サンダル富士山 富士宮ルートとお鉢巡り
富士山
(山梨, 静岡)
2024.07.27(土)
日帰り
白根三山の縦走路から富士山がでかでかと見えていたので、翌日は富士山に決めた。天気や混雑、砂対策など不安要素は多かったが、とりあえず富士山を臨める道の駅に寝床を構えた。
翌朝起きると外は薄霧。天気予報通り曇天かと思ったが、雲一つ寄せ付けつけない異様なオーラの富士山がこちらを見下ろしていた。「来い」と言っている。
急いで移動して荷物をまとめバスの列に並んだ。時間がなかったので靴はザックに突っ込んで普段履きのルナサンダルのままだ。あれよあれよという間に登山口にたどり着き、怒られないか不安に思いながらもサンダルで登り始めてしまった。
30分おきに山小屋があるのは新鮮だし、他の山域とは雰囲気が違うな〜とか思いながらひたすら登る。高山病も心配していたが、空気の薄さすら実感できない。前日まで3,000m級の縦走してたせいだろうか。
今日はちょうどゼロ富士の大会だったようで、トレラン装備の強者がわんさかいらっしゃる。5合目までバスで来た軟弱者の私はフレッシュな脚で彼らを抜いていった。たまにゼロ富士してる人だと勘違いされるが、面倒なので訂正せず…恥はないのか?
9.5号目を過ぎ、ついに上抜けると圧巻の火口が広がっていた。思わず火口をバックに写真を撮ってもらった。これ噴火したら絶対楽しいな、絶対登りに来よう(たとえ死んでも)と思わせる迫力だった。
下界は雲でほとんど見えないが、山頂は晴れ渡って別世界のようだった。軽くお鉢巡りをして迫力の火口を全方位から見渡した。
下山はサンダルで駆け下りる。岩や小さい砂は問題ないが、小石が積もっているとサンダルに入って痛い…が問題ない。火山灰で足が真っ黒になるので凄くハードなことをしている変態だと周りの登山者には思われたようだが、実際はビーサンで川遊びするほうが余程ハードだと思う。
登山界隈では色々と言われている富士山だが、マナーもとても良く楽しい山行だった。みんな富士山好きなんだな〜。来てよかった。
火山灰で汚れるのは嫌なので次は冬に来たい。