40:33
74.3 km
4932 m
太忠岳・石塚山・花折岳・高盤岳・黒味岳・栗生岳・宮之浦岳・永田岳・小高塚岳・高塚山
屋久島・宮之浦岳 (鹿児島)
2024.04.18(木) 5 DAYS
健康で身体が動くうちに屋久島ハイキ ングにチャレンジしておきたいと思い、 一念発起。大自然を目の前に計画通りと は行きませんでしたが天候にも恵まれて 貴重な経験をさせていただきました。 お世話になった皆さまに感謝いたします。 雨が多く、歩行距離も長くなることが 予想されたのでハイカットの登山靴にす るか軽量化重視にするか迷いましたが、 最終的にトレランシューズをチョイスし ました。硬めのソールを使い、足裏を保 護しつつ雨が降ったら、びしょ濡れ覚悟 と諦めてトレランシューズを選択しまし た。万一に備えてサンダルも持参。足の 保護を目的に靴下はガッツマンで臨みま した。 【主な道具類】 ・トレランシューズ ・防水ザック ・防水ウエストポーチ ・ツェルト ・シュラフ ・マット ・エスケープヴィヴィ ・ダウンジャケット、パンツ ・ダウン靴下、手袋 ・ナルゲンボトル ・サンダル ・ストック2本 ・スリング(簡易ハーネス用) ・7mm 10Mロープ緊急用 ・カラビナ4個 ・エマージェンシーセット ・衛生品セット ・スマホ(予備1個) ・GoPro ・モバイルバッテリー ・アタックザック ・ジェットボイル ・食料、行動食 -カップめん、カップメシ6 -アルファ米5 -シリアル1袋 -フリーズドライ味噌汁2 -粉末タイプのおしるこ1袋 -カントリーマーム1袋 -アーモンドボール1箱 -あめ1袋 -メントス1 -ペットボトルメロンソーダ1 -粉末タイプ飲料各種10個 ▼1日目 晴れ 初日は屋久杉ランドから太忠岳→石塚 山→花折岳→大和杉→ビャクシン沢→ 石塚小屋まで。花之江河道のビャクシン 沢を過ぎた辺りは荒廃が激しく通り抜け に一苦労。10時頃から歩き始めて小屋到 着は22時過ぎとなってしまった。好天の お陰もあり無事に石塚小屋に届き、最難 関と想定していた初日を終えた。 ▼2日目 晴れ 2日目は高盤岳→黒味岳→宮之浦岳→ 永田岳→鹿之沢小屋泊の予定だったが永 田岳手前で小屋泊と思われる多人数のグ ループがおられたので急遽、小屋泊を断 念し、永田岳をピストンして幕営地を探 すことにした。焼野三叉路の水場近くに 見事なまでの適地があり、ツェルト泊。 風が強く、やや寒く感じられたが快適 に過ごすことができた。 ▼3日目 晴れのち曇り、夕方より雨 3日目は前日の予定変更により時間に 余裕ができたので小高塚岳に寄り道して から高塚小屋に荷物をデポして空身にて 龍神杉を目指すことに。最初は順調だっ たが、途中からルートを見つけられず、 藪漕ぎするも時間と天候と体力などを考 慮して撤退することに。名もなき滝にて しばし休憩し、帰りがけに高塚山を直登 し、3日目を終える。 ▼4日目 雨ときどき雷雨 4日目、雨は雨で屋久島らしさを感じ、 楽しむこととした。のんびりと縄文杉や ウィルソン株を眺め、自然を堪能。 せっかくなので荒川登山口まで散歩し てから白谷山荘に向かうこととした。こ れもトレランシューズをチョイスしたか ら成せたことで、ハイカット登山靴であ のトロッコ道を往復する気にはならなか ったと思う。インディージョーンズを彷 彿とさせる楽しい道のりであった。 白谷山荘ではカナダから来ていた青年 と意気投合し、楽しい時間を過ごした。 彼は明日、宮之浦岳から石塚小屋に向か うと言い、観光センターで入手したA4 コピーの地図と睨めっこしていたので、 概ねの役目を終えた私の地図を彼に渡し て役立てもらうことに。彼からお礼にと サンドイッチを貰ったので半分ずつに分 けて食べることにした。山荘のベンチに 腰をかけ、温かいココアとサンドイッチ を片手に海外の青年と贅沢な時間を過ご した。 ▼5日目 曇りときより晴れ 夕方から雨 最終日、苔むした緑の中を歩いて白谷 雲水峡を目指す。様々な杉の大木と出会 い、悠久の時につつまれて生まれてきた ことに感謝の念が溢れでる。太鼓岩から の眺望は旅の疲れを全て忘れさせてくれ た。白谷雲水峡入口から楠川登山道を下 り、楠川温泉へ。(入湯料300円) 大自然が相手に、なかなか思いどおり には行かなかったが天候に恵まれ、人に 恵まれ、貴重な経験をさせていただくこ とができた。屋久島で出会った全てに心 から感謝し、残す言葉はこれしかない。 ありがとうございました。