和佐又から山上ヶ岳
観音峯山・大普賢岳・山上ヶ岳・稲村ヶ岳
(奈良)
2025年11月21日(金)
日帰り
5-6時間は眠れたようだ。やはり気温が氷点下にならないとよく眠れる。窓の結露を拭って、もはや走り慣れた国道169号線を和佐又ヒュッテに向かう。私が快適に走れる速度は制限速度プラス20キロくらいまでなので速い車にはすぐに道を譲る。どうやら私は前の車が遅いよりも、後ろの車が速いことにストレスを感じるようだ。
今回の旅の裏メインの山上ヶ岳にどこから登るかも悩んだが、昨日の大普賢岳の姿の良さにやられて和佐又から登ることにした。ピストンになってしまうが、大峯奥駈道を長く歩けるのも楽しみだ。金峯山寺、談山神社は別の機会の楽しみにすることにする。
6:30のWASAMATA HUTTEの手前の無料駐車場には車が1台あった。天気予報は微妙だがあの厳つい大普賢岳に登れると思うと嬉しい。WASAMATA HUTTEではピッケルを持った人が準備をしていてそんなにリスクが高いのかと焦ったがザックにいつもつけているだけとのことで安堵する。
岩窟までは穏やかな尾根で日差しがあたって気持ちがいい。指弾ノ窟、朝日ノ窟はふむふむ歴史を感じられていいなあと思っていたが、笙ノ窟が出てきたときはあまりの大きさに圧倒された。なるほど歴代の名僧が籠もるだけはある。霊力を得られそう感がすごい。
笙ノ窟を過ぎると鎖と梯子のルートになる。それほど難しくないが、鎖と梯子がない時代は大変だったろうなと夢想する。
大普賢岳の頂上稜線に出るとちょうどいい具合に日が差し、雪と霧氷が美しい。これよこれ~と呟きながら写真を撮る。大普賢岳の山頂から山上ヶ岳を眺めあそこまでトレースがあるといいなと思う。
山上ヶ岳へ向かっているトレースは二つあった。奥駈道の歩きやすさはここも同じで軽快に進めるが、天気はだんだん悪くなってきた。大普賢岳の梯子を暗くなってから下るのは嫌なのでペースをあげて歩いてゆく。トレースには助けられた。なければ何箇所か間違えた場所があった。
有名な女人結界に到着し、お願いの文章を読みながら休憩する。この文章は現代の常識を踏まえつつ伝統を守らなければならない覚悟が滲み出る名文だ。自分にこんな文章が書けるだろうかと思い感心する。
女人結界を過ぎるとトレースが一つになり薄くなる。残念ながら山上ヶ岳は雲の中のようだ。小笹ノ宿避難小屋で再度休憩し、山上ヶ岳へ急ぐ。できれば伯母谷覗に寄り道したいが時間が微妙だ。
やっとのことでたどり着いた山上ヶ岳・大峯山寺はガスガスだった。まあ、これはこれで幽玄な修行場の雰囲気があって悪くはない。4時間で到着すれば伯母谷覗に寄り道しようと思っていたが4時間半かかったので諦め途中のピークを拾って戻るプランに切り替える。
地蔵岳は道型が明確ですぐに踏めたが、竜ヶ岳はよく分からなかった。鹿のトレースなどをたどってウロウロし偶然山名標を発見して喜ぶ。阿弥陀ヶ森は尾根を歩けばよいので問題ない。ペースをあげていたので大普賢岳に戻ったときには疲労が溜まっていて、笙ノ窟まで慎重に下った。笙ノ窟に戻ったときには安堵した。そして大迫力の岩壁に再び感動する。
和佐又山も踏もうと思っていたが疲れたのでスルーした。駐車場までの車道からは晴れた奥駈道の稜線が見えてそりゃないぜと思う。車道には猿が何匹かいて威嚇された。
車内で弁当を食べ、静岡に向けて出発する。これからこの旅の2番目の長時間ドライブだ。
国道370号線から369号線で針ICを目指す。途中の道の駅 宇陀路大宇陀でトイレ休憩。おみやげを物色したがピンとくるものがない。みそせんべいを買う。ここに限らず奈良はおみやげがイマイチだったのでお菓子の伝統がないのかもしれない。柿の葉寿司はうまいのだが。吉野葛を買うのもなあ。
名阪国道で亀山までワープするがやっぱり高速道路は疲れる。もちろん進むだけありがたい。
国道23号線の四日市はなかなかの渋滞でうんざりし、スーパーマーケットバロー北浜田店に寄り道、apollostation セルフ四日市浜田 SS (三重石商事)でガソリンを補充。ひょっとして四日市のガソリンの安さは全国イチか?
そのまま国道23号線で東海道を走り続ける。この国道は高速道路と変わらない。都市は必ず渋滞したが刈谷と蒲郡が印象に残った。
道の駅 とよはしで休憩。営業は終了していたが、かなり賑わっている。柱に繋がれた小型犬が飼い主を求めて吠え続けていた。
気づけばいつのまにか国道1号線に名称が変わっている。なるほどすごい幹線道路だ。1号線の名にふさわしい。浜松で1号線を降り、道の駅 いっぷく処横川にやっと到着して車中泊。地元の車好きのヤンキーがべらべら喋っていてうるさかったが、疲労でわりとすぐに眠れた。