大峯奥駈道(逆峯)
大峯奥駈道 その1(吉野~山上ヶ岳)
(奈良)
2026年05月02日(土)〜06日(水)
5日間
総距離100kmオーバー 大峯奥駈道 逆峯
※長文なのでルートや水場など必要そうな情報は【ルート】以降や写真をご参照ください
また、当縦走は数値以上のスキル(歩ききる体力は勿論、安定しない天候に対応できる装備、臨機応変な計画組み直し等)が求められますので、補給地点など入念な調査をし、綿密な計画をすることをお勧めします
昨年の同時期に八経ヶ岳に来た際に紀伊山地最深部の山深さに触れ、以前から気になっていた熊野古道の一つということもあり機会があれば歩いてみたいと思っていました
大峯奥駈道は熊野から吉野へ北上する順峯、吉野から熊野へ南下する逆峯の2パターンありますが、
①役行者の初期ルート
②熊野川を渉河して大斎原の大鳥居でのゴールしたい
ことから逆峯で行くことに📝
※当初はソロで行く予定でしたが、まさかのアルパイン先輩が興味があるらしく一緒に行くことに🫢
金曜仕事終わりで東京駅集合し、深夜バスで京都まで🚌
東名高速道路の事故渋滞で迂回し、中央道路でアクセスしていましたが、ほぼ予定通りに京都駅着(着くか心配してました…😂)
京都駅からスタート地点の六田駅まで移動し、奥駈道スタートです🚶
※吉野駅ではなく、六田駅をスタート地点にしているのは大峯奥駈道には道中(もしくは少し離れた場所)に75の修行場(靡)と入口が2つ有り、逆峯の場合は75からスタートになるが、75靡である『柳の渡し』が六田駅付近にあるためです
1ヶ月振りの吉野ですが、4月とは打って変わり人もまばらで新緑の季節に☘️
そして想像以上に熱い…🥵
1日目の補給地点は金峯神社以降になく、ピーカン過ぎてバテバテでなんとか予定通り宿泊地の洞辻小屋まで辿り着きました🛖
※翌日に山上ヶ岳で開山祭があり、開山を祝う方々で洞辻小屋も大賑わいでしたがぐっすり💤
Day2、山上ヶ岳の開山祭(3:30〜開山祭👏)と午後から天気が荒れる予報だったため、スタートを早めて2日目の宿泊予定地である楊子ヶ宿を目指すことに!
が、1日目から感じていた思いの外、同じ行程の方がいて、宿泊地の避難小屋のキャパに入れるか怪しい…🙄
ビバーグ装備はもっているものの、暴風雨の中でのビバーグはリスクが高過ぎるため、手前の弥山小屋に泊まることに🛖
中々のトラブルにも遭遇しましたが事なきを得、一安心したところで就寝です💤
Day3、懸念していた雨も朝方には止み、ほぼ前日の計画通りに出発🚶
が、ガスガスで強風なのは変わらずほぼ眺望のないまま釈迦ヶ岳まで…
釈迦ヶ岳を過ぎ、南奥駈道へ入るあたりで待ち侘びた太陽が☀️
大峯を象徴するような景色の中での稜線歩きを楽しんだところで3日目の予定通りの宿に着き、就寝です💤
Day4、唯一の晴天予報である日で暑くなることが見込まれたので早朝に出発🥱
予想に反し気温は低く、冷えるほど寒い中さくさく進み、玉置山近くまで来たところでもう1人のアルパイン先輩と合流🖐️
差し入れの焼肉、野菜を美味しくいただき残すは最終日…
Day5、さて最終日
ここまで来たら何が何でも歩ききる🚶
最終日の天気予報が微妙で雨の場合、最後の渉河できるか怪しいので天気が持ちそうな午前に着くよう早朝にスタート!
最終日は急な下りはあるものの、他の日の行程に比べると歩きやすく予定より早く鳥居が見え始め遂にラストの渉河…
長かった旅路もいよいよフィナーレ🎉
これまでの汚れを熊野川で流し、熊野本宮へ歩けたことに感謝の意を表して参拝
これにて大峯奥駈道終了です!
大峯奥駈道を踏破してみて、まずは長かった〜笑
そして数値以上に中々タフなロングトレイル🥵
正直GWの今のタイミングで水が出ていて、補給点もあったからこそ行けたかなー
以降の盛夏期や渇水している秋の時期に行くのは厳しいかなと…
反省点としては
①事前調査不足:もう少し宿や水場の調査をしておけば良かったかなと
特に想定よりも奥駈道をされている方がいて、宿のキャパも考慮した計画が必要だったと感じました
②食料計算:足りたもののギリギリという感じで、想定よりもエネルギーを使う行程だったのでもう少し食料を持ってきても良かったと感じました
※GW期間中で補給点もあったことや気温も高くなり過ぎない日もあり、バテ過ぎなかったのが幸いでした
ともあれ、"大峯奥駈道"無事踏破!
想定よりもハードなトレイルでしたが、紀伊山地最深部の山深さに触れられ、ハイライトの稜線歩きも最高に楽しめ、非常に充実した山行となりました!
最後に道中に関わり励みになった他の登山者の方々や小屋番の方々、そして何より同行していただいたアルパイン先輩2人には感謝しかありません!
ありがとうございました!
【ルート】
・Day1(六田駅〜洞辻小屋)→特段危険箇所はなしですが、注意箇所としては洞辻小屋手前の岩場です。濡れていると滑りやすくなっているため、要注意です。金峯神社まではロード歩きがメインで以降からトレイルになっていきます。
・Day2(洞辻小屋〜弥山小屋)→特段危険箇所はなしですが、大普賢前後の鎖場で急峻な箇所や岩が滑りやすくなっている箇所もあるので要注意です。行者環〜奥駈道出合間はご褒美トレイルでほぼ横歩きですが、以降は弥山までの前半でキツめの登り返しになります。
・Day3(弥山小屋〜持経の宿)→危険とまではいきませんが注意箇所としては3箇所ほど
①弥山方面からの釈迦ヶ岳付近で波線となっている箇所です。道幅が狭いだけですが降雨後などは滑らないよう注意です。
②大日岳山頂付近の岩場です。鎖もあり問題なく使用できるので正規ルートでも山頂に行けますが、岩場鎖場に懸念がある場合は迂回ルートからアプローチした方が良いと思います。
③涅槃岳手前の岩場です。ロープがありますが、濡れてる場合は滑りやすいので注意です。
大峯奥駈道でも注意箇所が多めな箇所ですが、稜線歩きなども1番楽しめる区間かと思います。
・Day4(持経の宿〜玉置神社)→危険箇所としては1箇所、地蔵岳前後の鎖場です。岩場とは異なり、木の鎖場になるので、特に雨天時や降雨直後など非常に滑りやすいので注意です。
その他は緩やかなアップダウンの繰り返しがほとんどになります。
・Day5(玉置神社〜熊野本宮大社)→特段危険箇所はなしですが、急な下りの箇所(補助ロープあり)もあるので、滑らないよう注意です。
【アクセス】
<往路>
・新幹線/電車
-東京→京都
-京都→六田
<復路>
・マイカー
※マイカーを使用しない場合は以下を想定
・バス
-本宮大社前→新宮駅
-新宮駅→新宿駅(要予約)、もしくは
・新幹線/電車
-新宮→名古屋
-名古屋→東京
【費用】
・バス ¥12,900-
-東京→京都 ¥12,900-
・電車 ¥1,920-
-京都→六田 ¥1,920-
・弥山小屋1泊1食(夕食) ¥8,000-
・弥山小屋での雑費 ¥400-
-ペットボトル500ml ¥400-
・持経の宿 協力金 ¥2,000-
・行仙小屋での雑費 ¥1,100-
-ペットボトル350ml ¥300-
-クリアファイル ¥300-
-おでん ¥500-
・月見うどん ¥600-
・わたらせ温泉 日帰り入浴 ¥1,000-
・熊野牛すじハヤシご飯 ¥1,380-
・ブレンドコーヒー ¥400-
・ディナーセット ¥1,100-
【その他】
・電波(au)
-1日目:入らない箇所もありますが、ほとんどの箇所で微弱以上で入りました
-2日目:入らない箇所もありますが、ほとんどの箇所で微弱以上で入りました
-3日目:釈迦ヶ岳手前辺りまでは微弱以上で入りましたが釈迦ヶ岳以降の南奥駈道ではほぼ入りませんでした
-4日目: 入らない箇所もありますが、ほとんどの箇所で微弱以上で入りました
-5日目: 入らない箇所もありますが、ほとんどの箇所で微弱以上で入りました
・水場
-ニ蔵宿小屋:小屋から10分ほどの水場は出てそうでした(小屋の中にどなたかが汲んでくれていた水ありました) ※水場未確認
-小笹ノ宿避難小屋:小屋付近から水を潤沢に汲めます
-行者環避難小屋付近:枯れそうな感じもありましたが出ていて充分に汲めました
-弥山小屋:1L¥100-で常時組めますが、営業時間外はお釣りが出ないので注意です
-楊子ヶ宿小屋付近:小屋から4分ほどの場所で水場出てそうでした ※水場未確認
-孔雀硯: 枯れそうな感じもありましたが出ていて汲めました
-孔雀硯:枯れそうな感じもありましたが出ていて汲めました
-深仙の宿付近:汲んでいる方がいらっしゃったようです ※水場未確認で他の登山者情報
-持経の宿:駐在している方が水を汲んでいてくれて十分にありました。
-平治の宿: 枯れそうな感じもありましたが出ていて汲めるようです ※水場未確認(水場までは悪路のようでお勧めしないとのことです)
-玉置神社:水を潤沢に汲めます
※該当日の区間についてはルート参照
※2026/5/2〜6時点の情報です
※水場として間違いなく補給出来そうな箇所とひては小笹ノ宿、弥山小屋、楊子ヶ宿、持経の宿、玉置神社辺りかと思います。奥駈道をされている方々と情報交換して、水場を確認した方がよいです。
【参考URL】
・https://www.city.shingu.lg.jp/div/bunka-1/htm/kumanogaku/article/faith/data/data/3_Oominesan75zu.htm
・https://www.vill.kamikitayama.nara.jp/kanko/tanoshimu_tsuri_tozann/tozann/133.html
・https://www.hongu.jp/access/in-hongu/
・https://www.hongu.jp/onsen/yunomine/tuboyu/
・https://kumanogobobus.nankai-nanki.jp/