きい傘の赤きのこ オタマと背比べ
上から見ると不思議
イエローニョロニョロ ⬇️ フォロウィのサニーさんの日記でツノフリタケ、というキノコと判明💡
白いヒラヒラのはなびらのような傘が苔の生地に映えます
ギンリョウソウ!青い目ん玉がギョロリ 2000mを超えた場所にもたくさん顔を出していました。ふじ爺さんとよっさんが、先週はウツボ(キヨスミウツボ)祭りだったけど今日はギンちゃん祭りだね、と話していました😊
グリーンニョロニョロ ⬇️ 山楽人さんからヒトツバ、と教えていただきました。確かに葉っぱのお一人様。
ブナガラがたくさん落ちています。🐻も大好物だそうで。ふじ爺御師が時々笛を吹いてくれます。
かわいい〜
シロカネソウ よっさんに教えてもらいました
背の高いギンリョウソウ
ズボッと埋もれます
緑のグラデーション
Googleレンズによると、オオウラベニイロガワリ。傘が開くと軸の部分がベニイロになってくるようです。この形のままでも、コケシのようで好き
モフ加減を判定するよっさん
体幹つよいねー
しがみつく子もいて
ヒヨドリバナ、まだツボミです。アサギマダラが集まってくるのだけど、まだ早いかな、とふじ爺御師に教わっていたら本当に1匹飛んできました!蝶も呼べる富士の達人!止まってくれず撮れなかったけれど、枝に止まったところをサワケンさんが写せたかも。
後日、写真をいただきました! 枝に止まるアサギマダラ サワケンさん撮影、ふじ爺さんトリミング
笹垢離跡には石仏様がいくつか残っています。廃仏毀釈運動の犠牲になり頭部が一度落とされています。不動明王
こちらも直してあったいいお顔の石仏様
山楽人さんに自家製キュウリの塩レモン漬けと自家菜園のミニトマトをいただきました。どちらも美味しかった!キュウリはほとんど食べちゃった状態。
笹垢離跡を出発すると斜度がきつくなってきました。雲も薄くなり山頂が見えてきた!足元と反対にいつも見る富士山よりも傾斜が緩やかに見える。近づいている証!
下のほうではもう終わっていたオダマキ 下向きなので、スマホを差し入れて自撮りレンズで撮ってみましたが、ピントは合わなかった。
こちらが横向き
よっさんがドラゴンフルーツみたい!と言っていた針葉樹の実
お花の真似?をして傘を裏返しているキノコ
日沢の大きな崩落箇所が見えてきました。
等覚門(とうかくもん)跡だそうです
道脇にふと。 苔のトレイに木の実とキノコのアラカルトでございます。
御室大日堂に来ました。ここが村山道での1合目何だそうです!等覚門から数えるってことかな?それまでの道はずっと0合だったのか…😱入り口にいつからかずっと置いてあり遺跡と化しているヤカン、エモいです。⬅️サワケンさん風に使ってみたョ😊
御室大日堂跡には今も碑伝木が
この青空❣️向こうの稜線は須山登山道らしいです
ギンリョウソウ待機中 標高も高くそれほど湿った環境ではないのに、この辺りも銀ちゃん祭りです。
倒木が道を塞いでいました。ふじ爺御師の黒いポケットからミニノコ出てきました! ギコギコギコ・・・ありがとうございます!
石室跡。ここが村山道の2合目
次の広けた場所も石室跡だそうです。昔の山小屋。この辺りから草地が広がり、登山道と合流します。背の高い木も少なくなってきました。
乾いた草地にも頑張るキノコ 傘はカサついてます
低木もまばらになりコケモモワールドが現れました!鈴なりです!
茶色い房のような花をつけている草、ふじ爺御師のザックから今度は植物図鑑が出てきました! コダヌキラン、だそうです。ランとついていますがラン科ではないそうです。子狸のしっぽ、ということですね。かわい~
オンタデの花
イワツメクサは木曽駒でも見たけれど花びらの感じが少し違うみたい。
フジハタザオ富士旗竿
これも火口だそうです 雲海荘と宝永山荘の屋根が見えてます!もう少し!
雲海荘で休憩!ルート3776のスタンプもゲットしました!振り向くとさ、さ、山楽人さん!なんて所に置くんですか?!まるでいたずらっ子のように楽しそう。こちらはヒヤヒヤ!
袋パンパン!
私もオタマで記念撮影 奥の平たい峰が山頂ですよ!オタマの固定に協力してくれたのはhshuku999さん
コケモモの中にベニバナイチヤクソウ
新六合目も花盛りで少し進んではしゃがみ込みせっせと撮影
宝永山荘から宝永第一火口の分岐へ。今回はここから下山です。火口の向こうに宝永山が!こんなに晴れて山頂から馬の背、宝永山までがくっきりと見渡せるのは今回が初めてです。
第一火口、第二火口へと降りてきました。噴火した順序は第三→第二→第一だそうです。 溶岩石の隙間から顔を出す松の若葉
イタドリの群生の向こうにふじ爺御師、よっさん、ちーしゃさん、山友さん、ゆっきん イタドリの葉ををアップで撮ろうと思ってしゃがみこんだけれど、佇むみんながかっこよかったのでアングルを変えました。
御殿庭上、中、と下ってきました。村山修験者の修行場跡 スマホのストレージがいっぱいになり、よっさんに撮ってもらえますか、とせがんで撮ってもらっているふじ爺御師
白くてフワフワのミヤマハナゴケがいっぱい。もう少し緑っぽいのはハナゴケだそうです。
イチヤクソウ 小さなお花でピントを合わせるのが大変。これもピンボケだ~
倒木地帯の苔とキノコ
ベニナギナタタケ 紅薙刀茸 ちっさなバルタン星人が威張って出てきそう
大倒木地帯 不思議な光景
骨が落ちていました
また広葉樹の森になってきました。 この木なんの木?大きくて気になる木
気になっているふじ爺御師
モフ度判定中
ガラン沢(伽藍沢)に来ました。ここを渡ります。水が溜まってます。
いつも水が溜まっているそうです。滑りやすそうに見えて、そうでもなかったです。とても澄んでいて、空と樹々が映っています。
その後も旧料金所ゲートに到着! 開山したのでマイカー規制中。 警備の方がおつかれさま、と声をかけてくれました。 車道に出て振り仰ぐと富士山頂もまだ見守ってくれていました。
2~3キロの車道歩き ここが一番足がツライかも。 先頭グループから遅れていくoimo。 ちーしゃさんは終始ひょうひょうと歩いていましたね~苔むした倒木や溶岩をズバリ、と例えてくれるのが楽しかった☺
振り返るとふじ爺御師とサワケンさんが応援してくれました。 そろそろヘッデン点けます。
村山道まで戻れました。 一日無事歩けて感謝です❣
あ、ホタルブクロ、と一番大きい花を撮ったはずが、見切れてる…疲れのせい?
駐車場に到着 おつかれさまでした!ふじ爺御師、ご一緒したみなさん、ありがとうございました。
YAMAPダッシュボードの軌跡マップ 田子ノ浦から繋がってます🤣 北西に向かう直線は昨秋に一時停止して🚙移動しちゃったからです💦
ここから山友さんにいただいた写真😊
こちらも山友さん
みんなでキノコ撮影
山友さん撮影、ちーしゃさんと💕
みんなで山頂や宝永山を撮影 oimoのスマホは赤のiPhoneXRです。 大きい上にさらに耐衝撃・防塵カバーにしたのですごくゴツいです
ふじ爺さん撮影 ボーゼンと宝永山を見つめるoimo よっさんの立ち姿かっこいー