活動データ
タイム
16:10
距離
25.0km
のぼり
2409m
くだり
2403m
活動詳細
すべて見る南アルプス深南部でベスト幕営地と呼ばれている広大な笹原の鹿ノ平でテント泊を楽しみました。 登ってみて不動岳は思った以上に良い山だなぁと思いました。しかし当初計画は登頂そのものが大きな目的ではありません。実際はこの周回コースでも頑張れば日帰りは可能と思われます。テン泊装備の場合ちょっとでも荷を軽くしたいなっていうのが先行してしまうのですが、時間の余裕もあることから軽さよりも快適さと安全さに比重を置いてスタートします。 【アクセス】 浜松市街から水窪に向かうR152及び迂回路が道路崩落のため、通行止です。 https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/dourohozen/saigai/kisei_202007.html そのため、三遠南信道で佐久間経由の必要があります。 【コース概要】 戸中川林道ゲート~矢筈山 ゲートを越えてすぐ左に進み橋を渡ります。すると小屋があります。その右側の階段が取付きです。 黒い導水ホースに沿ってしばらく進むのですが、注意点として途中で左の尾根に乗り換えます。 矢筈山からは斜度が緩み道が広い稜線歩きになります。黄葉の時期が合って明るい黄色のアーチの中を気持ちよく歩ける所です。 六呂場峠~鹿ノ平 黒沢山への分岐辺りから、ずっと悪尾根のアップダウン。携帯電話なんて当然繋がらない深山です。ここで足を踏み外したりしたらなんて考えるとゾッとします。足運びは慎重に。 六呂場山に近づくと、その山容はとても立派に見えます。距離と高さに違和感を覚えるレベルです。そう、西側からは恐ろしい斜度。とてもテン泊装備で攀じ登れるところではないので、北側にまわり込んで何とか登頂する。御褒美のように深南部を歩かれている方なら目にするであろう【耳目は欺かない 判断が欺くのだ】のプレートが迎えてくれる。 .1799ピーク辺りで水の音が聞こえてくる。鹿ノ平までは尾根に忠実に歩く必要があるが、踏み跡がある巻道っぽい道があった。アケ河内の源流に行く道だろうか。ここで水が取れるのは知っていましたが、ここまで消費も少なくたっぷり背負っているのでスルーします。 鹿ノ平への最後の登りは、笹の中を突っ込み手で笹を持ちながら身体を持ち上げる感じです。 すると一面笹原が広がりここはサッカー場かよ?みたいな鹿ノ平へ到着です。 幕営適地は沢山あります。暫く周辺を散策して多分ベストと思われる場所にテントを張りました。 不動岳~鎌薙の頭~鎌薙尾根登山口 どこを歩いても自由な感じな割には方向は間違えようがないと思います。笹の中を歩くところがあります。足元は見えにくいところがあって倒木なんかがあると脛をぶつけます。これはこのエリアではよくあることですね。 不動岳への登りは、たまに後ろを振り返って下さい。素敵な景色が広がっていますよ。 下山ルートの鎌薙尾根は、マーキングが沢山付いています。もし見失ったら道を外れている可能性があるのでよく周りをチェックしてください。崩落地からは丸盆岳や黒法師岳が綺麗に見えるポイントです。 【感想】 写真では何度も何度も見ていましたし想像はしていましたが、実際に感じた鹿ノ平は本当に最高な場所でした。 散策したり寝転んだり、どの方向も口角が自然に上がってしまう感じで飽きません。訪れたほとんどの登山者の期待を上回る別天地と言って良いでしょう。 そんな鹿ノ平での幕営は、天気に恵まれてサンセットもサンライズも感動ものでした。 丁度ブルームーンの日に当たり満月の明るい夜。 その薄明かり差す夜は、鹿がこの広大な笹原に遊びに来る。タッタッと足音が近い。テントのすぐ外を通っているのが分かる。 そしてキャッ、キューと鳴く鳴く 笑 静岡の天気予報でも朝晩冷え込むというのは本当で万全の準備はしたつもりではありましたが、寒さの耐性は無さそうです…。
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