半国高山
愛宕山・三頭山・朝日峯
(京都)
2024.01.26(金)
日帰り
★アクセス
SUVなら僕が駐めた場所まで問題なく行けると思うが、そうでない場合は300m程手前の西側に広めの路側帯がある。今回の駐車場所には「この先関係者以外立ち入り禁止」の看板があるのでもう少し行けそうだったけどやめておいた
★コース状況
雪は供御飯峠までは10cm、稜線は20cm~40cmで雪だまりは50cmを少し越える。全体的に雪は少なめで、雪の下の落ち葉や落枝、根っこなどに足を取られてツルンツルン滑った。供御飯峠の少し手前で道がなくなるので、復路で使った作業道を歩いた方がわかりやすい。稜線は2箇所ほどわかりにくいポイントがあるので、往路はともかく復路では外さないように注意が必要(今回は自分のトレースをたどるだけだったので簡単だったが)
★感想
久しぶりに雪山を歩きたくなったので京都北山までやってきた。丹波篠山市はうっすら雪化粧程度だったのに、園部を超えて南丹に入ると完全に雪国。期待に胸が高まる。
今回の半国高山は、当初は西から登る予定にしていたが適当な駐車場所がない。北区役所小野郷出張所には駐車場はあったが平日には使えない。そうこうしているうちに京都のたかさんが東から登るルートを教えてくださった。こちらには駐車場所もあるので、ありがたく後を追わせていただくことにした。
まずは降下予定地点を見に行く。ピークから下って標高600mから南に下っている尾根だ。前回の井戸山では痛い思いをしたので二の舞とならぬよう法面の状態などを確認した。谷に付いた作業道なので予想通り法面などはなく、沢にも橋が架けられていて問題ない。尾根に踏み跡らしきものが見えたので少し登ってみたら、明瞭な踏み跡はないものの軽アイゼンがあれば下ってこれそうだった。復路は予定通りここに下ってくることにして供御飯峠に向かった。
林道から作業道に入り、供御飯峠の少し手前で踏み跡がなくなった。雪なのでなおさら道がわかりにくい。ズルズルの雪斜面を植林を手がかりに登っていくと作業道に出た。道にしたがって南に進んでいくと、北に折り返して登っていく道があったので登ってみたが踏み跡は途中で消えていた(下山時にわかったことだが、踏み跡は雪で埋まっていただけで、そのまま進めば何の問題もなく峠まで登れたのだった)。あきらめてしばらく南進したが、峠からドンドン離れていくので仕方なく尾根まで登り返した。地形図では緩やかに見えるが実際にはまぁまぁ急な上に雪でズルズルで往生した。尾根に登ったら後は峠に下るだけだと安心していたら、これが相当な急斜面。雪でズルズルなので立木につかまりながらなんとか峠に降り立った。
ここからは穏やかな登り。雪もまぁまぁあるのでルンルン歩いていくが、雪の下に隠れた落ち葉や落枝、根っこなどのせいでツルンツルン滑る。標高550mからは少し急になってなおさら滑る。特に横たわった倒木の上に乗ってしまうとそのまま横に倒れてします。雪があるとは言え、倒木の上に倒れ込むとなかなか痛い。何度か軽アイゼンを付けようと考えたがめんどくさくなってピークまでガマンすることにした。
標高610mあたりの倒木地帯を抜けるとピークに到着。展望はない。PHさんプレート捜索に気を取られていて全景の写真は撮り忘れた。一通り探したけど見つからず、あきらめて軽アイゼンを付けようとポーチを取り出したらカラカラと音がする。なんじゃろかいなとアイゼンを取り出したら、加水分解だろうかアイゼンのベルトが全てちぎれていた。確かに、最後にこのアイゼンを使ったのはいつだったか思い出せない位長い間ポーチにいれっぱだった。これはまいった。アイゼンなしだとバリルートは下れない。素直に来た道を戻ることにした。
雪山のピストンは自分のトレースを追うだけなので道間違いの心配はないが、面白いほどスリップする。雪の上なのでダメージは少ないが、倒木の上などに倒れ込むとけっこう痛い。何度も「ひぇ~~っ」と叫びながらなんとか供御飯峠まで降りてきた。
峠からは作業道をたどる。登りで引き返した地点に出てけっこうショックを受け、雪でピカピカになったブーツを汚さないよう注意しながら作業道を歩いて車まで戻った。余力があったら岩屋山か千歳山を回って帰るつもりだったけど、余力もアイゼンもないので無理(笑 帰り道なのでタカノスからの下山予定地である細野浄水場付近を確認しに行ったが、林道はチェーンで入れないようにしてあったので遠慮した。Dr.Pepperさんが下った実績のあるルートを使わせてもらおう