三ッ峠山(開運山)・木無山・木山・霜山・天上山
三ッ峠山・本社ヶ丸・鶴ヶ鳥屋山
(山梨)
2026年02月05日(木)
日帰り
乾ききっている。山が埃っぽい。歩くと土埃が舞い上がり、あっと言う間に靴とパンツが真っ白になる。真っ茶色か。1ヶ月もまともな降雨が無いと山も乾く。埃を胸に吸いこんでいるようで、山の清涼さが失われているような。
車は富士山パノラマロープウェイ近くの河口湖無料駐車場に止めた。3年前の真夏、よく調べもせず河口湖駅の有料駐車場に停め、そこ発のバスで三ッ峠山登山口に向かったのだが、下山してから駅までの距離が長く更に、駐車料金3,000円もとられたのだ。今回、一番楽な方法を調べて、天晴という遊覧船発着場がある無料駐車場の目の前の道路に遊覧船のりばと言う名前の停留所があり、バスに直ぐ乗れる、そして帰りはロープウェイで下りてくればそこから2,3分で駐車場に戻れるという完璧な選択。
バスは9時53分しかないのだが、何も考えずに早々と家を出発してしまい、8時には着いてしまった。駐車場はまだがら空き。あたりはまだ眠っているかのように深閑としている。遊覧船の発着場だがもちろんまだ営業していない。取りあえず駐車場の向こうにあるローソンに行き、昼食用におにぎり弁当とカレーパン、それにスポーツドリンクを1本、買った。車に戻り背を思い切り倒し目を瞑った。暴力的に眠いのだが眠れない。でも目を瞑って30分ほどじっとしているとだんだん頭が晴れてきた。スマホで新聞を読む。時々海外からの観光客が広い駐車場の敷地を横切る。9時を過ぎると少しづつ街が眠りから目覚め始めてきたようだ。トイレに行った。建物はあまりきれいでは無かったが中は清潔でまた温水洗浄機付きでホッとした。
バスは5分ほど遅れてきた。既に7〜8名、乗っていた。1組は台湾か中国人だろうか若いカップル、もう一組は西洋人のカップル。彼らは別の停留所だが早い段階で下りた。最後まで残って三ッ峠山登山口で降りたのは、3人。高年の男性一人と中高年の女性一人と僕。10時20分頃だったろうか。みんな三ッ峠山を目指している。僕が最初にさっさと歩き始めたのだが、程なくしてその女性に追い抜かれた。化粧が濃くてよくわからなかったが60前後か50代か。。。とにかくすったかすったかと軽快に元気よく歩いて行く。天気が素晴らしいわねえ、最高ねえ!暑いくらいねえ!と大声で話しかけながら。
バス停から登山口までは舗装道路だがそれなりの坂道だ。僕も登山を始めた頃はあれくらいのペースで歩いていたか。登山口からは見た目以上に急な登り道なのだが車が一台通れるほど広い登山道ので気持ち的には大変さを感じない。途中、今度は若い男の子に抜かれた。登山口に車を置いて周回して戻ってくるそうだ。この子はもっと軽快にぐんぐん登って行く。山頂で再び出会って聞いたのだがまだ25才だと。礼儀正しくとても良い感じの子だ。
暑くなってミレーのウィンドシェルを脱いだ。そしてポールを出した。最初は無しで歩いていたが、やはり使う使わないとでは全然違うな。
最後のアタックは苦手な階段だ。登り切ると頂上。11時40分。バスを降りてから1時間20分ほど。ちょうど誰もおらず山頂を独り占め。富士山から雪を被った南アルプス、蓼科山、八ヶ岳から乗鞍、甲斐駒など一望できる。しばらくして男性二人連れが登ってきた。僕は腹が減ったのでカレーパンを食った。そして先程の25歳の若者が木無山に足を伸ばしてきたと言って登って来、そして最初に僕を勢いよく追い抜いて行ったよくしゃべるご夫人が登頂してきた。彼女は三つ峠駅に下りると言っていたのでおそらく彼女もまた木無山に寄ってからこちらに来たのだろう。
もうすぐお昼時なのに誰も食事をしようとしない。みんなダイエット?僕はカレーパンでは我慢できずおにぎり弁当も取り出し、食い始めた。小さめのおにぎりが3つ、鶏の唐揚げ、ソーセージ、シュウマイ、卵焼きがそれぞれ1つずつ入っている。あっと言う間に食い終わった。
若者は三つ峠登山口に車を置いて周回コース、お喋りおばさんは三つ峠駅、僕は河口湖、とそれぞれ下山が別々なのでここでお別れ。その前に若者と僕はお互い写真をスマホで撮りあった。
12時過ぎに下山開始。ここからはほとんどが緩やかな道でほぼウォーキング。途中2ヶ所ほど山らしい急な下りがあったが、何とか乗り切りひたすら後は歩く。埃っぽい道がほとんどだが、時々陽の当たりの悪そうな杉木立となると、道も湿っているとは言えないが乾いてはいない。山の匂いも違う。天上山手前でまた急登。何とか登り終わって天上山の小御嶽神社祠に到着したのが14時15分頃。3年前8月31日に来た時はここは外人が多くて五月蠅かったのに今日は誰もおらず静かなものだ。
参拝後、ロープウェイ乗り場に向かう。乗り場はやはり外国人だらけで混雑している。チケットは現金のみで600円。3年前は歩いて下山したのだが、整備された階段が多く山感がほぼ無い上に、長く急で膝と太腿へのダメージが酷かったので、今日はロープウェイで下りると最初から決めていた。20分ほど長い行列で待ってロープウェイで下山し、目の前の駐車場に戻った。
河口湖もかなり水位が低下していたが、外国人からの人気は健在のようだ。
ミルテの花と女の愛と生涯を聴きながら我が家に向かった。
お疲れ山。