仏山・矢筈山
比婆山・立烏帽子山・吾妻山
(島根, 広島, 鳥取)
2022.09.04(日)
日帰り
*この軌跡参考になさらないで下さいネ。足だけで歩ける道ではございません。
仏山について、以下のように紹介されております。
日尊上人が法華経を納め、国家安泰を祈ったという仏山。
大岩の洞のかなに祀られている観音菩薩は、入り口の大きさより大きく、どのようにして納められたか今も謎です。
今回、この観音菩薩を拝みに参りました。
m(_ _)m
安易に考えておりましたが、深く反省しました。
稜線上に現れた巨岩地帯について、穴という穴を調べ尽くしましたが、仏様は見つかりません。
「あーあ、俺は仏様に見放されたのか」と、巨岩の前に腰を下ろし、ため息をつきました。
付近にも大きな岩など見当たりません。
しばらくして、思い切って同じ標高を保ちながら横移動しました。
あっ、あそこにハシゴが見えるぞ!
見つかった時の嬉しさといったら、何と表現したらよいのか例えようがありません。
その他、道中について、
登山ルートを外れると急斜面になり大変ですし、雪の重みに耐えた低木や山頂付近の深い笹にもけっこう苦戦しました。
何も考えないまま取りつきましたが、終わってみると、いろんな要素満載の道中に反省しきりでした。
下山後、舗装道路に出ると、その苦労はすーっと消え、心にしみるいい山だったという印象だけが残りました。
観音菩薩様に何か諭されたのかもしれません。
「お勧めの山があるので是非是非」と言って、人をお連れしたいのですが、
たぶん「二度とこんな所へ連れてくるな」と怒鳴られる事間違いなし ^^)
一旦、駐車場に戻り、昼食を作ります。
お米を水に浸す所から始めたので、食べ終わるまで1時間もかかりました。
自分で作る癖を付けようと思う今日この頃です。
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続けて、矢筈山へ
昔、矢筈山にあったとされるお城は、夕景城というロマンチックなネーミングです。
登山道は障害物があろうとも尾根に沿って歩けば良いので、迷う事はありませんが、そこそこアスレチック風な道です。
終盤の急坂は四つん這いにならないと登れません。
この山、尾根道以外は、急斜面なので山城にもってこいの地形だと思いました。
戦国時代に、武具を着て登って来ようものなら、上からチョンとつつけば、下まで、スッテンコロリンだわ。
こんな山城に200年も暮らしておられた領主様、物資を運び上げるのは大変だったでしょうね。
夕景城が下城した天正八年は織田信長の時代、有名なお城「金沢城,姫路城」が出来た年でもあります。
今回の2座、私的には凄く楽めました。
翌月曜日、藪漕ぎ後独特の症状、全身の筋肉がピクピクしておりましたが、
おー、昔は毎週こうだったんだ!、久しぶりにこの快感を味わいました。
おわり。
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最後の写真(NHK杯を写したので後で消します)は、将棋指しの中川八段です。
山焼けの赤銅色の顔に白いスーツ。
「なんじゃこりゃ」と思うでしょう。
彼は、週に2~3回も山へ登っておられるようです。
最近の将棋は、次々と研究が進み、最新の情報を得ていないと勝利できません。
見た目はヤクザのような風貌ですが、素直なコメントに紳士的な態度。
山が趣味でも、若い精鋭達の中に混じって、一手のミスも許されない熟考ができるのは凄いと思う。
素敵な方ですよ。