08:13
27.3 km
746 m
【29/しま山】59妹背山・沖ノ島
妹背山 (高知, 愛媛)
2026年01月31日(土) 日帰り
「ビールケースと謎の鎖に導かれ――絶海・沖の島、迷走登山記」 前日の欠航という洗礼を受けつつも、不屈の精神で再び片島港に降り立った。目指すは片道1時間半の長旅、絶海の孤島「沖の島」である。🚢💨 📝 久しぶりの「記帳」に緊張 瀬戸内海の島々を巡っていた時は、スマートに切符を買うだけだった。しかし、ここは違う。**「乗船名簿」**への記入が必須なのだ。地元の隠岐の島スタイルを思い出し、久々に筆を執る。気分はちょっとした冒険家か、あるいは指名手配犯の逃避行か。🕵️♂️ ⛰️ 石垣の迷宮と「裏切り」のテープ 弘瀬に到着後、いざ妹背山(いもせやま)へ。 前半は、由緒正しき石段と石垣が延々と続く。まるで城攻めだ。🏯 ようやく辿り着いた山頂は……「展望ゼロ」。潔いほどに何も見えない。 「ならば展望所へ!」と進んだ先には、期待通りの絶景が待っていた。しかし、吹き荒れる風が容赦なく体温を奪う。「長居は無用!」と、目印のテープを頼りに意気揚々と引き返したが、ここが落とし穴。**「テープは一方向の味方ではない」**という、山旅の教訓を身をもって知る羽目になった。🌀 その後も、立派なスダジイに見惚れてルートを外れ、林道から登山道への分岐をスルー。私の方向感覚は、どうやら島のリズムに翻弄されていたらしい。🌳🧭 ⛓️ ビールケースの誘惑と「覚悟」の鎖 母島(もしま)へと降り、次なる標的「国見ヶ碆(くにみがはえ)」へ。 そこに待ち構えていたのは、足場としての**「新品のビールケース」と、ピカピカの「新しい鎖」**。 「ここまでお膳立てされて、登らない選択肢があるか?」 もはやこれは島からの挑戦状。私は覚悟を決め、命を預ける勢いで鎖を握りしめ、恐る恐る頂へ這い上がった。そこには、遮るものなど何一つない、まさに天下無双の絶景が広がっていた。絶叫(心の中で)と絶景のコラボレーションである。✨🤩 ……が、数+メートル先に進んで驚愕。 そこにある岩場に立つだけで、鎖もビールケースもなしに、先ほどと何ら変わらぬ絶景が見られるではないか。「私の覚悟を返してくれ」と岩場で一人ツッコミを入れざるを得なかった。🗿 🎟️ 謎のチケット売り場と「大人の事情」 下山後、母島で船を待つ。待合所らしき建物には、無情にも鍵。 途方に暮れていると、地元の商店が救いの手を差し伸べてくれた。神様、仏様、商店様である。🙏 肝心の切符売り場だが、出港間近になっても一向に開く気配がない。 実は、乗り場前の別ルート(?)で販売されていたのだ。 「あちらは電気が通ってないので」という、なんともロックな理由を聞かされる。看板も何もないこの状況、初見殺しにもほどがある。⚡️🚫 🗣️ 島のリアルと温かさ 待ち時間、島の人々にやたらと話しかけられた。 「南海トラフの津波、あんな高い避難所まで行けんよ」「若者が帰りたくても仕事がないんよ」 切実な島のリアルが、潮風とともに胸に迫る。もっとじっくり語り合いたかったが、非情にもフェリーの汽笛が鳴り響いた。🚢📢 島内の活動データ タイム06:10 距離9.0km のぼり724m くだり729m コース定数17 平均ペース90〜110
