【再訪】ホリヌキドウミから大谷ヶ丸
滝子山・大谷ヶ丸・笹子雁ヶ腹摺山
(山梨)
2026年05月02日(土)
日帰り
モーメントに「私にとっての大谷ケ丸」を投稿したのを機に、再びホリヌキドウミから大谷ケ丸を歩いてみたいと思っていた。GWでもおそらく大谷ケ丸までは登山者に遭遇することも無く静かな山歩きを楽しめ、バリエーション気分とともに今の時期ならイワカガミにも出会えるかもしれないと思った。
大月駅7時発のハマイバ前行きのバスには3名の登山者が乗っていた。雁ケ腹摺山に向かうのであろう。下りならまだ良いが大峠までアスファルトの車道を延々と歩くのは私はご免被りたい。「皆さん根性が有って偉いなぁ」と思う。ハマイバ前BSから50分ほど歩いて、かつてテニスコートのあった所(現在の桑西駐車場)から真木川の橋を渡る。ほどなく2年前に登ったハマイバ丸南東尾根への林道を右に見送って小沢ドウミに向かう。私が初めてこの林道を歩いた頃は、テニスコートでは歓声を上げる若い女の子の姿も見られ、アモウ沢の巨大堰堤群の工事でダンプが頻繁に行き来していた。その堰堤も完成し、お役御免となった林道も今ではひっそりと静まりかえり、路面も荒れていて改めて年月の経過を感じる。林道なので地図を見ないで歩いていたら不覚にも伐採地への林道に入ってしまった。最後は林道も消滅し、そのまま強引に登れないことも無いと思ったが潔く退散した。林道だからと言って地図を見なかった自分が悪いのである。小沢ドウミが近づくと林道の勾配がきつくなりコンクリートが敷かれていて当時のままであった。岡松ノ峰の方も今では伐採されている。笹藪を掴んで転げ落ちそうになりながら岡松ノ峰から降り立ったのが懐かしい。今では掴まるところも無いので余計に降りるのが怖そうに見えた。
小沢ドウミからの取りつきは砂地で崩れやすいのか取り付き口が若干変わっていた。山道に入り、先ずはP1447Mの掘抜(ホリヌキドウミノ峰)に向かう。以前は初めのうちは笹藪が少々うるさかったが今は笹の痕跡すら見られない。P1447Mも何もなかったが、登ってみるとユニークな山頂標識があった。P1447Mからは直ぐにホリヌキドウミへの下降が始まる。前回はそれほどでも無いと思っていたが今日、再びこうして歩いてみると結構緊張する。歳をとったせいだろうか?ロープに助けられ無事に鞍部に降り立ちひと安心するも、今度は一転して急登が待っていた。いきなり4駆モードを強いられてキツイ。2本のストックを最短にして地面に突き刺しながら急登を我慢し続け、やがてイワカガミが見られるようになった。イワカガミがびっしりと急斜面に群落をしているが花が一つも見当たらない。よくよく見るとまだ蕾の状態だった。やはり早かったようだ。まことに残念である。やがてイワカガミも見られなくなり、傾斜が緩むとひょっこりと滝子山からの縦走路に合流した。思えば前回は激しい雷雨の中を良くこの急登を登って来たものだと我ながら感心する。
遊歩道のように思える緩やかな登山道を登り詰めると大谷ケ丸山頂である。毎度お馴染みの岩の上で今回もランチにした。ランチ中に4名ほど滝子山からやって来る登山者がいた。
既に膝が悲鳴を上げているので下山は勝手知ったる大鹿峠に向かうことにした。山頂からの急坂をこなせば緩やかで膝に優しい登山道であることを知っているからだ。歩きながらマルバダケブキの葉が沢山出ているのを目にした。そう言えば昔、コタカノス沢を詰めて曲沢峠に登り、大谷ケ丸に向かう途中、あちこちでマルバダケブキの黄色い花が咲いていたのを思い出した。曲沢峠でひと休みしているとソロの登山者がが降りてきた。話をすると大鹿峠から大鹿林道に下山するという。大谷ケ丸山頂で遭遇したうち3人も、やはり大鹿峠方面に向かって行った。最近は寂悄尾根から滝子山に登って大谷ケ丸、曲沢峠或いは大鹿峠から笹子へと周回する登山者が多いのだろうか?オッ立は登ったことが有るので今回はパス。大鹿山は最後のピークなので山頂をを踏んで大鹿峠から景徳院へ下山した。念の為バス停で時刻を見ると40分後だった。「これなら歩いたほうが早い」と思い、今日も1日急登に耐え、頑張ってくれた膝に感謝しながら駅へと向かった。