安達太良山と磐梯山を繋げる 帰りは猪苗代駅へ
安達太良山・箕輪山・鬼面山
(福島)
2023.09.25(月)
日帰り
早朝に登って、帰りの高速バスの時間に間に合わせる事を目標に早朝から登ることを計画。
まず、ホテルの近くの登山口である横向登山口を目指す。ガードレールが敷いてある所が突如開ける所がある。そこから入る。
軌跡ははっきりしていて、横道に入ったりしない限り、迷わないだろう。後は、一歩右側が崖になってる所もあるのでそこは注意。別に滑るわけでは無いが、暗くて、もしかすると と考えたら、慎重にならざるを得なかった。鬼面山までは時々分岐する道があるが、余裕がないのでそちらは行かなかった。山頂まではマップを見ながら進むのが確実だろう。正規ルートだと山頂に近づくと 山頂を示した案内板が出てくる。ここで一応合っている事に安堵した。
鬼面山に着くと、箕輪山は暗いのにはっきりとそのスケールの大きい様を見せてくれる。
一回急な岩がゴロゴロしたガレ場を下りてコルに下りる。そこから麓に近づき、比較的急な登山道をひたすら登る。ここからが結構キツイ。
はっきり言うとここのルートは覚悟した方がいいと思う。一回下りなければいけない。そしてそこから登る。
★但し、私が進んだ方向は楽な方らしい。本来の箕輪山から鬼面山に向かう登山道の方が滑って危険らしい。
この登る道は選択に迷いそうな2通りの足場がある。
一つは、背の低い草が生えた足場
もう一つは、真ん中にあんぐりと開いた、溝があるような粘土質っぽい足場。
その時々によって進みやすさが違う。
常に先を見て、進みやすさを重視すればそこまで苦労しないかもしれないが間違えると進めなかったり、滑る足場が待っているので注意。
時には大きな岩を足場にする所も出てくる。
これらの多彩な道を抜けると山頂に辿り着く。
正直、山頂は風が強くて、肌寒く感じた。
ここからの景色は最高だ。進む方向である、鉄山までの道はあそこを歩いて行くのかとワクワクする。ここも一回下りるが進む方向が見えてて後ろを振り向くと、はっきりと自分の進んだ軌跡が分かる。ここは岩を足場にする所がほとんどだ。段差に違いはあれど登山者に安全なような補助的足場が必ずある。安心して良いと思う。背丈がそこまで高くないので、景色も楽しめる。
目指す先の鉄山の小屋はとても目立つ。
少し苦労する所もあったが、明るければ楽しめる区間だと思う。
鉄山小屋から鉄山に行く。ここで少し迷うかもしれないので注意。反り立った崖まで行ってしまうと行き過ぎで、下りれば進めないこともないが、高さが怖いので止めた。
その手前に少し下りる登山道がある。これが正規ルートだ。正しいと少し進むと短い藪にぶつかる。
そこから更に進むと馬の背、牛の背が現れる。
ここを抜ければ、安達太良山まではもう少しだ。進む方向の岩にはマーキングがしてある。これを辿って進めば安達太良山の山頂直下に辿り着く。
チェーンを使って登る正規ルート
その手前に直接山頂まで切れ込むようなショートカットの道もある。ここははしごを使い、山頂近くの岩肌を登る事になる。少し力が居るかもしれない。
安達太良山の山頂に辿り着く。下りる時は正規ルートを使った。少し手前の分岐点まで戻り、沼尻登山口を目指す。
整備された登山道を進む。ここは特にマップを確認しながら進んだ方がいいかもしれない。
まず、目指すのは障子ヶ岩だが、そこへの行き方がまるで周り込むような感じなので、障子岩を目指して直線的に進むわけではない。
先にあるピンクテープが目印なので、見えなくなったらマップを確認した方がいい。
障子ヶ岩から先にある分岐は、白糸の滝方面に進むルートと沼尻登山口まで森の中を下りながら進むようなルートがある。遠くからでも良ければ私が選んだルートも白糸の滝は見れる。滝の流れる音が聞こえてきたら、見える場所に近づいてる。注意しながら横を見てれば撮影ポイントにぶつかる。そこから撮れると思う。
道なりに進み、沼尻登山口に辿り着く。ここからは幾つものリフト乗り場を横目にひたすら下りる。目指すは沼尻温泉、沼尻駅跡だ。
そこまで行くのは、かなり歩くが、そこから先は県道115号を道なりに進む。
この県道115号を進んでいる最中に右手にドライブインみたいなスペースごあり、自動販売機が2台置いてある。こちらには助けられた。
★水分の補充が出来る所はここを除くと恐らく川上登山口から更に3km進んだセブンイレブン裏磐梯店しかないと思う。私は残りの体力が心配だったので、こちらには行かなかった。
道なりに歩いて行く。そうすると県道459号にぶつかる。そうしたら、今度は県道459号を進む。ここは少し坂になってる。自分が歩いてる隣には磐梯朝日国立公園の森が見える。
ここはひたすら進む。進む先に山の駅が見えたら、川上登山口の入口は近い。川上登山口は山の駅の裏手にある。ぱっと見ると進むのを躊躇するような森が見える。足元は僅かな軌跡。緩やかに少しずつ上がっていく。ここはホントに長い。静かに登りたい方や花を観たい方にはオススメだが、それ以外の方はオススメしない。登山道の幅は人一人が歩けるような幅、時には横の斜面が崖の所もある。
★何の植物か分からないが取るのに苦労するくらい、その実が足にくっつく所がある。靴下だけでなく、気づくと上に来てるシャツにもくっつく。害はないと思う。
この森地帯を抜けたら、磐梯山の下にある火口原に辿り着く。ここは迷うかもしれない。ピンクテープ、トラロープ、岩に印されたマーキングを目印に進んだ。正しいと裏磐梯登山口との合流地点に到達する。
再び森の中に入る。ここから先は鉄の杭を手で掴みながら登るような急な斜面が現れる。ここはキツイが確実に標高を上げられる。少し開けた場所に出れば櫛ヶ峰が見える。ここから更に進むと猪苗代登山口と渋谷登山口へ向かうための分岐点が現れる。そこから更に進むと天狗岩の場所に出る。ここには三合目と刻まれた石碑がある。
ここから先の登山道に岩がゴロゴロしてる。
この貴重な足場を利用して進むと進みやすいと思う。段差のある所もあるが点在した岩を使えば何とかなる。少し進むと小屋が見えてくる。
ここが弘法清水小屋だ。
少しお金もかかる(400円)が携帯トイレを買うことができる。荷物に余裕がある時は行きでも良いと思うが、余裕がない時は帰りの方がいいかもしれない。
★ここには水がパイプから出ている場所がある。これから向かう山頂方面にあり、飲む事ができる。
ここから先は急な登りの連続になる。木段を交えた段差のある道になる。山頂まで一直線に繋がっているのではなく、途中一息つける所や平坦な場所も存在する。晴れてれば眺めも良い。
磐梯山の山頂標識は最高地点より下に立っている。近くに岡部小屋があるので分かり易いだろう。
山頂は磐梯明神が祀ってある石造りの社と三角点がある。岩がゴロゴロしてるので足を挫かないように注意した方がいい。ここも風が強く、肌寒かった。
帰りは、行きに通過した猪苗代登山口の分岐点へ戻り、そこから更に猪苗代駅へ目指す。
猪苗代登山口までの道は、
赤埴山までの前半は最初にある程度下て、そこからは長い区間平坦な道が続く。この平坦な道は先が見えて進みやすい。但し、分岐点が多いので、進む方面を確認しながらの方がいいと思う。私は猪苗代登山口だったので、道なりに進んだ。
後半の赤埴山を下りてから登山口までは、平坦な道と下る段差を交互に繰り返して徐々に下っていく印象だ。
途中にある天の庭を通過すれば、登山道からは抜ける。本来は作業道を通るみたいだが、私は直ぐ側にある、リフトが横にあるような斜面をショートカットのつもりで下ってしまった。この斜面を下まで下りると作業道にぶつかる。そこを道なりに下りていけば猪苗代登山口に辿り着く。猪苗代登山口には携帯トイレを捨てる場所が用意されている。
ここから猪苗代駅までは、更に下りていく。下りていく途中に土津神社を見つける。お参りしてマップを頼りに猪苗代駅を目指す。普通の市街地を抜けて、駅前通りに入る。そこから道なりに進めば猪苗代駅に辿り着く。
猪苗代登山口から猪苗代駅までは3kmちょっとだ。途中にコンビニもある。駅前には食事処もある。
〈感想〉
少し無茶な登山計画だったが、怪我なく達成できて良かった。このルートはトイレ、水分補充地点が少ないので十分な準備をして望んだ方がいい。