ダムとカレーと爆風と。
日本コバ
(滋賀)
2026年01月11日(日)
日帰り
年が改まってもなかなか山に入れなかったが、三連休の中日は自由になりそうであった。今年一番の寒波がやってくるとのことで、どこに出かけようか悩むところだ。
知人が「ダムカレーを食べたい」と言い出した。さぞかし美味しいはずと期待は高まっているようである。私自身は「ダムカレー」なるものを味わったことはない。「見た目がダムっぽいというだけで、味のスケールがダム級に大きいというわけではないのでは?」という言葉を飲み込みながら、そのカレーが食べられる場所を探していると、「やっぱり寒そうだから…暖かくなってからにしよう。」と挫折宣言。
それなら、いつものように個人山行だ。どうせなら「寒波を避けての低山で、ダムの近くで、カレーを食う」という条件に当てはまる場所はないものか…。
我がホームの低山、鈴鹿山脈で「ダム」といえば、そう、みんな大好き「永源寺ダム」です😃。竜ヶ岳と釈迦ヶ岳の鞍部、石榑峠を抜けて近江に入れば、すぐに愛知川をせき止めて広がるダム湖が右側に広がります👀。
その前に、これまではトイレに立ち寄るだけであった道の駅の売店に、ふと立ち寄る気に💡。今や関西でしか販売していない懐かしのカールの東限がここらしく、この辺りの名産、さしみこんにゃくにもそそられます。下山後の一杯のつまみとしてのポテンシャルは高そうなのです🍺。
ダム着。駐車スペースに駐め、車外に出て仰天。あまりに爆風なのです😖。あわてて毛糸の帽子にネックウォーマー、手袋を装着です🧤。お掃除をされていたダムの関係者とおぼしき方が親切に話しかけてくださいます😊。今回はダムを横切っての日本コバやら笠松山方面ではなく、湖南の山々を歩くことをお伝えすると、「お気をつけて」と優しくも人なつっこい笑顔。心が温かくなるスタートであります😌。
まずは、そのダムの背後の尾根から登り始めるのですが、なにせコンクリ擁壁。脇からよじ登るしかありません😲。というて南側からは難しそうです。北側ならば、地面はどろどろですが上がれそう🤔。とりあえず尾根に乗っかるのです。ほんの10mほど高度を上げただけですが、もうダムが一望できます😃。
さて、ここからはこの尾根に沿って南西に進みます☝。時折陽も射すのですが、とにかく爆風🌬。まずは「スモトリコバ」。名の由来は不明ですが、とにかく雪はなし。先を進むのです🚶🚶。
少し下ったらまたしっかりと登りかえし。しっかりと爆風です💨💨。
ここいらで目の前に続く尾根からいったん外れてトラバース。やがて右下から登ってくる谷に合流です👀。「谷」といっても、見上げれば尾根道も見える源頭近くで、時折幹をつかみながらよじ登ればそこは2’ndピーク「左上田山」なのです😤。
残念ながらこれといった展望はありません。「まあ小休憩でも…」と思うのですが、これがまた立ち止まるには冷たい風で😩。しかたなく道ばたの石の陰で小さくなってパンをサーモスの紅茶で体に入れるのです😋。
長居は体が冷えるばかり🥶。さっそく出発、じわじわと高度を上げてお次の789m峰「入道ヶ原」を目指します💨💨。ここいらからの風の冷たさはハンパありません😱。雪もしっかり積もっています。この入道ヶ原、山名札はルート上にあるものの、三角点はやや西側にあります😲。
ここで東に進行方向を変えると、いよいよ本日のメイン990m峰を目指すのであります✊。
地形図には山名は記載されていません。「こんだけ高くてピークの形も大きいのにな~。何で無名峰なんだろう??🤔」などと思いながら、高度をかせぎます🚶。
雪は次第に深くなり、風の冷たさは身を切るよう🥶。
「どうせならあのピークでカレーパンを…」と思っていたのですが、なんせ寒すぎて😖。
手前の茂みに身をかがめて、成城石井で奮発して買った高級カレーパンを味わいました😋。
「あの無名峰は私が『カレー山』と名付けよう😤」と、そればかりを心の支えにラスボスピークを目指すのでした💨。
何度かの手前小ピークを経て、15時目前に990m峰、到着です🚩。
あれ?山名札がある😲。
かまわん。オレ的には「カレー山」と呼ぶのじゃい😤!
…が、よく見てびっくり。
「カクレグラ」
え?カクレグラ😅?
何年か前の記憶がよみがえります。
カクレグラ…。
思い出しました。YAMAPを知ったころ、やはり厳冬期の猛吹雪の中、スマホの電源が落ちてしまったあのときの山が、ここ、カクレグラでありました😅😅。
さすがに「カレー山」は無理があるか…。
と、苦笑いしながら、青い空がのぞき始めたルートを降り始めることにしました☝。
冷たい🥶!痛い😖!笑えてくるくらいの暴風、激風、爆風なのです💨💨。出発時のダムの辺りの風速を思い出せば、そこから500mも高度を上げれば、強さも冷たさもパワーアップなのは当然ですが、それにしても、顔が凍るほどであります😵😵。
途中の水呑岳で90度向きを変えて、ひたすら降りると、標高700mあたりで肌に当たる風の温度感がぐっと変わります😲。下界の温度。ほっとしながら、ダム沿いの集落に向かって行動を下げます😚。
何度か鉄塔にご挨拶をしながら、雪の次第に少なくなった道を歩いていると、急に道がはっきりと分かりやすく歩きやすくなってきました😲。スピードも上がります🏃。
…と思ったら、谷に降りてきました💧。小さな流れを徒渉です。すぐに尾根によじ登ると、再び流れに遭遇💧💧。
こっちはすぐには渡らないのですが、しばらく右岸に沿っていくと、壊れた手作り風の橋が現れます🌉。これを渡るのはムリ…😅。横を縫っていくことにしました。
そこから10分も歩かぬうちに、永源寺ダムの南の集落「佐目」に降り立ちます🌟。ここには由緒正しき古社「若宮八幡宮」が鎮座されています。お参りして少しだけ階段のお掃除を⛩️。
やがて石榑峠からの国道421にぶつかります。ここからは2kmほどのロード🚶🚶。いわゆる八風街道であります。
今日歩いてきたルートを左の山肌に感じながら、少し風の弱まった道をダム入口の愛車を目指し歩くのでした🎶。
令和8年の山旅は、爆風とともに始まった。そういえば、今回の道、旧名は八風街道。「八」は古来末広がりと縁起のよい数字と言われてきたことを思い返す。我が尾張名古屋も「八」にゆかりのある街なのである。
国内外の状況は年明けから大いに波乱含みではあるが、どうか平穏で、よいことの重なる年にしたいものである。