09:26
6.0 km
751 m
【マイナー12名山完登】障子岳への挑戦(リベンジ)⛰️永田北尾根↗️↘️標高点P1358mコル起点ピストン(2日目アタック・3日目停滞)
屋久島・宮之浦岳 (鹿児島)
2023.11.12(日) 日帰り
🔳ルート ▲標高点P1358mコル(ビバーク地点)~坪切岳~標高点P1422m~コル~標高点P1441m(桃太郎岩)~コル~標高1470m岩峰~コル~標高1500m前衛峰~コル~障子岳~コル~標高1500m前衛峰~標高1470m岩峰~標高点P1441m(桃太郎岩)~標高点P1422m~坪切岳~ビバーク地点 🔳アクセス&駐車地の状況 ▲標高点P1358mコル(ビバーク地点)の為、無し。 🔳ルート状況(踏み跡&コースサイン無し※獣道は有り) ▲標高点P1358mコル(ビバーク地点)~坪切岳~標高点P1422m~コル 坪切岳&標高P1422mはピークを経由せずにトラバース気味に。藪はそれほど濃くないですが、時たま灌木密生地有り。屋久杉があちこちに見られます。 ▲コル~標高点P1441m(桃太郎岩)~コルコルから2つピークを越えて標高点P1441m(桃太郎岩)へのコルへ。コルからの斜面が幅広で藪も密生しているのでルーファイに注意。標高点P1441mを巻き気味にコルへ下りますが、ここから第1の核心部、尾根筋は巨石と岩壁となり行き詰まりますので尾根右側(進行方向に向かい)の谷地形を下ります。足元が滑りやすく傾斜も急な箇所も有るので要注意。コルと同じ標高ぐらい付近まで下降しトラバースしコルへ。山頂付近から谷への降りる箇所を見極められるかがポイントです。また、降り過ぎに注意。 ▲コル~標高1470m岩峰~コル~標高1500m前衛峰~コル 第2の核心部となります。ひとつ小さなピークを巻いて標高1470m岩峰へ。尾根筋は不可ですのでコルから岩壁をトラバースするように進みます。途中で岩崖の谷に突き当たり行き詰まります。その手前にルンゼ状の沢が有り両手両足をフルに使用してよじ登ります。登り切ったところが標高1470m岩峰の山頂を少し下った位置ぐらいになり、そこからコルに下れます。この行き詰まる手前のルンゼを見つけられるかがポイント。 ▲コル~標高1500m前衛峰~コル~障子岳 コルから小さなピークを越えてコルからへの障子岳へ登りになり、ここからが第3の核心部になり激急登。ここも両手足を使ってよじ登ります。傾斜が緩くなって来ると背丈の低いのシャクナゲが密生する山頂に至ります。 ▲下山路 登路より下山路の方がかなりルーファイが厄介になり軌跡を確認していても同じルートを辿る事が困難になります。第1~3までの核心部だけは同じ場所を通過しないと行き詰まります。①障子岳の下りからコルへ②標高1470m岩峰からのルンゼの下降③標高点P1441m(桃太郎岩)への谷地形を詰め上がり。①~③は急傾斜で足元もかなり悪いので細心の注意が必要です。また、核心部以外でも支尾根に引っ張れやすい地形が連続しますので、こまめに確認が必要です(←何回か引っ張れました) 全体的に藪漕ぎうんねんより、ルーファイが一番のポイントになります。 🔳水場 ▲標高点P1358mコルから少し下った場所に有り(水流もけっこう有り) 🔳出合った方 ▲全行程無し→0人 🔳参考にしたガイドツアーさんのツアーレポート&ヤマレコユーザーさんのレポ https://www.powerzone.co.jp/reports/%e9%81%82%e3%81%ab%e7%99%bb%e9%a0%82%ef%bc%81%e3%80%80%e9%9a%9c%e5%ad%90%e5%b2%b3/ https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4730178.html 🔳行動時間 ▲朝7時~17時まで。今の時期だと6時代では薄暗い為、行動不可。また17時で暗くなり17時30分で暗闇 🔳写真に付いて ▲予報より、お天気が悪化し写真を写す余裕がなくいつもに比べて極端に少なくなってます。 ▲ルート状況の写真は、昨年のガイドツアーさんのツアーレポートが参考になります(一部のみ) 🔳軌跡に付いて 出発し、一旦戻って一時停止したのを解除忘れで軌跡が最初は直線になってます。 🔳レポ 2日目アタック日です。予報に反して朝から霧が立ち込め小雨状態、また風も・・・(寒気到来が早くなった?) 今日、アタックしないと明日は更に荒れる予報、荷物を最小限度にして出発しましたが・・・まだ薄暗く霧も立ち込めて歩ける状態でなく一旦引き返して完全に明るくなってから再出発。下見して置いたルートも、この天候で確認が難しくなってしまい(;´д`) とりあえず、登頂出来なくても途中引き返し時間を12時と決めて障子岳へ。藪も昨日とは違いガッツリ濡れていて直ぐに全身は濡れ濡れ状態。雨は時たま強雨も有りましたが小雨の時も、そして周囲はガスガス状態。下見して置いたコルまで到着し、さぁ~ここから本場です。時々、密生した藪を通過しながらトラバースを基本にして標高点P1441mからの第1の核心部、谷地形からコルへ下り。苔の付着した岩肌も有り慎重に下りコルと同じ標高付近でトラバースしコルへ(←まずは、無事通過でホッと)。この先がたぶん、最大の核心部となると思われる標高1470m岩峰の通過。尾根筋は完全に無理なんで岩壁にそってトラバースして行くと・・・うぁ~これはダメだ(*_*) 谷が現れ岩崖で横断は不可能。一度コルまで戻り尾根筋を偵察するがやはりダメ。ここで撤退か・・・もう一度岩壁のトラバースでのルートを模索し行き詰まりから周辺を確認すると上部に至るルンゼを発見。これが行けるかも? 少し登ると踏み跡のようなものが・・・たぶん昨年のガイドツアーさん達もあそこで行き詰まりこのルンゼを詰めたかと。両手足をフルに使い登り切った先は山頂から少し下った場所。ここから傾斜も有りましたが、なんとかコルへ(←いゃ~無事に通過して良かった( ≧∀≦)。時間的にもギリギリのような状況になって来ましたが、もう少しで障子岳への取付きへ。焦らずに歩みを進め最後の核心部、障子岳への激急登。ここも両手足をフルに使いながらよじ登り傾斜が緩やかになり背丈の低いシャクナゲの密生地帯が・・・その先にはもう~高みはない。GPSで位置確認すると、たしかに障子岳への山頂。周囲はガスガスで全く展望は無い。登頂した喜びより、ここが山頂って感じでしたが・・・後からじわじわ来ましたけどね( ´△`)(←まだ行程として半分ですから) 時間は11時半過ぎと、なんとかギリの状態でした。自作した山名版で証拠写真を写し早々に下山開始(雨風が強くてゆっくり出来なくて)。戻りの下山路の方が、ほんとルーファイが難しく厄介で・・・軌跡を見ても同じ場所を辿るの難しくこまめに確認しながら歩みを進めます。特に①~③の核心部は同じ場所を辿らないと行き詰まる可能性大ですので。後半に入り集中力が落ちて来たのか、途中で支尾根に引っ張れて登り返したりと瞑想する事も有り(←軌跡を見てもらうとわかります ) 無事にビバーク地点に帰り付いた時は涙出るぐらいの嬉しさと安堵感が。全身はびちょびちょ状態(←勿論、靴もね) テント内で一式着替え時には腕や足には擦り傷多数、足には木々にぶつけたアザも。夕食は持参したアルファ米の赤飯でお祝いし、じわじわと登頂の嬉しさも( ^Д^)(←極度緊張から解放されましたからね) 夜から予報通り気温が低下し風雨が強くなり始め荒れた天候に。次の日、目が覚めると全身筋肉痛( >Д<;)に天候は大荒れ。昨日、アタックして置いて良かったと。今日は無理して下山せずに停滞し、明日の天候が回復後に下山する事に(←元々14日に民宿を予約済み)。今日はテント内でゆっくりしますよ( ^ω^) 明日は麓へ下山となります。まだ山行途中になりますが障子岳の頂きに立て事は、ほんと嬉しいですよ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆