藪漕ぎグレーピーク 秩父珍名山群縦走
前から気になっていた秩父の稜線にあるグレーピーク群。変な山名の山が連なる魅惑の?稜線だが藪がひどいらしい。肉離れが回復したS氏を誘って行ってみた。 全行程がバリエーションルートで地図にも登山道の表記なし。しかし序盤は思ったほどの感じでもなく進む。まず1座目の夕日アタリに寄る。山頂標識なし。 2座目の石ッコツへ。今回はこれが一番見たかった。どう見ても石碑なのだが自然物らしい。表面にも字が掘ってない。時に自然は不思議な造形を創り出す。 石ッコツの先に藪の一発目が登場。枝の藪なので非常に進みにくい。屈んで覗いて通れそうなルートを探しながら通過。ここでS氏がサングラスを落とす。帰りに探そうということになり先へ。藪は外付け厳禁。 しばらく進んで笹の広がる斜面に出た。広々として気持ちがいい。北方向に川上村の高原野菜畑。この辺りは直登が続くがまだ辛うじて踏み跡は判別できた。 3座目はフシノソリ。変わった名前のピークが続く。「山」や「岳」がつかない山名にどうも惹かれる。八ヶ岳のにゅうとか、前回登ったゴトメキとか。今回ルートの5座は全てそんな山名。フシノソリも標識なし。広い笹の尾根のどこかがピークなのだろう。 フシノソリでちょうど半分くらい。この先が難儀なルートになることをこの後知ることになる。 徐々に踏み跡は薄くなり、ルートファインドを強いられる。ピンクテープも思い出したように登場する程度でGPS頼みになる。 やがて無名峰の1915ピークへ。眺望なし。ここから藪の殿堂に侵入していく。藪でも笹ではなく、シャクナゲなどの生木なので歩きにくいことこの上ない。倒木なら跨いだり迂回したりできるが、灌木はやっかいだ。枝が跳ねて顔に当たると息が止まるほど痛い。帽子、長袖、グローブは必携、ヘルメットとゴーグルもあればベター。 ここまで眺望は殆どない。藪の切れ目の斜面に開いた岩場から空が何度か見えたが、それが今回のご褒美。この辺り、道らしい道はなく、登りやすそうなところを探して縫って進む感じ。ルーファイに時間がかかる。行っては戻りを繰り返しながら藪地帯を何とかクリアして4座目の松ネッコへ。ここも森の中、今回唯一標識があった。 最後の5座目、大双里へ向かう。ここも木々に囲われて暗く地味なピークだった。松ネッコまで引き返して昼食。枝の切れ間から陽が差してちょっとだけ明るかったのが救いの昼食となった。 復路は往路での学習の成果でルート全体を理解しているので、体力的にはしんどいが、メンタルは保持できる。しかし長い。行きに失くしたサングラスを二人で探すが、結局見つけ出せなかった。気付いたら自分のパンツも裂けていた。行きには雲が掛かっていた瑞牆山、大ヤスリ岩、小川山がくっきりと見えた。 帰りは湯めみの丘の無色透明な湯に溶ける。混んでいるのが難点だが、なかなか良心的な温泉だった。龍健という町中華でフィニッシュ。ジャンボ餃子が思いのほか美味しかった。





