11:37
19.4 km
1886 m
目標、冬季の鳥海山(新山)
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 (山形, 秋田)
2025.03.10(月) 日帰り
まずは去年から目標にしていた冬の鳥海山のピークを踏む事ができたので嬉しく思います。諸先輩方のレポが非常に参考になりました。ありがとうございます。 am3:00時スタート。樹林帯を抜けた辺りから風が強くて寒い。滝ノ小屋あたりから右脚太ももの付け根が痛み出す。おいおいマジかよ 滝ノ小屋到着。同じくおひとり様の同業者さん。挨拶をするが、寒さで呂律が回らない。スノーシューからアイゼンに履き替え準備を整え、お先に出発。先行者は俺1人。小屋から先からはほぼノートレース。そろばん尾根とやらに取り付く。クラスト気味で歩きにくさは感じませんでしたが、とにかく右脚が激痛。それに山頂から吹き下ろす鋭い向い風でなかなか進まず。ホワイトアウトもちょい有り。想像以上に過酷。9時を過ぎた頃から予報通り風も弱まり青空も広がってきたが、もし下山時に携帯の電源も落ちた上に、ガッツリホワイトアウトになったらと思うと非常に恐い。「あーだな、こーだな」と妄想リスク管理。やはり過酷な現場こそ勉強になる。 予定時間より1時間遅く、なんとか外輪山まで辿り着く。ピークが見え、スノーブリッチを確認。正面から見るとそれは不気味な巨大なメレンゲの様。周りのゴツゴツした岩もやけに迫力がある。ここが最後の正念場。ストックからピッケルに持ち帰え、虫穴岩から前向きで普通に降りれた。 巨大なメレンゲの上を歩く事が一番不安だったが、せいぜい膝程のラッセル。がしかし右脚を抜き上げる度に激痛。脂汗。もう少し左から巻いて歩きたかったが、そんな余裕はどこにもなく、此処一番しんどかった。 そしてついに、季節は違えど2年振りの鳥海山 大絶景を独り占め 感慨無量に浸る時間も僅かに足を引きずって下山を開始する 痛み止めのロキソニンもこれまでに5錠服用。 ひいひい言いながら無事下山できた頃には8錠ドーピングしてました笑 体力的には問題なかったが、肉体の問題有り。 そして、難しい場所は特に無かったが、天候不良時は中止が吉。こりゃ厳冬期はもっと寒くて過酷ですな。滝ノ小屋に前乗りが体力的にいいかもね。 まっ、サンキュー鳥海山👍 また今度