04:36
10.6 km
1041 m
浅田次郎の思い出探しに御岳山へ
大岳山・御岳山・御前山 (東京, 山梨)
2025.12.13(土) 日帰り
2025年も終わりに近づいてきている中、本日は御岳山に登って参りました。 今回の登山の目的は、作家 浅田次郎さんの母親の生家がここ御岳山にあったという事を作品内で知ったので、先生の作品内で描かれた場所を実際に見物してこようと思った訳です。 所謂、聖地巡礼です。 (元々御岳山は聖なる場所なので二重の意味になりますね) 作品は戦前〜戦後の時代の話になるので、半世紀以上の時間が経過しています。なので舞台になった日本屋敷は無くなり、参道も巡礼者ではなく観光客向きに改装されていたりとかなり様変わりしていました。 でも、杉並木や神代ケヤキ、天狗岩などは残っていてそこを通る時 「作品内ではここで神隠しが起きたんだよなぁ」 「ここからあの人が転落したんだ…」 なんて感慨深いものがありました。 御岳山まではあっという間なので、ロックガーデン経由で大岳山まで登ってきました。 以前は鋸山から登ってきたので、今回は逆向きに登る事になります。 ロックガーデンはその名の通り苔むした岩が転がり宛ら日本庭園のような趣きがあり、心が洗われるようです。 もう紅葉は終わり落葉していますが、それでも素晴らしい光景。夏にも来たいですね。 大岳山までの道は明瞭ですが、切り立った場所も多くすれ違う際は注意が必要。登山客も多いので譲り合いの精神で行きます。 そして山頂が混雑しているのもいつもの風景。 登頂は丁度12時でしたが、空気が冷たく、汗が滲んだ身体には酷。お昼を済ませて下山します。 帰りは奥の院経由で御岳山まで。 この道は以前歩きましたが、やっぱり木の根がすごい。 そして無事ケーブルカー駅まで帰還しました。 ふと思ったのですが、次郎少年は参道近くの家を飛び出しロックガーデン内を通過し、滝や天狗岩の辺りで遊んでいたらしいです。 もし、これが本当ならとんでもない豪脚と体力の持ち主ではないでしょうか… それともこの時代の子供はこれがデフォルトだったのでしょうか。