藪分けて 温泉回廊草紅葉
三ッ石山・大深岳・諸桧岳
(岩手, 秋田)
2025年09月22日(月)〜23日(火)
2日間
毎年秋に歩く裏岩手八幡平エリア。秋田駒や乳頭山とは、同じ1枚の山と高原地図に掲載されていて、秋田岩手の県境を挟んで隣りあい、稜線(実は中央分水嶺)を歩く登山ルート1本が両エリアを回廊で繋いでいます。ただ、歩く人が少なく藪っぽいばかりか、🐻も普通に多く、縦走するにも途中1泊は最低必要と、なかなか登るチャンスがなく、長いこと懸案のプランでした
9月終わりの紅葉シーズンの走り、この夏に北海道大雪山系でワイルドな藪ルートをソロで攻略した勢いを借りて、🐻もなんぼのものか、ソロ上等!と思い立ち、秋の気配の松川温泉から1泊で乳頭温泉まで歩き抜ける、温泉繋ぎルートでスタート!
バスの終点松川温泉で降り立ったハイカーは自分一人、土曜日の割に静かな登山道を、源太ヶ岳に向け順調に高度を上げて行きます。核心ルート部分に湧き水がなさそうなため、源太ヶ岳手前で右に折れ、大深山荘の水場で2日分の補給。紅葉シーズン前で人けのない大深山荘で早めの昼ご飯にして、いよいよ今日のメインイベント、回廊ルートへ!
三ツ石山方面との分岐地点は、明日までの行く先を見晴らす好展望。点在する草紅葉色の高層湿原をつなぐ緩やかな稜線を眺め明日までのアドベンチャーにしばし思いを巡らせていると、三ツ石山方面から登ってくる男性ソロハイカーの姿。会う人の少ない中、せめて挨拶でもと声をかけると、滝の上温泉の登山口から三ツ石山経由で上がって今日は大深山荘泊、2日目3日目で回廊ルートを経て乳頭山周りで周回で歩く予定と。人寂しく熊多発の藪ルートをソロで歩くリスクを減らす千載一遇のチャンス!とばかりに、ここから回廊ルートに一緒に突入するよう強力勧誘。今日この先は、登りなしの緩やか行程、水場も心配なし、なんなら当方浄水器持参、とセールストーク攻撃に、先方も藪+🐻+ソロの不安は同じだとのこと、2日間の行きずりのペア結成と相成りました☀
今日の宿、八瀬森山荘までは、明るい森と高層湿原を縫ってなだらかに下って行く、気持ちの良いお散歩区間。山荘まで刈払いもしっかり、ただし展望に乏しいのがちと難点。速いペースで、約2時間で小屋到着
八瀬森山荘は2階建てでやや古めながら建物はしっかり。🚾の場所は分かりにくく、建物の2階、冬季用出入口外のベランダ部分に入口がありました。水場は、小屋前の湿原を下って小さい沢水を汲むようで、浄水器はほしいところ。日没近くになって3人目のソロハイカーが到着、聞けば反対方向から来たとのことで、早速情報交換。この先は、曲崎山の前後を中心にかなり藪がひどく難儀した上、その人は藪の中でスマホを落としてしまったとのこと😱もし見つかれば、と回収サブミッションが発生です
2日目も好天の下、曲崎山まで標高を徐々に上げて行くにつれ、藪も次第に濃くなりますが、ピークまでは少しうるさい程度。足下を見る余裕もありましたが、📳は見当たらず。ピークの向こう側が藪が酷く、ピンテを探してルート探索に行きつ戻りつすること二度三度。ルートだと思っていたら行先なくなり、YAMAP起動で確認するとルート外れ判明も一度ならず。藪が薄くなる鞍部までコースタイムの2倍近くの時間を消費。当然ながら足下に目をやる余裕はなく、昨日の人もきっとこの区間でスマホロストしたのでしょう。回収ミッション失敗😣申し訳ありません
藪の核心部を越えた先は、ルートは明瞭ながらも刈払いはなく、両腕で笹を払って歩くこと小一時間の森歩き。大白森に向け急坂を登る途中にある大白森山荘は、清潔ながらサイズは小さめ。水場は小屋前の沢水でした。
大白森は広大な高層湿原で、色付いた草紅葉の先に秋田駒の山々が広がるgood view、さすがは東北百名山、木道も良く整備されてます。平坦な中で分かりにくい山頂の標柱でしばし休憩していると、乳頭温泉からの日帰りハイカーと本日最初のスライド。日帰りには手ごろな山ですが、昨今の🐻騒ぎのせいか、あるいは辺鄙な場所故か、この好天の日曜日に、唯一のスライドでした
道連れの男性は、2日目は田代平山荘泊。水場がなさそうなので、分岐でお別れするときに、手持ちのPETの水を全部提供。こちらは残りは乳頭温泉に下るだけ、なんなら途中に水場もあります。ソロに戻った後は、加速装置onで1時間もかからず乳頭温泉は鶴の湯に到着。
二十年ぶりの白濁露天に浸かって藪漕ぎの疲れを癒し、気持ちよく帰途につきました。長距離の難ルートを計画どおりに歩ききった満足感、草紅葉の高層湿原の数々と締めの名湯と、充実の2日間でした〜💯
ただ、もう1回は歩かないかな😅