表妙義の縦走、今回は重装を課題に挑戦しました。 普段は岩場は軽装を心がけてますが、夏の北アルプスに向けてのトレーニングも兼ねて、不要な荷物も詰めてザックを10Kgにしました(^_^;) 妙義神社からスタート。後半は上半身下半身ともかなりキツく(当然)、岩場をこなすのに気合と勇気が必要でした。 途中、手作りの素敵なポイントごとの看板に励まされながら進むことができました…。 さて、無事に中之嶽神社にたどりつくことはできたのでしょうか・・・?
「道の駅みょうぎ」から白雲山を見上げて、今日も元気に出発!
やる気マンマンでご機嫌です。
総門、左右とも風神さまでしょうか? 好きな小説「風神の門」(司馬遼太郎)を思い出します。
必勝祈願。 正直、ここまでの階段の登りも10キロのザックでハァハァしてしまいました。 「ゆっくり登ろう」
登山届を提出。
登りにも慣れてきて、「大の字」の鎖場へ到着。
さっそく休憩。
大の字からの眺め。
ずっしりとしたザックを背負って、さらに進んで「辻」。 ここから、岩場が増えます。
奥の院に順調に到着。 安全祈願。
そして、奥の院わきの壁、本格的な鎖場が始まります。 天空への登り口。
見晴らしに出ると裏妙義とその後ろの浅間山。雪がかなり消えてますね。
この写真は、カメラの角度のせいで、オーバーハングして見えますが、スマホをやや左に傾けてご覧ください。
ビビり岩の上からだとさらに景色が広がります。
鎖場が次々に・・・。
南側の金鶏山(入山禁止)。
ここまでが相馬岳までのヤマ場です。 ここから、なが~く下ります。
途中で見上げると・・・
そして延々と鎖が続く・・・? 10キロの荷重が応えます。下りでも腕の力がもたない・・・(・_・;)
なんとか相馬岳に到達。想定時間内。 この後、めざすバラ尾根と金洞山。
バラ尾根は、岩稜歩きではありません。地味で荒れた急降と急登の繰り返し。 ※厳しい場所は必死なので写真撮ることを忘れてる。
バラ尾根は苦手なんです。 急な斜面にザレザレ、ガレガレを約一時間。 肝心なところは写真なし。緩くなった時に思い出してカシャ!
金洞山に近づいてきました。
裏妙義と浅間山。 丁須の頭も写ってます。三つある一番右のコブの右上に「ちょん」と。
「掘切」は、中間道への下りと、金洞山(鷹戻し)との分岐点。
もちろん、こっち。 金洞山へ向かいます。 鷹戻しまで、「そろそろか?」と思わせぶりの岩場をいくつかこなして進みます。
登りもけっこうあるので、鷹戻しについた時にはヘロヘロ・・・ ザックが重い! この看板に励まされます。
いつもは颯爽と登るところ。 いったん休憩して呼吸を整え、水分をとり・・・気持ちを入れなおして挑みます。 途中の足場で休みやすみ・・・なんとか登りきりましたが・・・腕がパンパン。
大休止!
カロリー、タンパク、水分を補給。 弱気になりかけた気力も、補給。
さて二段ルンゼです! まず見下ろして、 肩、腕、握力・・・余力、だいじょうぶかな(-_-;) ここは軽装でもけっこう難しいよなぁ・・・でも・・・ いくっきゃない! 行きます!
鎖の下りも休みやすみで、無事にこなしました。 正直に言うと、少し不安でした。
東岳。 そしていよいよ・・・
中之岳に到達! これが試練の10キロのザックです。 祠にはここまでの無事を感謝。
中之岳からの下りが最後の鎖場。疲労のためここもいつもより慎重に。
して、無事に、天空から地上に下りました。 岩場はすべてクリア。 ここまでくれば、あとは気を付けるのは捻挫くらいか・・・と荷重を感じながら、下っていきます。
ヘロヘロになって、中之嶽神社に到着。
剣を手にした大黒さまが笑顔で迎えてくれました。
妙義神社に下る途中の「大人場」。 じつは3時までにここに到達した場合の次の課題を考えていたのです。一旦遠回りして、中間道まで登って、第二見晴らしを経てから妙義神社へ向かおうかと。 で、2:55に到着・・・この疲れた身体で、う~ん、迷う~と思案しつつ・・・。
この樹に導かれるように、中間道への登りに足を向けてしまいました。
登り、きつ~。
あっ、中間道の東屋だ! これでひと安心。 ところが、この中間道、「関東ふれあいの道」になってるとはいえ・・・。
けっこう荒れてます。
けっこう登りがあります。
極めつけ、崩壊地の迂回路の長い階段・・・足が上がらない・・・
岩場もあり・・・
でも、こんな樹に和まされつつ・・・
妙義神社に到着で~す! 安心感と充実感でいっぱいでした! おつかれさま!