05:02
3.3 km
489 m
お花見紀行🌸健気な雪割草に会えた思案岳
大戸岳 (福島)
2025.04.17(木) 日帰り
雪割草が咲いているんだよ! 会津では珍しい雪割草を愛でたく、 1年半ぶり2回目の思案岳へ。 前回は、晩秋。 落ち葉と転石、浮石の激急斜面に四苦八苦、 「思案」しまくりの山行でしたが、 今回は・・・ ・ 確かに私も雪割草に会いに行きたいのだけど、 すぐにはふん切れず、またそのうち・・・と思っていたけれど、 友人も雪割草を見たいとのことで、 そしたら即決。 お花見山行することに。 朝は、 喜多方市に日中線跡の枝垂桜並木で待ち合わせて、 桜の鑑賞会。 濃いピンクの桜が優雅に揺れる。 まだ咲き始めだから、 人を気にせず。 桜をゆっくり愛でられる。 そして移動して、思案岳へ。 雪割草は早朝だと咲いていないかもしれないから。 大戸岳登山者用駐車場から、 思案岳登山口まで700mほど。 踏み跡やピンテはあるけれど、 ほぼバリエーションルートと思った方がよい。 序盤から、しっかり登ります。 アガリコが出てくるあたりから、 激急登りに加えての転石、浮石、落ち葉に悩まされます。 チェーンスパイクは着用必須だけれど、 ほんとうに、足元が不安定。 夢中になって目の前だけ見ていると、 より不安定なところに突っ込んでいくから、 なかなかの試練。 今回もだいぶ悩ましく「思案」しまくり・・・ とほほ・・・ 頼もしい相棒と一緒に四苦八苦して、 心が折れそうになってきたところ、 ようやく、 岩尾根の先で雪割草が現れた! 小ぶりの健気そのものの 白い雪割草。 可愛すぎる。 喜びの悲鳴は歓喜の涙声になる・・・ 撮影タイムが始まって、 もっとたくさん会えるかなと少しずつ先に進むと、 頂上直下、南側斜面(もちろん急斜面)に群生。 濃いピンク、淡いピンク、縁取り・・・ お花畑。 感動です。 角田山のものくらいたまに大き目の花もある。 たいていは、1/2サイズぐらい。 感動冷めぬうちに頂上へ。 そのあと、お花見しながらランチタイム。 かなり神経を使って登ってきて心が疲れたので、 十分な休息。 そして、 あんなところ本当に無事に下山できるのかと思いつつ、 帰路へ。 意外と平気なのね。 私は、 ①幹に抱き着きつつ、回転しながら次の幹へ渡る方法 ②とにかく低重心で脚を伸ばす方法 ③後ろ向きで、苗木サイズのブナやら杉やらをつかみつつ下る方法 を駆使したら、足元不安ではなくて◎ 友人は、岩がとにかく得意なので、岩も使い、豊富な経験を活かして下る。 無事下山完了。 きちんと花を愛でて楽しめました♡ ・ 当初、お昼過ぎには会津若松市内に戻りそうな感じだったので、 10キロぐらいのお花見ランの準備をしていたのだけど、 すでに気温もかなり高くなって22℃くらいだったので、 さらっと、 ちょうど満開になった石部桜を見て帰宅。 往復2キロウォークで、 心地よく古木大振りの雄大な姿を眺めました。 本日のお花見全行程終了。 お花を楽しむ佳き一日。 ※アガリコ:江戸時代に炭焼きの材料として、少し高めの位置で切られた広葉樹が、再生とともに主幹が大きくわかれタコの足のように複数股の幹を伸ばして育ったもの。コブがあったり独特の形をしている。主に里山ブナ林でみられる。思案岳はケヤキ。