【縦走】明神平・池木屋山・野江股の頭
池木屋山
(三重, 奈良)
2020.10.30(金)
3 DAYS
前から登りたかった池木屋山、過去ログを検索中で気になった野江股の頭を繋いで登ることにした。前日の夜行バスで京都、翌日近鉄で榛原、バスで大又まで行き登山開始。
1日目 林道ゲートを過ぎ登山道となり急登が始まる。徒渉も4回、ロープを渡しているがバランス注意。沢から離れて山腹を登るようになるとそのうち明神平に到着。テントスペースも十分ある。水場は天理大学小屋の裏から5分ほど下った所にある。テントは自身含めて4張。この日の夜は冷えた。
2日目 明神山に登る。今日は良い天気で稜線に上がると葉を落とした枝越しに山並みが見えるがどれがどの山なのか分からず。下って登り返す斜面からブナが綺麗に立ち並んでいた。多分笹ヶ峰で陽が当たっていたらもっと綺麗だろう。
次のピークは千石山。ここからかなり下る。落葉した葉が登山道を覆っているので注意しながら下る。下った所の左側に沢の流れがあり。次のピークは赤グラ山で少し藪っぽい。霜降山まで2つのピークを越えて到着。報告にある山名板だった。次は登りたかった池木屋山で山頂に近づくとブナ林が多くなり足下には緑の苔が大変綺麗でした。ちょうど山頂から下って来た3人パーティーとすれ違い。今日始めての会話を交わした。久々の会話だった。この後下山まで会話なし。誰ともスライドしなかった。池木屋山では樹間からの展望あり。綺麗なブナ林が立ち並びもう少し長居したかったが先があるので山頂をあとにした。ここからが要注意区間の始まり。但し真新しい山名矢印(野江股の頭)、ピンテも適当にあったので精神的に楽だった。1332mから大きく下って、最低鞍部から水取りに行く。滝谷の左側から緩やかに下ると水の流れる音が聞こえるのでそれを目指して行くと勢いよく水が流れていた。戻って1223m過ぎて、左に曲がる所(要注意箇所)の手前に野江股方面の指標、ピンテあり。このピンテを拾いながら水越まで下るが途中ピンテがなくなりYAMAPで現在地を確認して右側に進路変更し水越に着いた。ここから野江股の頭まではこの区間の一番難しいルートだった。ピンテはあるがとにかく足下が悪い斜面に踏ん張りが効かない。ほかの方の報告にあった岩場が見えてきて緊張するがトラロープがつけてあり、これを頼りに登る。最初の岩は左側から、2番目の岩は右側から登る様にロープがついていた。ロープなしの所は四つん這いになって登るしかない。携帯で写真を撮っている場合ではない。登り着いた所で来た道を振り返る。ここを下る気にはなれない。日が大分傾いて来た。前方には野江股の頭がすぐ。紅葉の山腹に背後の山が映える。山頂に着いた。よく見た山名板があった。
3日目 雲が多い朝。苦労して登った山頂を後にする。1226m分岐を目指す。途中景色、展望が効く所で写真タイム。1226m付近で青空が覗き野江股の頭が綺麗に映った。後は江間小屋谷を目指して下る。杉林を下って、もうすぐ徒渉地点かと思った所で過去報告あった岩場が登場。ロープが張ってあり岩場とは反対側に行くようピンテあり。こちらも左側がストンと落ちており、足場確かめながら下った。徒渉は水量少なく跳び石で渡れた。あとはスメールまで長い車道を歩いて山旅を終えた。