32:15
40.8 km
3793 m
上信越国境/苗場山~佐武流山~白砂山 縦走
苗場山・赤倉山・佐武流山 (新潟, 長野)
2024.03.30(土) 2 DAYS
【前段】 今週の土日は、魚沼周辺・新潟が下層の曇り。雲がない上越方向は強風。唯一風がまだ弱く、雲が少ない谷川・苗場山塊の登山をターゲットにルートを選定する。谷川領域は、泊まりで行きたいルートがなく、前々からストックしていた、苗場山から佐武流、白砂を結ぶルートを決行することに。このルートは、岳人100ルート(68 2014年7月号 上信越国境/苗場山~佐武流山~白砂山 残雪期縦走)に選定されている。 ちょうど昨年のGWにヤマップの「やまぐつ」さんが実施しており、参考にさせていただいた。不明点はやまぐつさんに事前に質問までさせていただき、丁寧にご回答いただいた。ありがとうございます。 【行程】【日の出6:24,日の入り:17:31】 (1日目)21.7km(+2,483m -1,559m) 三国峠~稲包山~白砂山~佐武流山手前(P2,036)(テン泊) (2日目)18.9km(+1,309m -1,967m) 佐武流山手前(P2,036)~佐武流山~苗場山~神楽ヶ峰~かぐら三俣スキー場 当初の予定では神楽ヶ峰~霧ノ塔~雁ヶ峰経由で、ゴンドラ山頂駅に下山予定だったが、悪天候により、神楽ヶ峰から直接ゴンドラ山頂駅へ下山した。 【電波】 ・添付写真参照。 ・佐武流山山頂、苗場山山頂で電波が通じた。 【駐車場等】 (登り口 ●三国峠新潟側登山口 (下山口) ●かぐら三俣スキー場 ・神楽ヶ峰~ゴンドラリフト山頂駅まではスキー場歩行 ・ゴンドラ山頂駅からみつまたステーションまでは、以下のとおり乗継ぎ。 ・かぐらゴンドラ→みつまた第2ロマンスリフト→みつまた第一高速リフト→みつまたロープウェイ ※料金はロープウェイ下山後、事務室で一括支払い。ゴンドラ・リフト等の乗車時に、係員に乗車したい旨を伝えると、後払いで乗車可能。 ・ゴンドラ山頂駅~ロープウェイ山麓駅まで乗継ぎ時間を含めて1時間。 料金やリフトはスキー場HP参照: https://www.princehotels.co.jp/ski/kagura/winter/coursemap/ (登り口と下山口の移動) ・南越後観光バス:かぐら三俣スキー場前~西武クリスタル前 ※スキー場道路反対側にバス停あり ※主な時刻 かぐら三俣スキー場前(13:28/15:48/17:33/18:58) 西武クリスタル前(13:58/16:18/18:03/19:28) ・西武クリスタル前(P989)から三国峠(P1,303)までは、登り50分~1時間。3キロ。 【すれ違った登山者】 0人 【装備】 冬靴、ストック、ピッケル、12本、スノーシュー (スノーシューかわかんか問題) ※前々日~前日にかけて50cmの降水があり、ラッセルも想定されるため、スノーシューを選択。登り30cm、下りで膝50cmまで埋まる箇所もあり、わかんでは太刀打ちできなかったと思う。スノーシューで正解だった。 【テン泊装備】 ・山と道マット(13mm)、300円銀マット、モンベルシームレスダウンハガー900#3、ダウン(ユニクロ上)、山用ダウン下、ダウン靴下(モンベル) ※そこ冷え、体の寒さなし。ナルゲンにお湯を入れたりするほどでもなかった。 【天気】 (予報)添付のてんくら、エクセルシート参照 行動中は下層・中層の雲が0予報。 (実際) 土曜日(10:30-12:00)、日曜日(6:00-9:00,11:30-13:00)にガスが出て一面ガスに覆われる。 予報では雲が0だったが、一定して雲が多かった。 【水、食料】1hあたり0.1Lで計算 ◎水消費量 (1日目)14h30 持参1.5L(消費1.5) →1hあたり0.1L (2日目) ・11h30 持参1.5L(消費1.2L) →1hあたり0.1L (食料) 食料〈1日目〉14h30 ・蒸かし芋3、煮卵1、おにぎり2(朝・昼)、チョコ3,飴1、クッキー2、カリカリ梅1、アミノバイタル1、山崎ドーナツ2/4 〈2日目〉11h30 ・蒸かし芋1、煮卵1、朝a米、スイートポテト1、干し芋1、デーツ1袋(10粒)、カリカリ梅1、カロリーメイト1、お昼a米1 〈食料残〉 残:スイートポテト1,干し芋1、プロテインバー1、カリカリ梅2、ジェル2 【感想】 ~1日目~ ◆ルートの状況(S~三国峠~稲包山) ・車を停車した場所から、まず橋を1箇所渡る。 ・橋を渡った直後、すぐスノーシューを着用。スタート地点から雪あり。ツボ足では踏み抜く。 ・尾根上に歩くわけではないため、序盤はルーファイが必要。1箇所デブリあり。 ・尾根に乗り上げると、稜線にでて、三国峠の鳥居がお出まし。 ・稜線に出ると、風が吹き付け寒く、雨具を着用する。 ・稜線上は左斜面の雪庇方面を選びつつ歩くが、雪庇発達が少なく、樹林の夏道近くを歩かないといけない箇所もあり、若干の歩きづらさあり。 ・稲包山までは、わかんトレースが1名分あり。稲包山まで、三国峠から3時間。イメージよりも長かったと感じた。 ・稲包山まで難しい箇所はなし。稲包山手前から稲包山までは、静かな稜線が広がり、いいところだなあと感じた。 ・稲包山手前で稜線との分岐があるため、そこにザックをデポし、山頂をピストンする。 ・稲包山に到着すると、平標山や、これから進む稜線が見える。 ・6時30分現在で、徐々に平標山方面にもガスが上がり始め、思ったより天候が悪そうだなあと感じる。 ◆ルートの状況(稲包山~三坂峠~セバトノ頭~ムジナ平避難小屋~上ノ倉山) ・稲包山から上ノ倉山まで、アップダウンを繰り返して進む。 ・三坂峠まではあっという間だが、その後のセバトノ頭までの登り返しがきつかった。 ・特に朝でも雪の締まりが悪く、20cm-30cm沈むため、先頭登りがきつい。 ・セバトノ頭の長い登りを終えると、ガスに包まれ始める。 ・セバトノ頭(P1,890)~P1,860あたりが、針葉樹林帯+平坦な地形で、進む方向が分かりづらい。周囲が樹林帯で進む方向が分からないため、地図を確認しながら進む。 ・P1,860を超えると、登りが始まり、ムジナ平避難小屋の脇を過ぎる。 ・小屋の脇を過ぎて15分も進むと、ガスで進む方向が分からないほどになる。先にも進めず、自分のトレースもガスで分かりづらく、後続の相方も3m程度に近づかないと見えない。 ・戻れば避難小屋があるため、とりあえずトレースを頼りに小屋で停滞することにする。 ・小屋に戻り、小屋内部で2時間停滞。小屋は最大20名くらい泊まれそう。非常用のテーピングや銀マット、シュラフ、食料等もあり。使用した場合は、設置者に連絡との記載あり。きれいな小屋だった。 ・あまりのガスの濃さで、重い荷物でここまで登ってきたことから、かなりのショックだった。 ・今日の行動はここで終わりかなあとふて寝。寝ていると、相方から青空が見え始めたと起こされ、急いで準備をして再出発した。 ・時刻は既にお昼前。縦走で1日1日の行動時間が長いだけに、2時間近くの停滞は痛いなあと感じる。 ・それでもガスからの青空にテンションMaxで上ノ倉山へ到着。 ◆ルートの状況(上ノ倉山~忠次郎山~上ノ間山~白砂山) ・上ノ倉山~忠次郎山~上ノ間山とアップダウンを繰り返し進む。 ・忠次郎山まではあっという間。忠次郎山~上ノ間山まではそこそこ歩いたなあという実感。 ・上ノ間山までは難しい箇所はなし。 ・上ノ間山まで来ると、白砂山も見えるようになる。徐々にガスも取れ始め、かすかに佐武流山と苗場山も見え始める。 ・上ノ間山から70m下って、50m登り返す。この登り返し地点が急斜面で、雪が緩いためスノーシューの前爪で登れるが、滑落すると止まらないため、ピッケルを出して登る。カリカリの場合は、12本アイゼンが必要な箇所だった。 ・50m登り返した後も、細尾根のトラバースが数m続く。 ・P2,078手前の鞍部からの登りは、斜度も緩み始め、片方ピッケルだとスピードが落ちるため、ストック2本にチェンジし、白砂山まで目指す。 ・P2,078から白砂山までは危険箇所なし。それでもこの稜線は樹林帯ではないため、12m程度の風にさらされながらの歩行となる。 ・上ノ間山~白砂山までは、行程も終盤を迎え始め、疲れも出始め、白砂山まで遠く感じた。 ・三国境の分岐でザックをデポし、白砂山山頂に向かう。 ・白砂山からは、360℃の絶景。これから進む佐武流山や苗場山、岩菅山、日光白根山、魚沼の山々や平ヶ岳まで抜群に見渡せる。 ・白砂山は200名山なものの、野反湖までが遠く未踏だったが、このルートで来れるとはまさか思ってもみなかった。 ・三国境で相方を待ち、佐武流山へ向かう。 ◆ルートの状況(白砂山~P2,036(テン泊地点)) ・P1,927までは下りで、サクサク進む。 ・白砂山からP1,927までは広い尾根道で、佐武流山を正面に見ながら最高の稜線歩きが楽しめる。風があたる箇所になるため、寒さあり。 ・P1,927からP2,036までは、登りで雪も腐り、30cm以上踏み抜く。多いところでは、膝程度の踏み抜き。 ・P1,927からは細尾根で斜度があるため、先頭ラッセルはテン泊装備ではそこそこきつい。 ・それでも、白砂山でドーナツ補給をし、佐武流山、手前のP2,095(赤土居山)くらいまで目指す気持ちで元気にラッセル。翌日のバスで15:48に乗りたいので、可能な限り先に進みたかった。 ・登っていると、相方の疲労困憊により、もう歩けないとのことで、P2,036で早めにテン泊することに。 ・P2,096、P2,095(赤土居山)あたりは、山頂部が樹林帯のため、テント適地がたくさんある。 ・樹林帯かどうかで風の影響が違うものの、樹林帯の中でもゴーゴーと風の音がよく聞こえつつの就寝だった。 ~2日目~ ◆ルートの状況(P2,036(テン泊地点)~赤土居山(P2,095)~P2,107~佐武流山) ・もともとは、佐武流山にテン泊で朝4時出発計画。手前でテン泊となったため、計画時間を多少まけることを想定して、予定より1時間早い3時に出発する。 ・白砂山から佐武流山までの最難関地点は、赤土居山(P2,095)手前の細い稜線になる。 ・尾根に張り着いたわずかな雪道を歩けるうちはまだ良い。鞍部からの登り返しで、雪道を歩けなくなり、尾根上のヤブに突っ込むことに。 ・太い針葉樹林帯で、木々の間をくぐったりする箇所も多く、泊まり装備ではザックが引っ掛かり思ったより時間がかかる。それでも、昨年度のGWのやまぐつさんの藪漕ぎを見ると、笹・シャクナゲ・マツなどの低木のヤブが強力で手強く、今回は大きな松のみだったので、だいぶ歩きやすかったことが後から分かる。 ・尾根上の藪が濃いだけに、可能であれば明るい時間帯に、藪が薄い箇所を選んで歩くと、少しは歩きやすいと思われる。 ・今回は手前のP2,036でテン泊だったが、もう少し頑張って、明るい時間帯に赤土居山(P2,095)まで来れば、もっと楽に歩けたなあと感じた。 ・赤土居山までだいたい1時間くらい。その後は、P2,107、佐武流山とアップダウンを繰り返して向かうことになる。 ・P2,107への登りは、雪が安定していて固く締まり、登りやすかった。 ・P2,107からは緩く佐武流山へ登り、山頂に到着する。山頂から数m下り、風を避けて朝ご飯にする。 ・雪で展望もよく、ナラズ山~苗場山、後ろには烏帽子山と岩菅山も見えた。 ・佐武流山山頂、その他分岐手前までは電波あり。ここで家族に安否メールを送付。 ◆ルートの状況(佐武流山~ナラズ山~赤倉山) ・佐武流山からP1,901手前までの鞍部までは、下りでサクサク進む。 ・佐武流山の夏道分岐で尾根が2つに分かれるため、間違って栄村方向に下らないように注意が必要。 ・鞍部からP1,901、P1,950あたりまでは、勾配もあり、登りがしんどい。 ・樹林帯に入ると雪が柔らかく、右手の雪庇に近づくと雪が固いが、雪庇でウネウネしているため、雪庇の乗り越えなどで地味に体力を使う。それでも固い斜面のほうが登りは楽なので、可能な限り、樹林帯より右手の斜面を進む。 ・鞍部からは、あっという間にナラズ山もガスで包まれ、展望がなくなる。 ・無事赤倉山に到着。まだまだ行程の序盤であるものの、朝でも雪は柔らかく、先行ラッセルは辛かった。小休憩をし、赤倉山へ進む。 ・ナラズ山~赤倉山までは難易度なし。1時間程度で到着。ここで小休憩をしていると、山リスが1匹雪面を歩いていた。可愛いサプライズで、今日いちテンションが上がる。 ・いいものが見えたなあと思い、先に進む。 ◆ルートの状況(赤倉山~苗場山) ・赤倉山からP1,787までは急な下り。雪が腐り、下りだと膝まで踏み抜く。これはわかんだったら、かなりの踏み抜きで辛いだろうなあと感じた。 ・赤倉山直下からの下りは、山頂から直進の尾根に降りないように注意が必要。間違って数m直進し、地図を確認し軌道修正した。 ・赤倉山から150m標高を落とす地点までは、道が分かりづらく、何度も地図を確認し、進んだ。 ・P1,788からは、真っすぐの下りになり、分かりやすくなる。 ・鞍部のP1,737から、P1,880稜線まで、また踏み抜きの登りが始まる。難しい箇所はないため、ただひたすらに無心で歩く。赤倉山を過ぎたあたりから、青空も見え始め、青らを励みにひたすら登る。 ・稜線末端のP1,880まで登ると、振り返ると佐武流山、赤倉山などの山々の絶景が広がる。 ・P1,880~P2,040までは緩い登りがダラダラ続く。緩い斜面で地味に長い。それでも、緩やかな稜線から振り返る山々の絶景に癒されつつ歩ける。とてもいいところだった。 ・P2,040に近づくと風も強くなり、ここで樹林の脇で風を避けて休憩する。 ・P2,040から苗場山までは、湿原台地区間。真っ平な湿原を思うように歩ける。 ・湿原末端から、避難小屋まで見通しもよく、小屋右手樹林帯が山頂ピーク。ピークに向けて、無駄なく歩く。 ・湿原は風が強い、雨具着用でルンルンで歩く。小屋近くは終始雪煙がまっていた。 ・十分湿原歩きを満喫し、山頂ピークに到着。2m近い山頂看板も埋まっており、見つけられず。 ・時間も押しているため、写真を撮影し、神楽ヶ峰へ向かう。 ・山頂には小赤沢からの登山者(スノーシュー)、BCの跡が複数あった。 ◆ルートの状況(苗場山~神楽ヶ峰~かぐらゴンドラ山頂駅) ・苗場山から神楽ヶ峰へ向かう。 ・50m下ったP2,095から雲尾坂と言われる、今回縦走路の緊張ポイントに差し掛かる。 ・ここから200mほどの下降が急勾配で、ここの下りのために今回は12本アイゼンとピッケルを持参した。スノーシューを外し、アイゼンとピッケルに変換。雪はグズグズのため、足と手を雪面に差し込み下る。 ・P2,095に来ると急にガスに包まれ、3m先も見えないほどに。完全に進むべき方向が分からない。1番よくない場所でガスに包まれたなあと感じる。 ・地図上では尾根上に降りられそうだが、ヤマップの赤線、過去レポも右左と進路を変え、ヤマップの赤線通りに下っていた。今回も見通しが効かないため、地図を見ながら進む。 ・体感はほぼ垂直。5-10歩進んで、地図を確認。なかなか進まず、愕然。それでもとにかく赤線通りに進むように、ハイマツをつかみながら黙々と進む。今回の行程で1番家に帰りたいと感じた瞬間だった。 ・無事核心の急勾配を終え、P1,948のトラバース斜面に到着。 ・P1,948直下から雷清水までが逆に緩い斜面で尾根が広く、ガスで下る方向が分からなくなる。進んでは地図と違う方向に進み、修正するが修正できず、1回戻っては辺りをグルグル。やっと予定ルートに乗ってからも、頻繁に地図を確認し、やっと雷清水に到着。 ・ここで地形図を見るとここから急斜面はなくなりそう。膝までの踏み抜きも辛いので、スノーシューに変換する。 ・雷清水から神楽ヶ峰までは150m登り返す。登り返していると、徐々にガスが取れ始める。ガスの有無で大分歩行がしやすくなる。20cm程度の踏み抜きで神楽ヶ峰に到着。 ・神楽ヶ峰には、スキー場からのBC、スノーシューのトレースがたくさんあった。 ・当初の予定では、苗場山から神楽ヶ峰まで1時間の予定だったが、2時間30分ほどかかってしまった。ガスで久しぶりにしんどい時間だった。 ・本来なら、霧ノ塔~雁ヶ峰~かぐらゴンドラ山頂駅まで冬道を歩く予定だったものの、時間も押していたし、またガスって方向が分からなくなると危険だなと判断し、エスケープとして、神楽ヶ峰から中尾根でゴンドラ山頂駅まで向かうことにした。 ・神楽ヶ峰でのんびり休憩し、相方も到着。バスの時間まで残り2時間。ゴンドラ山頂駅まで1時間。ゴンドラ等乗継も1時間と考えると、時間がギリギリ。 ・相方の尻を叩いて、急いでゴンドラ山頂駅まで。山頂駅まではトレースが複数あり。あっという間に到着。 ・ゴンドラ山頂駅やリフト、ロープウェイ乗り場などでチケットは購入できないため、乗車の都度乗りたい旨を伝えると乗せてもらえる。料金はロープウェイ下山後、係員が事務室に案内してくれ、そこで一括して支払う。 ・ゴンドラ山頂駅からロープウェイ山麓駅まで、ちょうど1時間かかった。 ・バス10分前。無事計画通りバスに乗れた。 ◆全体の感想 ・標高が2000m近い稜線でも雪の締まりが悪く、スノーシューでも踏み抜きで歩行が疲れた。早く残雪期のように雪がしまって、長い歩行ができるようになるといいなあと感じた。 ・矢筈岳のときより、距離などは短いが、雪面の踏み抜きにより、辛い印象。 ・それでも雪があるうちに白砂山~佐武流山をつなげることができ、楽にルートを通過できた。 ・苗場山から神楽ヶ峰への急下りは、想定より急斜面で、もう二度と冬には歩きたくないなあと感じるほど。ガスの影響もあるが、ガスがないときにどのような印象を受けるか、また斜面を見てみたいなあとも思う。今回は雪が柔らかくアイゼンがきいたが、雪面が固いとアイゼンもささらず、さらに難易度が上がると思われる。小赤沢からの登山者が大多数なのもうなずけた。 ・登っているときは踏み抜きで辛さはあるものの、行動距離が短く、獲得標高も低いことから、翌日の疲労度・眠気もほぼなし。もう少し行動距離を伸ばしたいなあと感じた。 ・次はどこに行くか、どこが晴れるか。行きたいところ、天気で行けるところがマッチするか、今後も悩ましいところだなあ。 ・今回も計画に乗ってくれた相方に感謝し、ガスなどの天候に見舞われながら無事下山できたことにも感謝したい。