1839峰・コイカクシュサツナイ岳(北海道)
2026年9月22日 (火)2日間
【速報レポート】更新あり
昨年の美瑛小屋の避難夜の出会いから北海道日高のザンク(1839峰)に魅せられてしまった。
今回待望一年越しに山友NちゃんHちゃんとパーティアタックの機会が訪れた。
札内ヒュッテに到着し、のっけから聴いてないよ〜10数台の異常な数の車が溢れる!テン場が限られるザンク、走る緊張。とりあえず出発。
水の少ない河原に降り遡行し何度か渡渉。登山開始地点の上二俣に来るとなんとハロウィンよろしく沢靴のデポ袋飾りがあちこちにぶら下がっている!見えた範囲で17個‥‥‥!まずいぃぃ〜テン場空いてない?日帰りもいるか?などと絶望の中、沢水を4L浄水して北海道三大笹藪急登揚重開始!
コイカクの肩で団体二組が一昨日、昨日と入っている情報を得た。団体二組であの数かぁ〜納得と可能性が復活、とにかくヤオロ山頂のテン場を目指して出発したが辺りはもうガスの中。
途中例の団体のガイド、なんと若手登山家野村良太さん!とスライド(情報は肩で得ていた(笑)記念撮影お願いしたら快諾🙇〜(良い人〜)
コイカク山頂以降はハイマツの海を藪漕ぎ、ヤオロの窓を過ぎてヤオロマップ山頂に到着。既に山頂2貼り手前に1貼りある。風除けになる山頂下を今回テン泊デビューのHちゃんに、Nちゃんが手前に、私は山頂直下稜線の平場に設営。
ぼちぼち日が暮れる。水場に水が湧いていると聞いていたのでHちゃんと2人で水汲み100m(真顔で)降りる。夕食を済ませスコッチタイム頃から風が出始める。寝る頃には空は雲っていて風が強く雲が早い。
爆風で目が覚めた23時ヤバい飛ばされる!外に出てペグ石を増設。雲の中で濡れたテントに尾根風が直撃している。15m/s?これまでにないレベル。ひとまずポールを抑えながら寝るが寝れない(笑 2時過ぎさらに強まる風に身の危険を感じテントと荷物を撤収し、稜線下のHちゃんのテントに避難。そこで4時過ぎに少しだけ眠った。
明朝5時さらに風は強い。Nちゃんのみ本日下山後帰京の為猶予は無し。一旦6時まで様子見とする。6時風変わらず7時に撤退開始を決断した。
山頂の2人もザンクアタックを断念するそう。我々も7時撤退開始した。
少し進んで痩せ尾根の辺り風が弱まっていることに気付いた。これならNちゃん下山も単独で危険はなさそう、俺もザンクにアタック可能ではと直感し直訴。Hちゃんもアタックするとの事。(すまないNちゃん埋め合わせする!)再アタック開始。
ヤオロから先噂の空中ハイマツも渡り(笑ザンクが近い。風は弱まって天気はすこぶる良い!
ついに山頂には1839峰1842mの札が!
あの美瑛の夜に憧れたのは、日高山脈中央に堂々と鎮座する名も無き山、標高名の1839峰、ザンクと呼ばれるにも関わらず、実測標高は1842mである大先鋭峰、それは北海道最難関寄せつけぬ山。そのあまりにロマンティックな馴れ初めに惹かれ、そして今日遂に登頂したのだった。
帰りにもヤオロ水場にて(真顔で)水を補給して先を急ぐ。撤退再出発で時間をロスしてしまって通常工程では下山できずビバークの可能性もある。一方、休憩も減らし急ぎ上二俣に明るいうちに下れれば、水の少ない河原をなんとか進める。無理は承知で後者に掛けてみた。無理が成功。明るいうちに上二俣に到着、デポ換装して河原の半分位で日没真っ暗に。GPS頼りだが登りの軌跡を追い無事駐車場まで到着!よく出来ました!
この山踏破は、遠方にも関わらずユッキーさんいちにいさんの甚大な飴と鞭、多大なるご支援のお陰(必要装備天候入山渡渉テン場水場他情報)で成せたものであり、お二人にはもう頭向けてしか寝れない!
☀︎必要装備:ハイマツ漕ぎの脛当て膝当て等、穴あき松ヤニ対策ワークマンで買った日高専用ウェア、渡渉装備(デポ可)
☀︎天候:降雨後はゲート閉鎖あり札内川ダム放流情報確要認。
☀︎稜線以降はテン場数限定される。
☀︎ヤオロの水場は降雨後等期待できるが枯れやすい。
☀︎事前準備が鍵を握る山
☀︎下山者とスライド時にはテン場情報他根掘り葉掘り聞くべし(笑