05:39
12.3 km
1150 m
青き衣をまといて金色の野に降り立つ。草紅葉の鳥海山を歩く
鳥海山・七高山・笙ヶ岳 (山形, 秋田)
2024.10.08(火) 日帰り
その者青き衣をまといて、金色の野に降り立つべし 「草紅葉」ってなんて読んでました? 私は昨年まで「くさもみじ」と読んでいて、ふと「あれ?もみじじゃないな。草がこうようしてるんだもんな」 「じゃあくさこうようだな。次からそう言おう」 と思い直し 「くさこうよう」と読んでました。今年から。 今回、鳥海山の草紅葉を見るために登るということで改めてちゃんと調べてみたら「くさもみじ」で正解じゃないですか!笑 年取ってから読み方変えるとか大変なのに、なにをやってるんだ、自分🤣脳トレ? 鳥海山の麓にお住まいの草紅葉ソムリエのkazkonkonさんて方がいて、草紅葉の状態を確認した千畳ヶ原の定点観測レポを4、5度上げてくれてるんだけど そのkazkonさんの言うにはいまが見頃との事。 最近は雨続き。鳥海に行こうと予定していた日も雨予報となった。このタイミングを逃すと次に行けそうなのは10月中旬〜下旬か 迷って聞いてみたら 雨でも草紅葉が綺麗なうちに見たほうがいい。雨やガスでも幻想的で綺麗ですよと。 よし、行こう。どのみち、どこも雨だ 雨が本降りじゃなくなる時間帯から登る なので今日は湯ノ台から。新山は予定に入れないことにする 雨はさほどでなくパラパラ ガスが濃くて離れたところがぼんやりするぐらい。逆に近くにフォーカスできるから、そういう楽しみ方をしよう 河原宿を過ぎ、薊坂手前の分岐からは月山森方面へ 久しぶりに月山森も登ってみようかと思っていたけど、このガスじゃ展望もないだろうしやめよう。 月山森への登り口付近まで来たらガスが晴れて草紅葉が見えた 綺麗〜 ボタ池の水面が草紅葉をリフレクションしている。 斜面の岩々と草紅葉も素晴らしいな 千畳ヶ原が楽しみになる 以前来たのは4年前の10月下旬。木道に霜が下りる晩秋だった 草紅葉、見頃だとどんな感じなんだろうなぁ するとまたガスが濃くなって、そこから幸次郎沢を下りる ガス中のゴーロ歩きはかなり幻想的 異世界感を楽しんだ 再び湿原に降り立ち、しばらく歩くと草紅葉の密度が変わってくる 谷間なのでガスはまとわりつくような濃さになり、手前のほうしか見えないが、確かに草紅葉が深い。 そろそろ千畳ヶ原かな 木道や池塘と草紅葉のコラボを楽しみ でもこれくらい綺麗な草紅葉だとそれだけアップでも映えることを知った 晴れてほしいときはさりげなく少し休憩をとる。 せっかくだからとクマ吉の写真も撮ったり遊んでみた すると…… 顔を上げた向こう、湿原や木道の奥のほうがはっきりし出して…… あれ?ガス取れてきてない? いきなり千畳ヶ原の全方位に広がる草紅葉が姿を現した そこにあったのは草紅葉の大草原 これは、凄い この広がり、奥ゆきの素晴らしさ 黄金色の輝き、陰影や細かなグラデーション、コントラスト 木道、岩々、まだ青い山や沢との際がこれまた美しい もう飽きる事がありません 細部を見ても、全体像を見ても綺麗 東西南北どこを向いても綺麗 いや違うな 綺麗の中にいるんだ、自分 千畳ヶ原の草紅葉。それほどの絶景でした 後は満足して帰ります 鳥海湖を巻いて七五三掛、文殊岳、伏拝岳へ ガスが濃いのでやはり新山には行かず、素直に湯ノ台に下りる 雨に打たれてだいぶ体も冷えた でも心は、千畳ヶ原の感動が醒めやらず まだ温かい 晴れた日ならずっと絶景なんだろうけど、きっとガスガスから一瞬で晴れ渡ったあの感動は特別なもの あの美しい景色、忘れません ああ、来て良かったな♪ 鳥海山、ありがとう kazkonさん、感謝✨ 今日も無事、下山できてありがとうございました😊