雷山　君にも見える”いかづっちょ”

朝、外を見ると雪は、ほぼ降らなかった。ならば、と　ここに行ってみた。 先週も来たが、急傾斜にうっすら雪が乗って、滑り止めのたぐいを用意してなく帰った。 が、それが下見になったんだ。うん。 夏針集落の先も除雪されてたので、進んだはいいがUターンできずにバックで集落までもどり 通行の妨げにならない余地に停め、歩き出す。 地図通りのいさぎよい急登。思いっきり湿った雪を一歩一歩踏んで行く。 途中、中間着を脱ぐ。木に乗っていたかなりの量の雪が、となりでどすんと落ちたり。 まっすぐ続く急登が笑ってしまうほど、目の前に。 ほうほうの体で山頂広場へ。小屋は使えない情報を得ていたが、それを確かめるべく近づく。やはり中には入れない。 下りは雪質的に快適とは言えないが、それでも上りであえいだのとは随分と異なる。 景色見えなくとも、無心に脚を上げ続けるだけで、なんか「気」が満ちてくる。だから寸暇を惜しんででも。（山へ）行ってしまうのかもしれない。