蒜場山・高立山・丸子カル手前まで
蒜場山・焼峰山・俎倉山
(新潟, 福島, 山形)
2025年04月26日(土)〜28日(月)
3日間
所属する山岳会の会山行に参加してきました。今回は、蒜場山から大日岳へ行き御西から北股岳、門内岳、頼母木山を経て西俣ノ峰より山形県川入へ下山する3泊4日の計画です。
ところが天気予報によると28日午後から崩れ29日は暴風予報と変わりました。
行程から丁度飯豊の主稜線で風速20m越えでは行動不能となる事に加え、初日の登攀から私自身の体調が悪化し予定通りに進めず変更となり、初日は蒜場山からガ二沢を下り幕営となりました。
26日(土)晴れ (一日目)*初日晴れ。通行止め個所から加治川ダムまでの林道を歩き蒜場山登山口へ。
そこから登攀1時間もしないうちに靴の中で足指の痙攣、徐々にふくらはぎへ、68漢方や塩飴をとりつつ水分も摂取しまたが。。。。回復せず、発汗も無く排尿も無し・・・
私の体どうなったん?? おかしい・・
息も絶え絶え「P1326山伏峰」に到着と同時に、自分の情けなさに手ぬぐいで顔を覆う涙腺崩壊。。。。気を取り直して、
(精一杯の笑顔を作り)蒜場山の標柱で集合写真)
ガニ沢を下り右岸側雪堤を乗り越え下り、平坦な敵地で幕営しました。
(西に新発田東に喜多方の灯り)
*今日は満足に写真も撮れず・・
テントに入りまずは乾杯!! 水作りをしつつ夕食を摂る。α米の食事を味噌汁で無理やり流し込む。明後日の天気予報が悪い。
今回は烏帽子山へピストンし、往路下山の計画に切り替え就寝。
27日(日)晴れ(二日目)
テントを出ると大日岳から朝日が昇った。
烏帽子山を目指し雪堤のアップダウンに藪漕ぎのアップダウンを繰り返す。足元にはイワウチワやカタクリが可憐に咲いていて気持ちも癒される。
藪と言っても明らかに獣道で踏み後やナタ目も合った。
藪にしがみついて上り高立山へ。
藪の中の三角点で記念撮影。
そして藪へ再び突入。しばらく進み、雪に乗ると視線の先には稲葉の平。
4段になっている明るいブナ林のテント場の適地だ。二段目の北側で流水が摂れるそうだ。一番高い4段目で休憩、その先は雪をつないで登り進めば、丸子カルに出る。
再び歩みを進め雪のブナ林の斜面を登る、「ん??急に来た」初日の悪夢が蘇る・・・どうにも身体が動かない。。。私の身体どうなったん??
丸子カルの少し手前で私はリタイヤ、ザックを降ろして座り込む。
一同を見送る。
遠くなるアイゼンの刺さる音・・・・ブナ林の奥に7人の隊列が見えなくなって行った。。。
1人稲葉の平をゆっくりと下山し11:50~13:00まで行動食を摂りながら休憩をとる。 (みんなは何処まで進んだだろうか?)
13:30スタートし、ひと登りして再び休憩、この頃から太陽は雲に覆われ風が強まる。(みんなは無事に烏帽子山へ到達しただろうか? それとも下山中だろうか?)
14:30 「きっと皆、烏帽子山に到達し元気に帰ってくる!!」と「テント場で出迎えよう」と藪に突入。
高立山の三角点を経て再び藪へ突入、幾つかのピークを越え雪堤へ乗る。
行きの藪で転倒し買ったばかりの水ボトルを紛失したKさんの落とし物を探しながら戻るも発見に至らず!!残念!!
行きに大きく下ったピーク手前で風を避けて休憩、皆が戻ってくるルートを眺めるが姿はまだ見えず。
再び藪と雪を拾いながら進み17:10分にテント場へ到着した。
アイゼンを外し、まずは水作り用の雪を掘りだし袋に大量に詰める。
10L水タンクにジェットボイルで水作り開始。
スマホも相変わらずの圏外・・・テントの中も暗くなりランタン点灯、
気のせいか??
外でメンバーの声が聞こえたような気がして幾度となくテントを出て外を見るも、皆の姿は無い(空耳か) 再びテントへ戻り水作り・・を何度も繰り返した。。
10L満タン テントの外はもう真っ暗な闇夜の世界となっていた。
ヘッデン点けて外へ出ると遠く先に光がちらちらっと見えた。!! お!!?
皆帰ってきた!!やったー!! 時計を見るとちょうど19:00に数分前だ。
定時交信 会員のSさんより無線機でコールされる声は明瞭ながらも、こちらの声は届いていないようで、「良く聞き取れません」の声。
遠かった皆のヘッデンも手の届く近さになった。
19:20分過ぎ、「おかえり!!! 皆頑良く張った!!」と迎え入れる。ヘッデンでの藪漕ぎで疲れ果てていたものの達成感で満ち溢れた顔だ。先ずはアイゼン外して荷物を解いてテントの中へ。
「水くださーい!!」「10L作っといたよ」「やったー!!」早速、今夜の乾杯と夕食作りに入った。笑いの絶えない二日目の夜。烏帽子山までの背丈ほどの笹薮やら丸子カルからも長かったこと、兎を見たこと、そして何よりも南峰の三角点を覆いつくすように復活していたガンコウランとコケモモのジュータンに会長は感激していた。
皆からは「体調はどう?」「おしっこは?」の問いもあったが、今日も持参した水は飲み切ったものの排尿は1回・・・やはり私の身体変だ・・
皆の達成感に溢れた顔と今日の道中の話を聞きながら居ると、お腹が空き食欲が沸いて来た。今夜はシッカリ食べて飲んで眠りについた。
28日(月)三日目(晴れ曇り雨)
4:15分起床、寝床を片付けて朝食を摂る。ラーメンに餅入りだ。食後にコーヒーを飲み、身支度を済ませテントを出てテント撤収。
ガニ沢右岸の雪堤脇の藪を進み、ガニ沢へ降り立つ、目の前には蒜場山へ続く雪に覆われたガニ沢の急登が続く。やっくりと一歩ずつ確実に歩を進め蒜場山山頂へ。
二日前より細くなった雪道も慎重に下る。眼下に見える「岩岳」に人影発見!!
数名の姿だ。
途中アイゼンを外し荒れた岩場を通り、兎戻しも慎重に通過。
重い背中に疲れている下山時だ、慎重に下った。
烏帽子岩の上りはスリングを繋ぎ安全確保して昇る。ここから「岩岳」の人影はさらに良く見えた。赤いシャツは会の90周年記念Tシャツか? 鎖を頼りに烏帽子岩を下る。
岩岳への登りに差し掛かると出迎えでここまで登って来てくれた会の先輩4人の姿が!!「岩岳までもうひと頑張り頑張れ!!」「お疲れさん!!」と元気を頂く! 全員で岩岳到着と同時に出迎え隊より「飲んで!食べて!」と沢山の
ごちそうが〜。
これだけの数々のご馳走は重かっただろうに、と感謝感謝であるが、何よりもここまで沢山の時間を掛けて、登って出迎えて頂いた気持ちが嬉しくてまたまた手ぬぐいで顔を覆い涙が溢れた。
精一杯の笑顔で記念写真を撮り、皆で無事加治川ダムまで下山した。
二日前は1輪2輪程度だったシャクナゲが綺麗に咲き誇り、春の季節の移ろいの速さも感じる下山道となった。
ダムへ通じる道も除雪中の中、歩かせて頂き感謝。
その先にまたまた出迎え隊の先輩お二人の姿が!! 桜の木をバックに撮影頂く。風が吹き小雨が叩き始めた。通行止めの場所まで皆で賑やかに歩き、ゲートではまたまた会員の出迎えと差し入れがあり感激!!
「無事に皆で下山」できた事が何よりでした。
私自身、今回の山行は大きな期待を持ち、長らく待ったルートの一つでした。ところが初日から、自分の体調不良により、隊のサポートもままならず会長に全て任せた格好になってしまいました。。。
明るく思いやりに溢れ、そして強く逞しいメンバーには本当に助けられた。
メンバーの見た烏帽子山の姿、
そして、そこからの景色、
私も何時かは、この目で確かめたい。
そして突き抜けて見たいと思う!
送り隊、迎え隊、宴の差し入れと会員の皆様から沢山のご支援を頂き心より感謝します。ありがとうございました。
〇加治川ダムまでの道は除雪中、この時点ではマイカーは立入り出来ません。(要確認ください)
〇蒜場山へ向う岩岳はまだ残雪豊富、
〇岩岳から下り進むと岩場が続きます。荒れているので慎重に!
〇兎戻しを登ったら松の木が折れ登山道を塞いでいます。四つん這いで潜りました。
〇その先も残雪が続きます。アイゼン必須