10:22
18.2 km
1662 m
【飛騨】一匹山・北ソウレ山・ソウレ山・保谷🏔️一匹山南西尾根↗️天生峠・保谷西尾根↘️国道360号線冬季ゲート前起点周回ルート
籾糠山 (岐阜)
2024.04.06(土) 日帰り
🔳ルート 国道360号線冬季ゲート手前駐車地~国道360号線~いちのせ橋~一匹山南西尾根取付き~南西尾根~一匹山~ゲレンデ尾根(仮称)~北ソウレ山~標高点1509m~P1500~P1500南西尾根~国道360号線~ソウレ山~ソウレ山南東尾根~国道360号線~天生峠~保谷(▲1400.46m)~保谷西尾根~標高約1150m部隠れピーク~冬季ゲート手前駐車地 🔳アクセス&駐車地状況 ▲国道360号線冬季ゲート手前の広い路肩部に駐車 🔳ルート・積雪状況&冬装備使用状況(コースサイン無し・ノートレース) ▲国道360号線冬季ゲート手前駐車地~国道360号線~いちのせ橋~一匹山南西尾根取付き 車道歩きになります(雪ナシ)。いちのせ橋を渡った左側の柵の切れ目から尾根に取付きます。 ▲一匹山南西尾根取付き~南西尾根~一匹山(標高1350m付近からスノーシュー装着) 尾根取付きから残雪は無し。自然林の急登を藪漕ぎになりますが、下草はまだ繁茂してないのでそれ程うるさくはないです。標高が上がって来るとブナ林が主体となり残雪が現れますが、完全に繋がるのが標高1350m付近から。一匹山山頂付近にはトチやブナの大木が見られ素晴らしいです。 ▲一匹山~ゲレンデ尾根(仮称)~北ソウレ山 ブナやトチの大木が点在する尾根になり、送電線が左側から合流及び鉄塔が現れます。切り開きの為にゲレンデのような風景になり白山&富山方面の山々の展望が大きく開けます。北ソウレ山までアップダウンも少なく快適なスノーハイクが楽しめます。 ▲北ソウレ山~標高点1509m~P1500m 北ソウレ山から南方向の尾根へ一旦、標高差50mを下ります。この尾根にも鉄塔が有り、切り開きからの好展望地が点在します。 ▲P1500~P1500南西尾根~国道360号線 鉄塔を2ヶ所通過し、全体的に緩やかな傾斜の尾根となりシラビソ主体に変化して来ます。尾根の末端から国道360号線まで雪原(無積雪期は湿地帯)を通過しますが沢の渡渉(スノーブリッジで対応)が有ります。 ▲国道360号線~ソウレ山~ソウレ山南東尾根~国道360号線~天生峠 国道から標高差180m登り返し、取付きから最初の標高差50mまで急登。ソウレ山はブナ林に囲まれた山頂で展望は無いですが南東尾根を少し下った場所で北アの展望有り。南東尾根の末端から再度、雪原の湿地帯を通過しますので沢の渡渉(スノーブリッジで対応)有り。国道は完全に雪に埋もれた状態。 ▲天生峠~保谷(▲1400.46m) 天生峠から、またブナ主体に変化し幅広尾根をアップダウンを繰り返して保谷へ。まずは標高差150m登り返し、一旦下り標高差100mの登り下りが有ります(←後半なので足にきます)。保谷山頂部は平坦な地形で樹林に囲まれてますので展望は樹林の合間のみ。 ▲保谷(▲1400.46m)~保谷西尾根~標高約1150m部隠れピーク~国道360号線冬季ゲート前駐車地(標高約1150m部隠れピークからスノーシュー外し) 山頂から標高約1150m部隠れピークまでブナが見られ緩やかな傾斜の尾根歩きになります。隠れピークから一気に残雪が無くなり傾斜も急になり、等高線の間隔もかなり狭いので足元に注意(藪漕ぎになります)。標高750m付近から尾根を境に植林が現れますので境目を歩くと多少歩きやすいです。着地手前でトチの大木が何本か見られる場所が有ります。 🔳出合った方 ▲ソウレ山山頂部→富山の方・1P2人(ゲートから国道360を歩き、途中から上がって来られたとの事)※ヤマップユーザーさんのやますきさんでした(←お話し有り難う御座いました) 🔳レポ 残雪を追いかけて飛騨のマイナーピーク、一匹山・北ソウレ山&ソウレ山に。国道360号線からの天生峠を挟む向こう側には猿ヶ馬場山・籾糠山が鎮座し、そちらのお山は最近は良くレポにアップされてメジャーに成りつつ有りますが、たぶん今回の三山を知っておられる方は少数かと。この山の魅力はブナやトチの大木が尾根上に点在し、良いのか悪いのか複雑な面も有りますが鉄塔が有る事により切り開きがされゲレンデの状の尾根からは白山連峰や富山の山々の好展望が広がります。残雪期を向かえた事も有り、今回はガッツリ周回で計画し、北ソウレ山から一旦、国道に降下しソウレ山をピークハント後に再度、国道に降りて天生峠へ。峠から保谷を経由しての周回に。特に後半のアップダウンがポイントですね(`ー´ゞ-☆ 本日はロングとなりますので日の出少し前から出発。車道には雪は無く尾根取付き部へ。予想はしてましたが、取付き尾根にも既に雪は消えて藪が起きた状態ですが、まだ下草は繁茂してない状態ですので、それほどうるさく無く標高を上げて行きます。最初から自然林になり雰囲気は良く標高が上がって来るとブナ林に変化。中途半端は残雪より、結果的にナシの方が良かったかもね。結局、残雪が完全に繋がったのが標高1350m付近で~もう山頂に近いところ。尾根の方角も有ると思いますが、やはり季節は駆け足で進んでいるようです。ツボ足だと多少沈み込みが有りリズムが悪いのでスノーシューを装着。山頂直下からブナの大木が点在し始めて顔がニヤ付きますよ(((^_^;) ブナに混じって~なんとトチの大木も・・・トチは谷の急斜面で良く見るんですが、尾根上で見かけるとは~ここの尾根上はトチが好む何かが有るのかな? 山頂から先は大木を交えたブナロードが始まり、鉄塔の切り開きが尾根上に続きゲレンデのような風景に。その切り開きのお陰で白山連峰や富山の山々の展望が広がります。ん~ブナ林が多少なり伐採されているが、この展望は切り開きが無いと見られないし・・・複雑ですね。高低差の殆んど無い幅広尾根を北ソウレ山へ快適なスノーハイク(←こう言う尾根はスノーシューは最高だね) 北ソウレ山からは樹林に囲まれて展望は無いものの、その先の鉄塔が建つ場所からは遮るものが無く富山方面の山々の好展望が。北ソウレ山から先は送電線や鉄塔が目に入って来ますが、まぁ~それはそれで。P1500から南西尾根に入り国道360へ降下して行き、標高が下がって来るとシラビソ主体に植生が変化して行き、樹木にもちゃんとした住み分けが有るんですね。尾根の末端に着地し雪原状の湿地帯でドボンしないようにヒヤヒヤでスノーブリッジを通過。雪に埋もれた国道からソウレ山に登り返すと~なんと山頂部で休憩されている2人組方が。お互いにこんなマイナーピークで出逢うとはね~ビックリ(←富山の方でしたよ) 少しお話しした後に再度、国道へ降りて天生峠へ。峠駐車場は雪原状態になり、まだまだ春は遠しって感じでした(←雪が無くなれば賑やかになりますがね)。峠で、お昼の時間となり後半に向けてエネルギーを補給し保谷へ。天生峠付近は、やはりブナ主体でブナフェチにはたまらない尾根でしたが気温も上昇し雪も腐り気味で、後半はなかなかハードなスノーハイクに。保谷に過ぎて標高約1150m部隠れピークから一気に残雪が消え去り藪漕ぎの下りに。この尾根は等高線の間隔がすこぶる狭くて~ほんと転げ落ちるように駐車地へ着地しました。 猿ヶ馬場山のお隣に、こんな素敵なお山&ブナ林が有ったとは~霧氷狙いで再訪しても良いかも( ^ω^ ) 🔳注意 この時期は積雪条件により難度が変化しますので、下調べ&装備等を入念に御願い致します。また読図・ルーファイのスキルが必要ですので安易なルートへの進入は控えるようにお願い致します