12:01
25.9 km
2264 m
オプタテシケ山・ベベツ岳・石垣山・美瑛富士・美瑛岳
十勝岳・富良野岳・美瑛岳 (北海道)
2024.04.06(土) 日帰り
週末金曜日夜、仕事終わりに山の選定を考える…。 相棒もぎゅに連絡。 もぎゅはオプタテシケ行きたい…と。イイね行こうか😎 で、オプタテシケに行ってきました🚶🚶 地形図を見て、美瑛岳まで繋げてみようかと提案。所々エスケープ出来そうだしあとは行ってみて〜の感じで十勝岳連峰へ💨 事前情報は林道が長いと聞いていただけ🌲🌲 他の山行記録を詳しく見る時間が無かったので、とりあえずアイゼンなんかも荷物に入れて、仮眠する💤 4時頃にスタート。 アスファルトの道路をスタスタと期待を胸に進みます。空を見上げれば満点の星空…、歩を進めるに連れ徐々に白んで来ます。 あまりにも話に夢中で、序盤ルートミス🤣 700m程戻ります🫠 気を取り直して林道に合流🌲 聞いていた通り林道が長い… スタートから約8キロ歩き漸く林道を外れる。 そこから樹林帯歩きで森林限界は1200mくらいでした。そこまでが約3時間…長かった😅 少し風が出てきたのでこのあたりでシェルを着て、バラクラバ、ゴーグルを事前に装着。 先行でスキーヤーがいたので進む方向はトレース任せ。ジグを刻むのが焦れったくなり途中から直登に切り替えピークを目指します。 標高が上がるにつれ、雪が締まり徐々にカリッカリになってくる。そしてテッカテカになり、スノーシューの刃もわずかに噛むくらいになっていました。ただそんなに危ないと思うようなところは無かったです(個人の感想) 漸く稜線上に上がることができ、オプタテシケの山頂もしっかりと目視出来る位置に。 このあたりはと結構風が強く、フードを被り万全な体制でピーク手前まで歩を進める。 カリッカリで雪面を刃がしっかり捉えなくなってきたので、ラストの登りを前にアイゼンに換装。ついでに補給をとり休憩をとります。 スノーシューはデポしてピークへ向かいます。 アイゼン歩きは慣れていませんが、こんなに頼もしく思えたことはないと思うくらい雪面を捉えてくれ安心感がありました😆 そして目の前に山頂標識が現れオプタテシケ山登頂🗻 連なる十勝岳連峰、表大雪の山々、トムラウシ、奥には東大雪…大パノラマ✨ そして山頂は微風で最高のコンディション🤭 写真や動画を撮るなど結構長居してしまった🤣 美しい景色に後ろ髪を引かれながらもオプタテシケをあとに…、スノーシューを回収して少し来た道を戻ります。 すると稜線上に上がってくるソロの女性が… なんか見たことあるな… なんとその方はぢゅんさんでした✨ はじめましてでしたが、気さくにお話して頂いてありがとうございました😄 記念撮影して、お互いの山行の無事を祈りお別れです。またどこかのお山で会いましょう👍 我々はひとまず美瑛富士手前まで行くことに、進む方向に連なる山々🤤🤤🤤 ベベツ、石垣山と通り過ぎるだけと思ったら意外とベベツが大きい…。調べてみると130mの登り返しがあった😅 特に危ないところはないので、風は吹いてましたがサクサク進みます。 石垣山を降りる…降りる…かなり降ろされる🤣 眼下には避難小屋があったが、ロスは避けたいので寄らず美瑛富士手前の底で見上げれる…230m😮💨 このあたりでスノーシューに切り替えて、軽く補給をして美瑛富士にアタック。 雪は程よく締まり進みやすい、がピーク手前はガリガリでした。それでもスノーシューで問題なく上がることができました。 美瑛富士は風が強く、標識をエビの尻尾がこれまでの山よりも立派でした。普段から風の強いところなのが推察できます。 さらに進む先に目をやると美瑛岳…。 デカい…ってのが印象です。 無理そうなら別ルートで下山はなんとなく想定は出来ていたので、美瑛岳に取り付くべく美瑛富士を下ります。 山頂からみると、さほど降ろされる感じしなかったんですが、進むにつれてさらに先がえるとわかり、底についた場所はP1716。 目指すピークは2052m ここにきて300m上げるのか… なんだかピリカのラストの登りのことを思い出すが、目の前にあるのは藻岩山だとよくわからんことを話しなから進みます🤣 全く予備知識もなくて、オプタテシケよりも標高が高いと登りの途中で知る始末😅 夏道ルート準拠でなんとかなるかな〜と地形図と実際の斜面を見てルートを決めていく。 やはり2000m付近になると、カリッカリのテカッテカの刃が刺さらない😰 うまいこと凹凸のある斜面だったので、恐怖感は無く稜線上まで上がることができました。 稜線上はなんともワイルドな様相。 ゴジラの背びれの中に迷い込んだ…というのが感想。 背びれの隙間から十勝岳が🤩 そこから見える景色はなんとも荘厳な景色で、人を寄せ付けないようなそんな印象を覚えました。 スノーシューで少し進みましたが、一瞬で無理…◯ぬわ💀…と判断。 ここでまたまたアイゼンに切り替え。 休憩がてら補給も済まします。 想定していたよりも食料足りていなく、若干シャリバテ気味。 ここまで来たらあとは進むのみ。 やはりアイゼンはよく刃が噛み安心です。 ゴジラの背びれを少し避けて斜面をトラバース。 パラパラ…と雪のかけらが斜面を転がっていく… 美瑛岳の肩に到着。 ラストの20mくらいなんですが、こんなとこ登るの??って思うくらいスリリングでした💦 美瑛岳到着。 うひょー🤩 全部見えるーーーー! 自分達が繋いできたオプタテシケからの山々。 そして十勝岳… 眼下には美瑛町の町並み… 大パノラマである。 山頂のスペースはお世辞にも広いとは言えなかったが風も穏やかで不思議と恐怖心もなく、達成感が湧いてきた。 標識は深緑のプレートに「美瑛岳」 別になんてことない標識だし、立派な標柱はたくさんある…。 自分にとってはものすごくどストライクな標柱でした。一目惚れと言っても過言ではないです😊 もしかしたら、リスキーな場面で出会うとドキドキを勘違いしてしまう「吊り橋効果」なのか?とも思えますが… 心の底から来てよかったーって思えました😊 美瑛岳…今度は無雪期に来るよ。 ピークをあとにして下山ルートを確認。 かなりの急斜面ですがアイゼンでしっかり刺さるのでサクサク降りれます。 目の前に広がる樹林帯とその奥に町並み… 遮るものはなく、パノラマを愛でながら標高を下げます。 誰も通っていないまっさらな斜面に自分たちでトレースを刻む。斜面のど真ん中に腰を下ろし、広がる風景を名残惜しく眺める。 相棒のもぎゅも何となく同じ気持ちなのだろう。絶対に普段しないだろう、ただ急登の斜面に座り、ただただ景色を眺める。 コーヒーあったら最高や☕なんて言うもんだから、そうだなぁと思うも。コーヒー…飲めないんだよね。でも気持ちは十分わかる。 俺は温かいココアが飲みたいよ…。 樹林帯手前でズボリ始めたのでスノーシューに履き替え。 気温もかなりあがったのだろう、かなり雪が重たくなっていた。 ルーファイを小まめにしながら進路を決めて進みます。 樹林帯は特に危ないところはなかったので、無事ゴール✨ 無雪期に来れば楽じゃんと思われるかもしれないけど、この時期にしか見れない景色。夏には絶対に歩けないルート、それがあるからたまらないのです。 今回は道具を駆使して成功できた事、テクニカルなルートを歩けた事。それがとても貴重な経験となりました。 オプタテ、美瑛岳サイコー✨