古木セブン
杣山
(福井)
2025年04月12日(土)
日帰り
昨年の同時期、歩いたのは日野セブンだった。登山を始めて一年程の自分にとっては、やや背伸びした計画だったと思う。
今回は古木山を目指した。厳冬期に届かなかった峰。訪れる人が殆どいない南越前町でも指折りのドマイナー峰。YAMAPの地図でも、かなり拡大して確認できる程度の山である。
この山に興味を持つきっかけとなったのは増永迪男著「福井の山150」。YAMAP未登録の山を含め福井の山々が網羅されたこの本は、福井県民なら一家に一冊置いていただきたいと、割と本気で思う名著である。
山行計画を練るうちに、ある事に気がついた。登山道はないものの尾根で繋がる周辺の山々が七座ある。「これは…古木セブン」
もちろん正式な名称などではない。だがそう名付けた瞬間、私の胸は高鳴った。
問題は情報の少なさだった。とにかく前例がなく、総距離や尾根の状態がはっきりしない。距離は国土地理院地図で割り出せたが、尾根だけはぶっつけ本番でいくしかない。さあ、鬼が出るか蛇が出るか。あ、鹿は出た。あと熊に唸られる事数回。バリ怖かった。
少し説明が長くなったが、それだけ印象に残る山行であった。未知のルートを自分の脚でつなぎ終えた、その事実だけが静かに残っている。長めのレポになるが、どうかお付き合いいただきたい。
それでは、ようこそ──「古木セブン」へ。