02:08
5.8 km
351 m
ヤブ化の進む八丈石山
南相馬市 (福島)
2023年05月24日(水) 日帰り
南相馬氏小高区の金谷から林道を進みます。道路が崩落した部分も大分修復されていますが金谷峠から約2Km手前で立ち入り制限のバリケードが行く手を阻みます。この少し手前のカーブに車を止めてバリケード横を「ごめんなさい」。福島原発の事故で立ち入りが制限されている区域ですが林道は思ったより快適に歩を進める事が出来ました。しばらくして小畑集落に差し掛かり、手前の1件は何となく人の生活も感じ取れますが他は廃墟化しています。ここから林道もヤブや下草が生い茂り、金谷峠の手前は土手が崩落しています。倒木を乗り越えて林道をさらに進むと八丈石山の看板が出現、ここを左に折れて登山道に入ります。途中で低木が生い茂り先が見えないほどになります。今朝までの雨が枝葉に残り全身ズブ濡れ、それでも気を取り直して登ると大きな石が出現し山頂が近いことを感じます。大岩の上で一息つき、その奥に歩を進めるとすぐに山頂にたどり着きます。通常の山は登頂の喜びを感じますが、絶句!低木が生い茂り山頂の三角点が見当たりません。身をかがめて藪の中を探し回ると落ちた大きな松の表皮の下敷きになっていました。帰路は同じルートを、登山道入口まで下りると鳥居が朽ち果てて倒壊寸前です。先ほどは、この下をくぐって登ったのですが気が付きませんでした。金谷峠から小畑集落を過ぎると広い林道でほっとします。立ち入り制限のバリケードまで下りると、ゲートの鍵を解錠して夫婦と思しきお二人が軽トラで登ってきました。この先の家の持ち主で、一時帰宅し家の手入れをしているとの事です。私も、このような福島県の山々の現状を確認するために阿武隈高地の山をめぐっていることを話しました。あんなに美しかった福島県の山々が荒廃しているのを目の当たりにして、とてもつらい山旅でした。
