本来厳冬期の雪の少ない富士山…もとい宝永山は極寒の風と絶景!
富士山
(山梨, 静岡)
2024.12.15(日)
日帰り
タイトル通り本来なら訪れる事のない時期に再び宝永山に行ける運びに。今回は水ヶ塚公園からのスタート。初めて来たが、かなりの台数停められる広い駐車場。トイレは入り口付近のは閉鎖中→奥にある方は使えた。アイスバーンに注意!
登山口から既に見えている富士山は雲一つ無い完璧な御姿。空は快晴で樹林帯歩きでは汗をかきつつ、森林限界を超えて第二火口辺りに出ると風もあって止まっていると寒し。今夏に来た時はガスで周りが見えなかったが、今回は駿河湾〜市街地までバッチリ見えて、テンション⤴️。
第一火口に降りると凍りついた残雪と火山灰で登りにくい坂。幸い乾いているのでまだ良かった。雪の白と火山灰の黒のコントラストが素晴らしい、宝永山の稜線。山頂でパノラマビューを堪能し、いざ歩き出すと急にガスが出現。実際には数分程度の時間、強風で暫しの思考停止。恐らく自身の登山経験で断トツの極寒を感じた。なるほど…氷点下の気温下で風が吹き付けると、一気に体感温度が下がり身動きできなくなるのが良く理解できた。
このまま稜線にいたら確実に凍死する…とにかく風邪を避ける為御殿場ルートの下り=大砂走りに移動すると、風で形成された立ち上がった氷。登らなければギリギリチェンスパは無くても行けた。雪が無くなると砂走れるようになりスピードアップ。登りコースとかなり近づく所まで降る。
ちゃんとしたルートは存在しない砂地をひた歩き同行者お目当ての"某廃車"に対面。今回は富士山頂とのツーショットが撮れた。もはや踏み跡等残らない道を引き返し、最後に向かったのは目の前に見えた二ッ塚。分岐まで行くと登り返しが面倒なので、上塚の裏側に回り込んで直登するとすぐにピークへ。
残念ながら宝永山と富士山は雲に隠れていた。三角点だけ撮って下塚へ向かい、本日のピークハントノルマ達成。四辻から水ヶ塚公園に向けての下山は暗くなったら迷いそうな樹林帯をひたすら進む感じ。ペースも増して予定より1時間巻きのゴール。帰りは温泉に寄って豆乳担々麺を食す。
前日の食い倒れツアーとは正反対の健脚向け山行だったが、何とか耐えられた。しかし対冬山装備品選びの確認と課題はそれなりに出てきた。