じっと我慢の和名倉山
和名倉山・笠取山・東仙波
(山梨, 長野, 埼玉)
2026年05月06日(水)
日帰り
GW2日から6日の連休、予定と天気が合わず、5日いい天気だったのに行けず、結局山へいけたのが、2日と6日のみ。
6日の天気は晴れ間もあるものの、曇りがち予報。
ならば天候に関わらず、眺望のあまりない山ということで、マイナーな和名倉山選択。
もともと、遭難本や動画に出てきたので、有名な山と思いこみ、いつか行ってみようと思ってました。
が、秩父側、山梨側いずれから行っても長時間コース。
山梨側からだと将監峠で一泊が定番とか。
ならば秩父側からですが、ピークハントも無く、ずっと眺望ないという、行く意味あるの?、と言われそうな山行。
ストイックに山と向き合うための登山となります。
でも、奥多摩や秩父の山々を登ると、あちこちから見える大きな立派な山。
いつか行かねばと思いつつ、大変そうなので保留してきました。
山名も秩父側からは和名倉山ですが、甲府側からは白石山とのこと。
甲府側の謂われは、石灰岩で構成だから白い石の山。
秩父側は、和名倉沢からきたとか、土質名称が転じてとか、検索すると諸説あります。
しかし、何処にでもある白石山より、和名倉山のほうが良い気がします。
さて、秩父側から出発する際、人気は埼玉大学秩父山寮近くの「大洞川吊り橋への駐車場」が登山口最寄りとのことですが、駐車できる台数が限られGWなので吊り橋見学者も多かろう、加えて二瀬ダムが交互通行なので三峰神社帰りの渋滞にハマりそう、と断念。
一方、140号沿いの二瀬ダム駐車場。
埼玉県秩父市大滝1224−3
駐車可能台数も多く、トイレもあるようです。
人気がないのか、お昼時に戻ってもガラガラでした。
お店もしっかりシャッターが閉まってました。
薄暗い時分に到着しましたが、トイレは明かりが点いてました。一応水洗トイレです。
[二瀬尾根コース]
駐車場から、登山口へ至る吊り橋までは歩道の無い道路歩き。
しかもダム堰堤は車1台しか通れず、交互通行。
早朝から、三峰神社方面に登る車がチラホラ。
道沿いにペンション風の建物が見えてくると、その脇に吊り橋入口表示。
建物は埼玉大学秩父山寮とのことですが、使われていないような感じ。
脇の砂利道を降りて斜面沿いに進み、吊り橋へ。
お一人スライドですが、出で立ちから、どうも登山者ではなさそう。
吊り橋に到着すると、斜面下でガサゴソ。鹿が逃げていきました。
撮る間がなかった。
ギシギシ音がしますが、意外としっかりしている吊り橋を渡ると左右に道が分岐。
右側は通行止めのようです。
登山口は左に進みます。
ここで、早くも要注意ポイント。
道が狭い上に、岩を越えたり、斜面下はダム湖。
以前読んだ遭難本では、どこかで滑落してしまったとか。
ダムや人が通るのが見えるのになかなか声が通じず、往生したとか。
くわばらくわばら。気をつけて行きましょう。
トラバース区間を抜けて林に入ると、
早速の斜面つづら折の急登。
あまり手入れされていない登山道らしく、倒木多数。
跨いだり、迂回したり。
倒木に関しては、以降全区間で散見されました。
のっけから、辛抱我慢の登り上げ。
斜面から、尾根に取り付いてもやっぱり急坂。
多少左右にジグザクしますが、ほぼ直登。
なにげに落ち葉もあったりします。
回りは木々に遮られ、気分転換もできず。
2箇所ほど小さなピークを越え、少し下りますが、基本ずっと登り。
復路は登り返しが少なくてよかったですが、黙々と登ります。
蜘蛛の巣が多かったので、先客はいないようです。
長い長い登りが一段落すると、斜面沿いに広い山道が出現。
昔の林業などで使われた道でしょうか。
フラットで歩きやすく、足休めになる、と思いきや。
長くは続かず、倒木・落石・土砂崩れ・地滑り等々、障害物走状態に。
崩れている箇所でも、踏み跡があるので道迷いはなかったですが、
崖沿いなのに道幅が極端にせまくなったり、この区間も要注意。
加えて、放棄されたワイヤーがそこかしこに。
足に引っ掛けたら靴が裂けそう。
下ばかり気をつけていると、木々を渡って、張ってあるものも。調子よく進むとギロチンになります。
崩落区間を抜けると、造林小屋跡到着。
ワイヤーが最も多く残っていて、それを避けるためか、前後区間で踏み跡がやや不鮮明。
金たらいや工具か何か、いろいろ落ちてます。
ブルーシートもありましたが、劣化していないので最近だれか張ったか。
小屋跡の先で道迷い。
ピンクテープを辿ったら、ルート逸脱。
yamapにないコースもあるようです。
小屋跡の先には、左右に踏み跡がありますが、正しいルートは右斜面を登り上げ。
ここから、再び一方的な登りが再開。
ガレ場を縫って、再びジグザクに登り上げ。
一度広めの尾根に出て落ち葉の道を登り上げますが、
やがて、尾根が狭くなり、灌木の間を縫って進みます。
ここで、唯一のすれ違いハイカーあり。
落合から登り、将監峠でテント泊して、二瀬ダムに下山するとのこと。
尾根歩きが終わると、今度は斜面のトラバース区間。
こちらの斜面も所々崩れて、狭くなったり急峻になったり。
日当たりの良い広場(眺望はありません)を抜けると、また、雰囲気が変わります。
原生林を思わせる、苔むした林の中を比較的緩やかに登り上げ。
登り上げると、今度は比較的斜度の緩い斜面のトラバース。
原生林から、葉の無い立木にモードチェンジ。
立ち枯れなのか、寒くてまだ芽が出ないのか。
木々に遮られ眺望はよくありませんが、明るい道を進みます。
しばらくすると、待望の山頂分岐到着。
ちょうど、将監峠からきた人が登っていきます。
さて、山頂へのアプローチ、さぞ急登と思いきや、
なんとずっと、なだらかに、ゆっくり登り上げます。
再び周囲が原生林ぽく変わったら、山頂到着。
びっくり、直前に登っていった人とあわせて4名滞留。
いずれも甲府方面から来た方と思われます。
ここまで4時間。まとまった休憩もとらず、写真もとらず、我慢我慢で登りに専念。
ずっと登りだったお陰で、復路は、ほとんど登り返しがなかったので、滑り落ちるように下山。
しかし、頂上以降は誰とも会わず。
本日、二瀬尾根コースピストンは一人だったようです。
道路に戻ってみると、三峰神社からの帰りの車は、まだ少なく、逆にどんどん登ってました。
一方、道路沿いの駐車場は、何台か駐車されて家族連れが吊り橋に下っていきました。
予想が半分外れて、半分あたった。
本日は目の保養となるものはありませんでしたが、和名倉山の大きさを実感した山行でした。