鋸岳… 岩と鬼の藪漕ぎとルーファイと
甲斐駒ヶ岳・日向山
(山梨, 長野)
2023.06.13(火)
日帰り
※最初に…
今回『編笠山』と言うグレーピークを取り、その後はバリルートで林道の6km付近まで、標高差約1,300mを下りました。
三角点〜編笠山は、ハイマツと石楠花の酷い藪漕ぎ。
編笠山〜林道までは酷い藪漕ぎはもちろん、ピンクテープやルート、踏み跡もなくルーファイ力が必要になります。
それに加えて落ち葉で滑りやすい激下りが延々と続きます。
なのでそれに耐えられる脚力、そして終わりの見えない激下りに対する忍耐力をお持ちでない方は避けた方が良いと思います。
「それでも行きたい!」って言う方は、軌跡をダウンロードして行く事をおすすめします。
その前に、このルート?はおすすめしないけどね…
↓ここから本文… ナガイヨ( ・∇・)!
たっくんと休みが合ったので遠征へ!(正確には、自営業マジックで休みを合わせた)
色々とプランを考えてもらって(完全に他力本願ですけどなにか( ・∇・)?)天気が比較的良さそうな鋸岳へ。
鋸岳は、百高を意識している者としては気になっていたお山。
1時頃に駐車場…
と言っても、採石場?付近の作業道路に路駐… トイレなし。2時間ほど仮眠を取ってから5時45分スタート。まずは約9kmの長い長い林道歩き。
二人でおしゃべりしながら、かなり長いウォーミングアップ。崩落箇所や、落石がある場所もあるので要注意。
林道の終点、避難小屋の先からようやく登山開始。沢沿いを歩き、ガレ場を歩き、緑の世界を歩いて横岳峠に到着。峠に荷物をデポして横岳へ。
残念ながら横岳は眺望なし。
横岳峠〜横岳はルートが不明瞭な所もあるので、ピークハントに興味がなければスルーしても良いかも。
横岳〜三角点付近までは600m up。
言葉が悪いけど『このルートを作った人はバカ?』って思うくらい直登で急登。
睡眠不足が祟って、身体が動かず一気にペースダウン。
同じ睡眠時間ながら『昨日はちゃんと寝られた!』って言って、たっくんはどんどん先へ進んで行く。アナタ、バケモノデスカ?
しんどいながらも急登を登り切り、三角点で鋸岳と対面出来た時はホンマに感動した。鋸岳・甲斐駒ヶ岳・北岳の三角兄弟は拝めなかったものの、少し青空も出てきたので良しとする。
第一高点を取ってから鹿窓まで進む。
鹿窓に行くには、なかなか怖い岩壁を下るので、高所恐怖症には厳しいかも。
実際に自分もヒーヒー言いながら下ってた。今までの登山道で、一番怖いと思う場所やった。
なんてったって、鋸岳〜甲斐駒ヶ岳区間はグレーディング8Eの難路やからね!
鹿窓で少し遊んでから、14時に下山スタート。グレーピークの編笠山を取ってからバリルートで下る。
が、これがまた自分史上、一番大変なルートで、ハイマツと石楠花によるめちゃくちゃ酷い藪漕ぎ。ルートや踏み跡はないし、ピンクテープはほぼなし。
たっくんがダウンロードした軌跡を頼りに尾根を歩くけど、どれが尾根?って思うほど分かりにくい!
暗くなる前になんとか尾根を下り切り、最後は渡渉。雨が降ったのか、やや増水気味の沢を幅跳びで越える。もう少し水が多かったら、渡れんかったかも…
道路の6km付近に下りてきたので、あとは平和に道路歩き。
車に着く手前でヘッデンを点けたけど、無事に下山できて良かった。
お風呂は塩沢温泉 フォッサマグナの湯へ。市外者は830円やけど、閉館時間が迫っていたので410円にまけてもらえた。シャンプー、ボディソープあり。
良いお湯やったけど、ゆっくり出来なかったのが残念。
田舎の夜なので開いている店がほぼ無く、ご飯はみんなのテンホウへ。
コンビニで酒とつまみを買って、車中泊で宴会( ・∇・)!!って思ってたら、たっくんがおつかれMAXでおやすみ。
1人で宴会して、今日はおしまい。
協議の結果、天気も悪い上に疲れているので、明日は登らずに観光して美味しい物食べて過ごすよ!ってことになった。
とりあえず遠征レポ①はおしまい。