14:11
39.0 km
2971 m
【稜線で大きな熊に遭遇】 絶体絶命アドレナリン全開の貸切裏銀座野口五郎サーキット日帰り
野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 (長野, 富山)
2023.11.03(金) 日帰り
11月、この時期はもう低山に移行している時期なんだけど今年は異常すぎる温暖化でまだまだ夏日🔥これはやるしかねぇ…!と今季ラストのビッグゲーム、野口五郎をブナ立尾根から登り竹村新道を経由し一周するとかいうわけのわからないコース通称 「野口五郎サーキット」にチャレンジ! 深夜暗い中相変わらず発狂しかけながらトンネルと高瀬ダムを進む。樹林帯に入れば怖くないので気合いでなんとか登った。三度目のブナ立尾根だが特に問題なくスイスイと登る。 閉鎖した烏帽子小屋あたりで1人ハイカーがテントにいた。それが下山までに目撃した最後の1「人」だった。 ブナ立尾根からは最高の絶景を拝みながら岩と雪を進む。先日の降雪で状況がわからなかったため、チェンスパで厳しかったら撤退するって絶対に決めていた。誰もいない稜線、最高だ♩るんるんで登り始めること20分、事件が起きた。 ーーーーでかい何かが前方で動いているーーーー その距離約50m? ーーーーー大きな熊が道を塞いでいたーーーーー まだまだ距離はあったので慎重に観察をした。 止まって今後の行動を冷静に考えた。 A.やりすごしていなくなったら足早に登る →これは上の方が寒いし餌を探すなら僕が熊の場合間違いなく下を探すため遭遇しないかもと考えた B.このまま戻る →樹林帯はすぐそこだがもし熊が下っていて稜線の向こう側からこちらに来ていたら見つけようがないし目視できる位置にいないので危険かもしれない。A同様僕なら下りて餌を探すので戻るのはなしかも。 と言うことでA。進むを選択した。熊は毎年遭遇してるんでパニックにはならなかったがアドレナリン全開。とりあえず距離があるのでいなくなるのを待つ。少しすると下山方向にいなくなっていった。。。ここでBの考えを振り返る。やはり稜線からハイマツ帯に入ったとしても樹林帯に戻ったらどこから来るか分からないし安心感がない。やはり進む事にした。正直熊鈴鳴らすけど1番効果的なのは「人の声」前回もそれで難を逃れていたので叫びながら鈴鳴らし笛吹き足早に通過した。稜線に出るととりあえず足跡は消えて一難去ったがそのあとの雪道でまさかの「親子の足跡」一気に緊張が走ったがそれ以降熊に会うことはなく、竹村新道から晴嵐荘へ下山したあと人に会った時は安心感から膝から崩れ落ちそうになった。。。 雪も天気も絶好の中最高の野口五郎岳と北アルプス最深部、そして槍。こんな景色を1人と1匹が独り占めしていた、そんなドラマチックな1日でした🐻 生きる力をありがとう、北アルプス