鳥居峠より四阿山
四阿山・根子岳
(群馬, 長野)
2026年05月24日(日)
日帰り
天気は今ひとつ。それでも「四阿山なら雲の上に抜けて、ダイナミックな雲や雲海が見られるかもしれない」と期待して、鳥居峠から登ることにした。
鳥居峠からの林道はシーズン初めのためか荒れておらず走りやすい。退避帯はあるが、対向車が来るとやや気を使う幅。それでも普通車なら問題なく通れるだろう。駐車場には車が2台だけ。天気の影響か、思ったより少ない。トイレにはトイレットペーパーも備えられていた。
9時55分出発。的岩コースから登り、花童子の宮跡コースで下山する計画だ。美しいカラマツ林に囲まれた浅い谷をゆっくりと登っていく。
10時25分、尾根に出る。左手には的岩の岩壁。道標には「四阿山 2時間」とある。足元は笹に覆われたカラマツ林の尾根だ。ちょうど同じくらいの高さに雲が広がり、その上にわずかな青空がのぞいている。
尾根を進むとシャクナゲが現れる。去年も見たのを思い出す。鍬ノ峰ほどではないが、ちらほら咲いている。コメツガ林に入ってすぐ、東側が開けた場所があり見上げると四阿山の山頂は雲の中に隠れていた。
やがて花童子の宮跡コースとの分岐に到着。ここには東屋がある。標高が上がるにつれ、シャクナゲはつぼみのものも増えてきた。タカネザクラ(ミネザクラ)も咲いている。
東屋から15分ほどでガレ場に出る。高山らしい雰囲気が心地よいお気に入りの場所だ。木のベンチもあり、展望が良ければゆっくり過ごしたくなる。
尾根を少し下ってから登り返す。再び下るところに木道があるが、非常に滑りやすく危険なため、西側の脇道へ迂回。ピンクのリボンが目印だ。
再び尾根を登る。斜めに傾いた木道が続くが、脇には踏み跡がありそちらを使う。残雪が少し現れ、ちょっと嬉しくなる。
12時20分、嬬恋清水の分岐へ。清水までは100m、山頂までは1km。ここから上は完全にガスの中へ入ってしまった。
12時40分、中四阿(ダボス牧場)・根子岳からのコースとの分岐に到着。そこから5分で山頂へ。完全なガスの中で、先にいた2組もすぐに下山し、百名山の山頂にひとり取り残された。
座ってガスが晴れるのを待つ。ふと目の前に小さな野鳥が現れた。その時は分からなかったが、後で調べるとキクイタダキだった。頭の黄色い模様が特徴だ。さらにホシガラスも現れる。ときおり一瞬だけ視界が開けるが、長くは続かない。
粘ったものの回復の気配はなく、13時35分に下山を開始。登ってくるハイカーも数組のみだった。
14時40分、分岐から花童子の宮跡コースへ。少し下ったところで気配を感じて振り向くと、至近距離にカモシカがいた。まだ子どものようだ。野鳥観察のため熊鈴を外していたタイミングだった。
15時10分、花童子の宮跡に到着。ガスの下に出て視界が開ける。シャクナゲやムラサキヤシオが咲いている。
15時25分、再び東屋を通過し、その先で尾根から谷へと下る。15時40分、駐車場に到着。
山頂は終始ガスで展望こそなかったものの、野鳥や花々との出会いに恵まれ、満足のいく山行となった。
詳細レポ:https://kamokamo.sakura.ne.jp/home/260524-2/