【アクセス】 白骨温泉登山口付近からスタート。車は登山口手前の空地に停めてしばらく林道を歩きました。林道には除雪してあり雪は無し。登山口近くまで車で行けましたが、路駐できるスペースは少ないです。 【天気】 1日目🌤〜☁️ 2日目☀️ 【コース状況】 当日は気温が8℃ほどと高く、序盤はもう雪が溶けて切れそう。雪が腐ってトレースを歩いても時々踏み抜き。標高を上げるにつれて積雪は増えて、山頂付近は表面が凍結したモナカ。目印のテープは少なめでした。 持参したピッケルとスノーシューは使わず。 【感想/記録】 週末の天気予報は今ひとつだったのでテント泊ではなく、山頂に避難小屋がある十石山を計画。十石山は昨年アキラマンさん、猿行者さん、たっくんの4人で登るも、ガスと爆風で景色を楽しめずにすぐに下山しました。週末の山行を計画した時は南はダメで北に行くほど良さそう。乗鞍岳周辺が最も良さそうだったので、十石山の山頂避難小屋で一泊して、夕陽とご来光を見る計画としました。直前で天気予報は好転しましたが、計画通りになるでしょうか。 ■1日目 9時過ぎに自宅を出発し、白骨温泉には11時前に到着。自宅を出発した時は小雨でしたが、長野県に入ったら晴れてきました。昼食を車内で食べてから準備をして出発。暑くなりそうなので、最初からジャケットは脱ぎました。林道を歩いてから登山口へ。気温が高くて雪は腐って、もう切れそうな箇所も。しばらく歩くと十石山を示す指導標があり、トレースを追って登ります。11時過ぎに出発ともう遅い時間なので、気温が高く雪が腐って時々ごぼり歩きづらい。 しばらく登ると斜度が増して急登になり、トレースを追ってもごぼる。日差しもあり暑くてジップシャツも脱いで、とうとうインナーシャツだけに。急登を登り切ると斜度が穏やかになりピークを巻いてしばらく進むと、また尾根を登るように。ここからはアイゼンを装着してジップシャツを着て出発。お天気はまずまずですが、ずっと樹林帯を進むので眺望は無し。 途中で先行していたトレースの持ち主とすれ違うと、今日登っていたのはお二人だけとの事。トレースのお礼を言ってまた登ります。ひたすら尾根を登っていくと木々が低くなり、ちょっと視界が開けて吊り尾根も見えるように。 森林限界を突破したら、目の前にまた雪の急な坂が出現。風が強くなりそうなので、ジャケットを着て出発。最後の雪の急坂を登っていると時々強風が吹いてきます。坂を登り切ると稜線に合流。でも身体が持っていかれそうな爆風がずっと吹いていました。15時半頃に山頂にまで登りきると、乗鞍岳、雲海の松本市、奥穂高岳〜前穂高岳の吊尾根、笠ヶ岳が見えるけど、身体がふらつき撮影ができないほどの爆風が吹き荒れています。 さっと撮影を済ませたらすぐに避難小屋に向かい、荷物のガチャ類はデポして、水用の雪を確保して小屋の中に。もう爆風の心配せずにほっとできました。着替えてから水を作りながらビールで乾杯。その後は夕陽を撮影するために外へ出ましたが、残念ながら空が雲に覆われてダメでした。小屋に戻り夕食のカレーを食べてから、iPhoneにダウンロードしたAmazon Prime Videoを見て21時前には寝ました。 ■2日目 5時前に起床し、いつも通りお湯を沸かして、朝食を食べていたら外が明るくなってきたようです。ご来光を見るために、ダウンの上下のまま冬靴にゲーターを付けて、グローブとカメラを持って外へ。幸い雲はちょっとありますが、晴れてご来光は見られそう。小屋からはストックを使って山頂に到着。山頂まですぐに行けるので良いロケーションですね。東の空が赤く染まり、長野県、岐阜県の両方面は雲海の下。夜明け前の穂高の吊り尾根を中心とした北アルプスと乗鞍岳が見えます。 しばらく待っていると、水平線上にちょっと雲がありましたが、6時10分過ぎに無事ご来光が上り周辺の雪面はピンク色に。穂高はあまり赤く染まりませんでしたが、乗鞍岳はほんのりと染まってくれました。雲海が広がってくれたおかげで、島々が浮かんでいるような素晴らしい景色でした。 ご来光を撮影したら小屋に戻り、荷物をまとめてからコーヒーを飲んで狭い出入り口から脱出。ガチャ類をザックに取り付けて8時過ぎに出発。少し穂高方面に進んで、笠ヶ岳から吊り尾根を撮影し山頂へ。最後に山頂から撮影したら名残惜しくも下山。すぐに樹林帯に入るので、尾根からは景色が無くなり黙々と下山。急坂の尾根はまだ時間が早く気温が低かったためか、雪がさほど腐っておらず踏み抜かないで、10時半頃に駐車した空き地に戻れました。 昨年は爆風とガスで景色は全くありませんでしたが、避難小屋に泊まれたおかげで美しいご来光を見ることができました。土曜日は天気予報がさほど良くなかったのか、先行者はお二人だけでしたが、日曜日は登山者やBCスキーヤーの方もちらほら。それでも人気の唐松岳などと比べると全然少ない。日帰りで十分登れるお山なので、重い宿泊装備で登る人は少ないのか、今回は小屋を気兼ねせずに利用させて頂けてありがたかったです。 【注意点や反省点】 十石岳避難小屋は、中は広くて2階もありますがトイレは無し。毛布やマットもありました。泊まったのは自分一人だったので広々と使わさせて頂きました。お世話になったのでわずかですがカンパさせて頂きました。冬季の出入り口から降りる丸太の梯子は最下段が折れています。 山頂ではソフトバンクの電波はつながりましたが、避難小屋ではソフトバンクはダメで、docomoは繋がりました。 【Apple Watch等による計測結果】 ムーブ(安静時を越える推定エネルギー消費量 / kcal) 1,586 809 エクササイズ( 活発に活動した分数 / 分) 236 103 スタンド(1時間のうち1分以上身体を動かした時間 / 時間) 14 12 登った階数( 一階=約3mの高度を上昇 / 階) 195 11 ウォーキングの距離(km) 14.3 11.9 歩数(1日で歩いた歩数 / 歩) 19,655 16.981 心拍数 (1日で最低、最高の心拍数) 44〜137 46〜128 体重 63.5 -> 63.9
林道をしばらく歩いて登山口へ。
気温が高くて雪は腐ってグズグズ。
十石山へ向かいます。
斜度がドンドン急になります。雪崩れないか心配ですが、樹々がアンカーとなって雪崩れないようです。
急登を登り切ると緩やかに。
また尾根を登りますが、斜度は比較的緩やか。
お天気は良いのですが、樹林帯なのでこんな景色ばっかり。
ほとんど無風なので暑かった。
樹々が低くなり、ようやく森林限界近くに。
穂高の吊り尾根が見えてきた✨。
気温が高かったのでしょうか。
つららがすごい。
もう少しで樹林帯を突破。
稜線に出る前にジャケットを着て。
あの向こうが稜線か。
逆光で撮影。
果てしなく続くような坂。
時々強風が吹きます。
ビクトリー坂。
山頂に到着。
乗鞍岳。
登ってきた方面。
穂高を中心に。
吊り尾根をアップで。
笠ヶ岳をアップで。
岐阜県方面に広がる雲海。
四ツ岳をアップで。
剣ヶ峰を中心に。
もっと強風だったような。爆風で身体が揺さぶられカメラを水平に保持できない。
とても山頂には長居できないので避難小屋へ退避。
ガチャ類は小屋前にデポして、水を作る雪を確保したら中へ。
ここから入って。
無事潜入成功。
山頂標は小屋に退避されていました。
中は一部2階もあり広い。
僅かですがカンパさせていただきました。
今日はテントを持ってこなかったので、2本を荷上げしました。
夕日は残念ながら雲が厚くて不発。
広がる雲海。
よく見たら滝雲のよう。
夕食はいつものハンバーグカレー。
気温は−2℃ほど、翌朝も−3℃と暖かく過ごせました。
ご来光が見られるか。
夜明け前の乗鞍岳。
岐阜県方面の雲海。
穂高の吊り尾根を中心に。
東の空が赤く染まる。
雲海とたぶん中央アルプス。
雲海の上に浮かぶ島々。
そろそろご来光か。
雲があって微妙ですが、ご来光のようです。
日が上ります。
笠ヶ岳〜穂高。
雪面もピンク色に。
少し赤く染まる乗鞍岳。
朝の始まり。
吊り尾根中心に。
白山も。
笠ヶ岳から黒部川源流の山々。
岐阜県方面の雲海。
また乗鞍岳。
四つ岳。
剣ヶ峰中心に。
山頂付近。
朝日を浴びる島々。
小屋に戻って荷物をまとめて出発。昨日の爆風は大分弱くなりました。
小屋から少し穂高方面に進んで、笠ヶ岳〜吊り尾根。
吊り尾根。
笠ヶ岳。
白山。
雲海に浮かぶ島々。
山頂方面に戻り。
避難小屋から十石山山頂。
山頂から。
岐阜県方面。
乗鞍岳。
剣ヶ峰中心に。
雲海を見ながら下山。
急坂の始まり。
すぐに樹林帯。
穂高も見納め。
尾根をドンドン下り。
この辺が最大斜度。
十石山指導標に到着。
林道に出て。
駐車した空き地に到着。おかれ様でした。
この活動日記で通ったコース
十石山 往復コース
- 05:59
- 8.5 km
- 1078 m
- コース定数 24