北岳・間ノ岳・農鳥岳(山梨,長野)
2026.07.31 (金)3日間
■ 概要
奈良田から大門沢を登り、農鳥岳・間ノ岳を経て熊の平小屋でテント泊。
2日目は仙塩尾根を塩見岳、蝙蝠岳へと歩き、蝙蝠尾根から二軒小屋へ下山。
その後、伝付峠へ登り返して林道でテント泊。
最終日は白根南嶺を笹山まで歩き、奈良田へ戻る2泊3日周回コースを歩きました。
■ YAMAP計画情報
・コースタイム:37時間36分
・距離:58.7km
・累積標高:+6,270m/-6,271m
■ この山を選んだ理由
・久しぶりにソロで2泊3日歩ける日程が確保できた
・最近は北アルプスが続いていたので、静かな南アルプスを歩きたかった
・南アルプスの天気予報が安定していた
・以前から歩きたいと思っていた「農鳥岳〜塩見岳〜蝙蝠岳〜笹山」を一度につなぐ計画だった
■ コース状況・注意点
【大門沢〜農鳥岳】
・大門沢は標高差約2,200mあり、長時間の急登が続くため体力配分が重要です。
・工事の影響で道が変わっていたので戸惑いました。
【農鳥岳〜間ノ岳〜熊の平】
・農鳥岳から間ノ岳までは整備された歩きやすい稜線です。
・三峰岳周辺は岩場があるため、濡れている時は特に注意してください。
【熊の平〜塩見岳〜蝙蝠岳】
・仙塩尾根は全体的によく整備されています。
・塩見岳直下は以前の直登ルートではなく巻き道が整備されていました。
・蝙蝠岳分岐周辺は岩場があります。
・蝙蝠尾根は破線ルートですが、踏み跡・マーキングとも比較的明瞭でした。
・東俣林道への下降点は以前より目印が増え、分かりやすくなっていました。
【二軒小屋〜伝付峠〜笹山】
・伝付峠までは遊歩道らしく歩きやすい道です。
・廃林道は概ね歩きやすいものの、2〜3か所崩落箇所があります。
・白剥山周辺はやや歩きにくいものの道跡は確認できます。
・笹山直下のハイマツ帯はきれいに刈り払われ、とても歩きやすくなっていました。
・笹山ダイレクト尾根も整備され快適に歩けます。
■奈良田駐車場
https://maps.app.goo.gl/feUgxucFChUEFSen7
・約100台
・トイレあり
・平日0時到着で区画内はほぼ満車
・その後は空いているスペースへ駐車する車が増えていました
■ 振り返り
最近は北アルプスを歩く機会が多かったので、久しぶりに静かな南アルプスを歩きたくなりました。
天気予報を見ると南アルプスの方が安定しており、2泊3日歩ける日程も確保できそうです。条件がそろう機会はそう多くありません。以前から歩きたいと思っていたこの周回へ向かうことにしました。
もともとは二軒小屋に宿泊する計画でしたが、営業していなかったためテント泊へ変更。それでも、このルートを歩きたいという気持ちは変わりませんでした。
テント泊装備で1日にこの距離と標高差を歩くのは自分にとって未知の挑戦でした。
初日は奈良田から大門沢を登ります。
ここを予定どおりのペースで歩けるかが今回一番のポイントでした。飛ばさず、一定のペースだけを意識して登り続けます。
大門沢下降点へ予定どおり到着できた時、「このまま計画どおり歩けそうだ」と自信が持てました。
間ノ岳と三峰岳は巻く予定でしたが、時間に余裕ができたので山頂へ立つことにしました。
標高差はありましたが、その先には南アルプスらしい大きな景色が待っていました。
熊の平小屋で1泊し、迎えた2日目。
この日の最大の課題は、蝙蝠尾根を下って二軒小屋まで行き、さらに標高差約650mを登り返して伝付峠まで到達することでした。
塩見岳は巻く予定でしたが、あの景色を前にすると登らずにはいられませんでした。
蝙蝠岳から眺める南アルプスの景色は何度歩いても特別です。
長い蝙蝠尾根を下り、二軒小屋でしっかり休憩。
そこから伝付峠への登り返しは想像どおり厳しかったものの、無事に到着した時は本当にほっとしました。
翌日は午後から積雲が発達する予報でした。
少しでも3日目の負担を減らすため、水場で4L補給し、その重いザックを背負って林道を歩けるところまで進むことにしました。
疲労も時間も限界に近づいた頃、ちょうど良い場所を見つけてテントを設営しました。
最終日はしばらく林道歩き。
崩落箇所は以前より少し進んでいましたが、慎重に歩けば問題なく通過できました。
笹山直下のハイマツ帯はきれいに整備され、以前よりずっと歩きやすくなっていたのも印象的でした。
笹山へ到着すると、そのまま下山するつもりでしたが、やはり北峰から景色を見たくなります。
足を延ばして本当に良かったと思いました。
これまで歩いてきた仙塩尾根、塩見岳、蝙蝠岳が一望でき、この3日間の道のりを振り返る最高の景色が待っていました。
2日目に頑張って距離を稼いだおかげで、3日目は余裕を持って下山できました。
久しぶりに歩いた南アルプスは、やはり静かで大きく、何度歩いてもまた戻ってきたくなる場所でした。
長い距離を歩くほど、一歩一歩を積み重ねることの大切さを改めて感じます。
今回も無事に歩き終えられたこと、素晴らしい景色に出会えたこと、そして山へ送り出してくれた家族に感謝です。
忘れられない、充実した3日間になりました。