12:15
30.0 km
2473 m
【飛騨高地】有家ヶ原・北平山・三ヶ辻山・人形山・カラモン峰・大滝山🏔️有家ヶ原地区起点周回ルート·遠征3日目
人形山 (岐阜, 富山)
2023.04.02(日) 日帰り
🔳ルート 有家ヶ原橋・駐車地~有家ヶ原地区~林道~鉄塔巡視路入口~標高点987m~標高点P1184m~有家ヶ原(▲1263.2m)~標高点P1362m~北平山(▲1437.4m)~標高点P1512~標高点P1631m~県境稜線~標高点1534m~三ヶ辻山~標高点P1674m~人形山~カラモン峰~標高点P1464m~標高点P1492m~大滝山~標高点P1154m~▲954.2m~大滝山登山口(林道合流)~林道~楮地区~国道156号線~小白川橋(自転車デポ地点)⇒有家ヶ原橋・駐車地(自転車) 🔳アクセス状況 ▲国道から有家ヶ原地区に向か有家ヶ原橋の手前の路肩スペースに駐車。 ▲小白川橋~有家ヶ原橋・駐車地まではデポした自転車使用。 🔳ルート・積雪状況&冬装備使用状況 ▲有家ヶ原橋・駐車地~有家ヶ原地区~林道~鉄塔巡視路入口~標高点987m (残雪無し·何も付けず) 駐車地から有家ヶ原地区を通過して舗装道路を歩き巡視路入口へ。入口には中部電力の標識(鉄塔保安用)が有り。取付きから急登になりますがプラ階段やロープが設置されており入口付近から巨木のブナが現れます。標高点987mには鉄塔が有り展望が開けます。 ▲標高点987m~標高点P1184m~有家ヶ原(▲1263.2m) 残雪が徐々に現れ、標高点P1184mから緩やかな尾根に変わり素晴らしいブナ林が続きます。 ▲有家ヶ原(▲1263.2m)~標高点P1362m~北平山(▲1437.4m)~標高点P1512m ~標高点P1631m(P1362までトレース有り·チェーンスパイク装着) ブナの巨木が点在する快適な雪稜歩きになり標高点P1631mから山々のパノラマ展望が開けます。 ▲標高点1534m~三ヶ辻山~標高点P1674m~人形山(P1670でアイゼン&ピッケルに変更) 有家ヶ原ルートの核心部になります。三ヶ辻山直下の標高差約100mの急傾斜の登り。上部で割れが発生しブロックが点在、一部藪の露出も有り刺激を与えないように慎重に通過し最後は雪庇の張り出しを越えて山頂へ至ります(この辺りはタイミングに寄って状況が変化するかと) ▲三ヶ辻山~標高点P1674m~人形山 (三ヶ辻山~人形山は人形山登山口からの方のトレース有り) 三ヶ辻山は雪庇が張り出してますの注意。人形山手前でナイフリッジの通過が有りますが、それほど問題無し。 ▲人形山~カラモン峰 ナイフリッジ&雪庇の通過になり核心部となります。両サイドとも急傾斜で谷へ一直線ですので慎重な歩行&ルーファイが必要(この辺りも雪の付き方のタイミングで変化するかと) ▲カラモン峰~標高点P1464m~標高点P1492m~大滝山 カラモン峰を超えると一旦落ち着きアップダウンを繰り返しながら大滝山へ。途中で藪の露出や雪庇の張り出し部も有り、両サイドが急傾斜になってますので注意。大滝山には反射板が設置されてます。 ▲大滝山~標高点P1154m~▲954.2m 大滝山登山口(林道合流) (コースサイン·薄い踏み跡有り·チェーンスパイクに変更) 山頂から直ぐに残雪が無くなり薄い踏み跡が標高1250mまで続き、また残雪が繋がり始めます。コースサインもしっかりと付けれており標高が下がって来ると残雪も途切れ途切れに。途中から木々に赤ペンキ印も追加で見られるようになり標高900m辺りから植林帯に変わり残雪も消え林道に合流。林道からの取付きに登山口の看板有り。全体的に藪もそれほど起きておらず歩きやすい状況でした。 ▲大滝山登山口(林道合流)~林道~楮地区~国道156号線~小白川橋(自転車デポ地点) 林道歩きになり特に問題無し。車の場合は楮地区を通過し高速道路の下を通過した辺りまでが無難です。登山口までは車では不可。 ▲小白川橋(自転車デポ地点)⇒国道156号線⇒有家ヶ原橋・駐車地(自転車) 約6.3㌔30分。自転車のみの軌跡取りをしてますのでレポの写真を参考にして下さい。 🔳出合った方 ▲有家ヶ原~三ヶ辻山直下→0人 ▲三ヶ辻山~人形山でスライド→2人 (ヤマップユーザーmierinさん、ヤマレコユーザーさん※人形山登山口より) ▲人形山~駐車地→0人 🔳有家ヶ原&三ヶ辻山·過去レポ https://yamap.com/activities/3417837 #YAMAP https://yamap.com/activities/4373975 #YAMAP 🔳レポ(長文になります🙏) 遠征3日目は、以前から気になっていた三ヶ辻山からの先の人形山&カラモン峰。人形山登山口からの周回レポはちょこちょことアップされてますが、あの有家ヶ原の次元が違うブナ林(過去レポ参照)を経由し人形山~カモンモン峰~大滝山周回ルートを計画。既に残雪が賞味期限切れ近くになってますが有家ヶ原は巡視路が途中まで有り、大滝山からはマイナールートが林道へ延びているとの事で最低限度の藪漕ぎで、後はどのタイミングで残雪が繋がるか途切れるか。また国道からの駐車地への戻りは自転車を利用する事に。 シゲジから下山後、温泉&食事を済ませ下山口に自転車をデポし明るいうちに有家ヶ原の駐車地へ到着。早目に就眠し明日に備えました(←シゲジの疲れも有りますしね) 本日もロングとなりますので夜明け前のから出発。有家ヶ原は3回目となるので頭の引き出しを探りながらボチボチと。巡視路に入るとプラ階段が現れ標高点987mの鉄塔が有る場所まで激急登が続きますが時折ブナの大木が現れ顔がほころびます。標高点P1184mから緩やかな尾根に変わり残雪が繋がり始めると大木のブナも次々と現れ始めます。さぁ~この先は次元を超えた⁉️ブナロードの始まりです。県境尾根に合流するまでブナロードは続き、このブナの素晴らしさは言葉や写真では限界が有りますね。県境尾根に合流しP1631からは遮るものが無いパノラマ展望。前回訪れた時もこの絶景に感激し今回も堪能させて頂きました。この先は有家ヶ原ルートの核心部になり三ヶ辻山への標高差100m登り、今回は斜面にクラックが見られヤブの露出·雪のブロックに最後は雪庇の張り出しも。ピッケル&アイゼンを効かせて余り刺激を与えないように慎重に歩みを進めます。ブロックの合間やヤブを突破し雪庇を乗り越えて三ヶ辻山へ。登り切ったタイミングでヤマップユーザーmierinさんとスライドし一時の山談義に。三ヶ辻山からはモッコリした山頂の人形山と対照的に鋭峰のカラモン峰が。人形山からは扇状に連なる白山連峰の素晴らしい展望(←テン泊にも素晴らしいロケーションかと) 一息付いてカラモン峰へ。見るからに厄介そうなナイフリッジ&雪庇が連続する稜線。両サイドとも一気に谷へ落ちてますので慎重に素早く通過しましたがヒヤヒヤもので・・・。カラモン峰の山頂を超えると安全地帯に入りホッと一息(大滝山側来る方は問題無しかと) 。この先の大滝山までは残雪が一部途切れてましたが、アップダウンを繰り返しながらの雪稜歩きで大滝山へ。振り返る鋭峰のカラモン峰が特徴的ですね。大滝山からはマイナールートを下山路に。山頂直下から直ぐに残雪が消えて尾根筋に薄い踏み跡とコースサインも見られるようになります。下調べでは、余り歩かれて無くレポも少な目でしたが、今の時期はヤブがまだ繁茂せず踏み跡も有る程度確認出来、思ったより歩きやすかったですね。標高が下がって来るとコースサインも頻繁に見られ木々にも赤ペンキ印も。林道から取付きにも【大滝山登山口】の標識も有りました。林道の方は、かなり荒れていましたが歩くには問題無く国道に合流しデポした自転車で駐車地へ🚲️(←最初が登りでけっこうキツかったですけど) だいたい予想した時間に駐車地に到着しやれやれです。残雪期に最初と最後に藪漕ぎが無いルート(雪が消えても踏み跡等が有る)だと時間もある程度読め、計画にも多少の余裕も出来ますね。 この山域はまだ色々とルートが考えられすので再訪したいと思います。遠征3日間のとも良いお天気に恵まれ、どっぷりと残雪の雪山🏔️歩きを堪能させて頂きました、山の神様に感謝です🙏 🔳注意 残雪の残り方で難度が変化し藪山ですので獣道や薄い踏み跡を辿ります(標識等は一切無いです。藪こぎも有ります)。確実なルーフィや読図が必要となって来ますので安易な軌跡だけを頼りに入山は控えるようにお願いいたします。