山は最高だね⛰️
槍ヶ岳・穂高岳・上高地
(長野, 岐阜, 富山)
2026年07月21日(火)〜22日(水)
2日間
ソロで1泊2日の山行に行くのは久しぶりで、とにかく楽しかった!
コバイケイソウが当たり年だと話題になっているが、それ以外の花も成長状態がとてもよいので、見応えがすごい!
以下、この山行で感じた気持ちを記録しておきたく、個人用にいろいろ書くのでもし時間あればどーぞ。
【山行の振り返り】
面白い子が三俣山荘で働いている、伊藤圭さんから話を聞いて三俣山荘を見たくなった、伊藤敦子さんと話してみたかった、行ったことない山域なので行きたかった、これらの理由から1泊2日で三俣山荘に行った。
暑い時間の行動は避けたかったのと、差し入れが要冷蔵だったので、午前中に着くように予定を組んだ。
10時半ぐらいに着いて、ジビエ丼食べて一杯飲んで、伊藤敦子さんに小屋の案内をしてもらい、午後は小屋のお手伝いをした。
夕食を食べ、ダケカン林手前までお散歩に行き、夜喫茶でラムチャイ(だったかな?)を飲みながらボケーっとして、小屋番の人たちと話して寝た。
翌朝、快晴予報でだったが、運がいいことにガスっていて快適な下山ができた。(景色を楽しみにしていた人には申し訳ないが…)
今回はどこのピークにも寄らず、最短経路で三俣山荘に行き、最短経路で下山した。
【こんな登山もあっていいじゃん】
三俣山荘に泊まるとなると、双六岳や三俣蓮華岳、そして鷲羽岳に登る人がほとんどだろう。
ピークに行くことだけが登山ではなく、むしろ自分は歩いている方が好きなので、たまにはどこにも登らない登山もいいなと思った。
メインは三俣山荘泊、次にお花だったので、その目的が達成できてとても満足している。
普通に山に登っていたころは、同じ道は歩きたくないって思っていたが、今回は行きも帰りも同じ道を歩いた。
登り下りで目線が変わり、2回目だからこその発見もあり、ピストンも結構いいなって気づいてしまった。
【わたしは何のために働いているんだ?】
今回のメインテーマ。
岩魚留小屋再生プロジェクトを筆頭に、島々山荘や地域のことなど色々やっている。
しかし、たまにスイッチが切れて、別に儲かるわけでもないのに、なんでこんなことやってるんだろう…と思うことがある。
その答えが山にあるかもしれない…と思い、2日間休暇を取った。
そして忘れかけていた重大なことに気がついた。
「わたしが山に求めるものは、達成感、絶景やお花畑、山のいろんな知識ではなく、『人』だ。笑顔の人や真剣に歩く人など、山で人と会うととても幸せな気持ちになる。」
どこ目線やねんとは思うが、山で人と話すのが好き、人と行く山の方が好き、人の少ない山に特別惹かれないことなどを考えると、単純に人が喜んでいる姿を見るのが好きで、私は根っからのサービス業の人間なんだと思う。
本山行でも、とにかく山に来ている人はみんな幸せそうだった。その幸せを自分も吸い取って幸せを感じたんだと思う。
つまり、わたしが働く理由は、
「みんなの幸せを守ること!」
大袈裟な理由かもしれないが、実際に今あるものがなくなってしまうと、その分幸せも失われてしまうと思う。今あるものを守り、未来へつないでいく、それがみんなの幸せを守ることであり、自分が働く理由だ。
【山は自己表現するための舞台】
人はなぜ山に登るのか…と考えながら歩いていた。
今回出た結論は、「山は自己表現するための舞台」なんだということ。
山に登るためには、登山道具を揃え、山について調べ、山小屋の予約をし、日々のトレーニングをして、行動食の買い物をして、パッキングして…と数多くの準備が必要だ。
それらの稽古を重ねた結果、本番の舞台では、日頃のストレスをぶちまけに来た!俺にはこんなけ体力があるんだ!仲間と楽しく登るんだ!生きる理由を探しにきた!などなど、人それぞれ様々な想いを持って山を舞っているようにみえた。
稽古(準備)〜舞台(山行)までの過程が面白くて、山登っているのかな…と。
そして舞台のレベルも学芸会レベルからブロードウェイレベルまであるのが、登山という趣味の面白く恐ろしい面でもある。
【山でのゴミ拾い】
去年一緒に山に行った人がゴミを拾ってるのをみて、自分も拾い始めた。
前提として、東京の道端に落ちてるゴミを拾うほど、わたしの心は綺麗ではない。
山でゴミを拾う1番の理由は、そのゴミを落とした人に悪意がないから。
ゴミの種類で多いのが、飴袋。ポケットに入れたはずが落ちたなど、登山者によるミスがゴミの大部分だと思う。(過去、自分も落としたかもしれない)
同じ山を登る仲間のミスをカバーすると考えれば、全然苦ではないなと思ってゴミを拾っている。
あとは、拾ったら何かいいことがあるのではないか、という卑しい気持ちももちろんある笑
ゴミを落とした人、落ちているゴミを拾わない人を責めるつもりは全くない。
もしゴミを見つけたとき、心と体力に余裕があれば拾ってみてほしい。そうやって登山者全体でミスをカバーし合えれば、きっと山も喜んでくれるはず。
【小屋番時代への回帰】
小屋番から離れてから2年目。同じ小屋番仲間の話を聞いて正直羨ましいと思いつつ、戻りたいかと言われればそうではない。
三俣山荘で小屋のお手伝いに連れて行ってもらったり、小屋番たちの働く姿を見たり、ちょっと近場まで空身で散歩に行ったりしたのが、小屋番時代を思い出させてくれた。
懐かしい気持ちになれてとてもよかった。
【三俣山荘】
三俣山荘、控えめに言って1番の山小屋だった。
とにかくスタッフの対応が素晴らしい。今の時代、山小屋も立派なサービス業。忙しいからかムスッとしてるスタッフなんて時代錯誤も甚だしい。
ただし、サービス業だからと言って、高級ホテルのような接客を求めているのではなく、山小屋らしい接客をみな求めていると思う。「山小屋らしい接客」という絶妙な感覚を三俣山荘の小屋番は持っていて、小屋にいてもとても心地よかった。
スタッフだけでなく、数々の独自の取り組みや、小屋内でも見られる歴史ある建築物へのリスペクト等、自分の好きな要素が溢れていてとってもいい小屋でした!!
【最後に】
今回の山行で感じたことを今後の仕事に活かせるならば、2日間の休暇は全然無駄ではないはず…!
山に関わるすべての人の幸せを守るために、頑張って働こうと思う。
岩魚留小屋の再生プロジェクトはまだまだ始まったばかり。今回もいろんな人に声かけてもらったので、最優先で頑張ります!
伊藤敦子さん、三俣山荘の小屋番の皆さん、三俣山荘を守ってきてくださった皆さん、そしてお会いした登山者のみなさん、ありがとうございました!!